- 小説を投稿する場を探している
- noteで小説を上げてみたいけど、注意すべきことを知りたい
2年ほど使ってみての、個人的感想になります。
note(公式HPはこちら)は文章、漫画、音声、写真などを投稿できる、無料で使える投稿サイトです。
記事を有料に設定すれば、マネタイズすることも可能です。小説を売っている人もいます。
ところで、noteで小説を書くのはどうなの、読まれるの?
という疑問に、個人的主観で答えるなら、
正直noteの体裁では、長文は読みづらい。長編ならTalesへ。というのが結論です。
短編を上げるか、長編ならかなり短く切って出した方がいいと思います。
以下では、noteで小説を書くメリットとデメリットについて、代替サイト(Tales)について、などを見ていきます。
noteに小説を公開するデメリット
無料版だと予約投稿ができない
デフォルトで予約投稿ができないのは、小説サイトとしては地味に不便です。
無料ユーザーの場合、投稿時に、必ずnoteにログインして投稿ボタンを押す必要があるので、時間的拘束感があります。
フォロワー数や記事数が少ないと、フォロワーも伸びにくい
どこのSNSでも同じだと思いますが、投稿記事数やフォロワー数は一定の信頼感になるので、それがない登録初期時点では、わりとぞんざいな扱いを受けることもままあります。
特に、noteはブログとして使っている人が多い場であるため、小説というだけで読むのが若干めんどくさいと感じる人もいます。
気長にコンテンツを増やして自分が何者かを発信していきましょう。
noteは長編小説の投稿にはあまり向いていない
小説投稿サイトが、小説を読む前提に作られているのに対して、noteはあまり小説に特化していません。
小説を拝読することもあるのですが、正直、長いと目が泳いでしまい、非常に読みにくいです。
長文を読むようにはできていないなと感じます。
小説を読む目的でnoteに来る人は、小説投稿サイトより少ないです。そのため、小説で勝負をかけようと思ったら、やはり小説投稿サイトのほうが閲覧者も多いし、ユーザビリティもいいです。
なお、noteは2025年に小説投稿のサイトを立ち上げました。
Tales(テイルズ)という名前です。
長編小説を書きたくて、noteの創作大賞に応募したい場合は、使ってみてもいいかも。ただし、noteと違って、Talesには広告が入ります。
どうしてもnoteで長めの小説を上げたいという人は、小説投稿サイトのサブとして、あまり反応に期待せずに使うのがいいと思います。
noteを小説投稿に使う場合、改行を多めに使い、長編の場合かなり短めに区切るなどして、読みやすさに配慮することをおすすめします。
noteに小説を公開するメリット
お題に沿った記事を書くとプレゼントが当たることも
noteでは、いつも何らかのお題が提示されています。
中には、企業が後援しているお題もあり、それに応募すると、アマゾンギフト券などが当たることもあります。応募数がとんでもないですが。
また、お題に沿って書き、指定のタグを付けると、いつもより閲覧数が増えやすい傾向にあります。
noteでの公募(コンテスト)に応募できる
note内では小説の公募も行われています(多くはないですが)。
一番大きいのは、note創作大賞かと思います。
何社もの出版社が協賛し、受賞作は書籍化が検討されたりします。
なお、note創作大賞は、一次はかなりの数の作品が通過するのですが、「スキ」の数の多さや読了率が評価に加味されている印象があり、賞を狙いたかったらまずスキを集めるのが近道かと思います。
そのためにはフォロワーを増やすのが最優先事項となり、必然的に、日ごろから良い記事、重要な情報などを発信していくための努力が必要となってきます。
note創作大賞2022で何らかの賞を取った作品は、すべて、スキが3桁以上あります。3桁に満たない作品は一作もありませんでした。スキは選考においてかなり重要な要素と思われます。
※なお、2024年の創作大賞では、だいたいスキ50を超えたくらいからの作品が受賞しています。あまりスキを集められなくても、期待が持てるようになってきたのかも? (しかし50集めるのも結構大変な印象があります)
短歌・俳句・掌編などは見てもらいやすい
noteは、あなたがフォロワーを4桁くらい抱えているのでなければ、長編は読まれにくいです。
もし、そんなにフォロワーが多くない場合は、長編より、短編・掌編・詩・俳句・短歌など、短い時間で読んでもらえるものを発信したほうが、読了率が高くなりやすいです。
読者の負担が少ないですし、読者も、短いなら読んでみてもいいかな。と思いやすいからです。
詩や短歌、俳句などの短い創作物はnoteでは読みやすいので、ガンガン上げていくと良いのかなと思います。
短歌や俳句は、若い世代にも作り手が増えているので、noteに投稿することによって、仲間が増やしやすいかもしれません。
また短歌や俳句にマッチする写真や、どういう気持ちで作品を作ったか、などを書き添えるのも◎。
ブログ的な要素も加わり、ブログがメインの場であるnoteでも、読まれやすさが上がりやすいです。

ちょいちょい、「こういう小説賞に応募した」などの創作勢としての近況などを書いていくと、同じ趣味の人と繋がりやすいかもしれません。
また、noteは著作物の宣伝画像を貼る行為も禁止されていないようなので、宣伝を行う場としても向いています。
noteでアカウントを取っている作家はプロアマ問わずかなりいる様子なので、そういう仲間を見つけるのは楽しいかと思います。
Tales(テイルズ)という選択肢
noteから派生した小説投稿特化サイト・Talesが、2025年に正式オープンしました。
オープンしたてなので、特徴はこれから出てくる感じなのでまだ何とも言えないです。
パッと外観を見た感じでは、表紙イラストの機能がないところが、カクヨムの雰囲気に似ていると感じます。
- 表紙イラストをいれたくない人
- noteと連携した小説サイトでやってみたい人
- 創作大賞を長編小説で狙いに行く人
表紙イラストを入れたくないなら、カクヨムでもいいと思うのですが、Talesはカクヨムより流速が穏やかそうな点がいいかなと思います。
noteに長文を上げるよりはTalesに上げたほうがいいとは思います。それに、noteは無料ユーザーだと予約投稿ができませんが、Talesは無課金で予約投稿ができます。
なおTalesへの投稿物は、noteの創作大賞に応募することができるので、その点がTalesにアカウントを取る大きなメリットかなと思います。
まとめ
- noteで長文は読みにくい。改行を心掛けて。
- 短歌、俳句、詩などがおすすめ。
- 著作宣伝、読書感想を書くブログ的な場として向いてる
- noteは小説投稿サイトのサブとして用い、noteの公募に出すと公募がはかどります。
- 長文だとテイルズのほうがいいかもしれない
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