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HelveticaBooks短編小説賞概要&主催者に聞いてみた

ヘルベチカブックス短編小説賞概要記事アイキャッチ 公募情報

小説賞のなかには、作者の肩書きやSNSパワーが加味されるものがあり、どうもフェアじゃないな、と感じる場合もあるかもしれません。

そういう人におすすめなのがこちらの「HelveticaBooks短編小説賞」。

この賞は、完全匿名での応募になります。

むしろ個人情報が入っていると不受理になる徹底ぶり。

以下どういう賞なのか見ていきます。主催者に直接うかがって記事作成しておりますので、何か応募のヒントになるかも?

これは紹介記事なので、詳しい応募要項は、公式サイトで確認してください。



HelveticaBooks短編小説賞とは?

2024年に新設された、テーマありノンジャンル短編賞です。

HelveticaBooksが主催しています。第1回以後も、継続して賞開催を行う予定があるそうです。

受賞作は、電子書籍アンソロジー『KUBISM』(クビズム)に収録予定とのこと。

HelveticaBooks(ヘルベチカブックス)とは?

しのき美緒さんが個人で運営されている出版メディアです。

運営方針としては、

「インディーズ作家が世に知られるような、ファンを獲得できるような場を作っていくこと。そのためのお手伝い(校正・添削、企画や出版(配信))をしていきます」

だそう。

HelveticaBooks短編小説賞は、HelveticaBooksをもっと知ってもらうきっかけになればと思って始められたとのこと。

アマチュア作家が世に知られる窓口を作ってくださる方針のようなので、世に出たい作家志望者は、積極的に盛り立てていくと、将来の自分の可能性を開くことにつながるかも。

しのきさんはnoteでも活動されておいでなので、アカウントをフォローしてみると、何かヒントが得られるかも?



第1回募集内容※募集終了

第1回の募集は締め切りました

テーマ

HelveticaBooks短編小説賞の、第1回のテーマは以下です。

  • テーマ:「生首」

※ジャンル不問。必要資格はなく、誰でも応募できます。重複応募不可。

テーマはホラーっぽいですが、募集はノンジャンルです。

規定文字数

  • 4000字から1万字
  • 日本語で書かれた自作かつ新作未発表の小説。(同人誌掲載・投稿サイト公開も不可)。

特に、投稿サイト公開済み作品NGなので注意。

規定文字数の上限値から下限値までの幅が広めなので、いろいろなスタイルで書けそうですね。



注意点

  • 応募はひとり1作品。
  • 過度に暴力的・性的な表現は不可。
  • WEB応募のみ。

ここすごく大事なのですが、応募はHelveticaBooksホームページからメールで送付する形式です。(5月1日以降応募できるようになります)


応募時の体裁

応募作はメールで送付です。体裁は以下を厳守。

  • メールタイトル:『生首応募作品』
  • メール本文:小説のタイトルを記載 AI使用の場合はその旨を明記。小説本文はファイル添付。
  • 添付ファイル(応募原稿)の形式:マイクロソフトワード(拡張子.doc または.docx.)、テキスト(拡張子txt.)。
  • 縦書き横書きは問いませんが、Wordでの原稿用紙形式は不可

ペンネームや本名、個人情報が少しでも記載されていた場合は不受理となりますので、ご注意ください。

noteの募集要項記事より

完全匿名性応募という点が珍しいです。

選考時にネームバリューとSNSパワーを加味しない賞のようなので、フェア度が高い印象です。

Wordでの原稿用紙形式が不可の理由は、ルビがずれたりして極めて読みづらいから、だそうです。


・ほかに匿名性の短編賞に興味がある方はこちらの記事もどうぞ↓




AIの使用について

使用OK。ただしAI使用の旨を明記

AIを使っても作品の当落には関係しないと、募集要項に明記されています。


応募期間と発表の予定

  • 応募期間 2024年05月01日~2024年06月30日
  • 中間発表 7月末頃
  • 受賞者発表 8月末頃

結果がわりと早く出る点が嬉しいですね。

発表は、HelveticaBooksホームページにて行われるそうです。

賞・賞典の内容

  • 最優秀作品:1作 Amazonギフト券1万円
  • 優秀作品:3作 Amazonギフト券3千円
  • 特別審査員賞:1作 図書券1万円
  • 奇跡の5秒前賞:受賞数未定 杵島先生が作品を朗読動画
  • new 紙書籍化

最優秀、優秀、特別審査員賞の入賞作品は、電子書籍 アンソロジー『KUBISM』に収録されるようです。

奇跡の5秒前賞はプロ声優・杵島先生が作品を朗読。動画になります。採用数未定。

紙書籍化については、詳細は不明なのですが(今後の公式の発表をお待ちください)、来年の文学フリマ東京や(あと、大阪か京都)で販売するとのことです。ISBNコードを付けて販売予定とのこと。


審査員(敬称略)

  • HelveticaBooks しのき美緒
  • KUBISM社中(絵空事、はやくもよいち、待井小雨)(五十音順)
  • 特別審査員 藤白圭

藤白圭さんはコメントを出されており、

第一回HelveticaBooks短編小説賞の審査員を務めさせていただくことになりました。

テーマが『生首』なだけに、新しい切り口の、既存の枠にとらわれないキレッキレな作品をお待ちしております。 文章力に自信がない方であっても、熱意は必ず伝わります!

皆様の渾身の一作、楽しみにしています。

しのき美緒さんのnote記事より

だそうです。

応募時には審査員の作品を何冊か読んで、研究してみるといいかもしれません。


一例)

藤白圭さんの作品が読んでみたいという人はこちら↓

『意味が分かると怖い謎解き 祝いの歌 (オトトモジ)』

しのきさんの作品が読んでみたいという人はこちら↓

・『BEKKO2022winter』

他にもいろいろな作品がありますので、探してみては。

第1回の経過

  • 応募総数:90作




まとめ

応募要項は最新のものを、HelveticaBooks公式サイトorしのき美緒さんのnoteを要確認のこと。

第1回ということで賞傾向も未知数ですので、自分が賞傾向を作って見せるという意気込みで送ってみてはいかがでしょうか?

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