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下読みサメダの考える、スムーズな作家へのルート

作家へのスムーズなルートアイキャッチ 下読みのつぶやき

作家になりたいと思う人は多いですよね。

こんな記事を見に来る人は、かなり志望度も高いんじゃないかと思います。

でも、どこで活躍する作家になりたいのかによって、攻め方も違うのではないでしょうか。

閲覧数を伸ばして拾い上げを期待する人、小説投稿サイトのコンテストに勝ち上がって書籍化したい人、クラシックに出版社主催公募からの受賞で作家になりたい人、色々いると思います。

今回の記事では、一般文芸系の作家になりたい場合の、スムーズなルートについて、一般文芸系下読み経験者のサメダが考えてみました。

なお、一度も書籍デビューしていない場合の人のための記事です。

この記事は、下読みの総意ではなく、下読み経験者サメダ個人の主観です。あまりあてにしないでください。


ステップ1.webの賞で賞歴をつける

各種小説投稿サイトでは、何らかの賞が、常に開催されていると言っても過言ではありません。ただし、その賞の多くは、受賞しても作家にはなれません。

作家になりたいのに、作家になれない賞に応募する価値があるの? 

と思うかもしれません。

大事なのは、どんな小さな賞でもいいので、賞歴をつけることです。

賞歴がある書き手と、無い書き手だと、賞歴がある方が、選考時に強いです。

また、賞歴をつけると、ハクがつくせいか、次の賞が取りやすくなる傾向にあります。

サメダ
サメダ

1つ賞を取った受賞者が、あちこちで立てつづけに受賞する、

というケースを見たことはありませんか?

なお、web小説はweb小説で人気を出す難しさがある上、応募数がとんでもないので、

当たったらラッキーくらいに思っておくのと、

当たらないからと言って腐らず、コンスタントに応募するのがコツです。

まずは小さい賞を1つでも取っていくことを考えましょう。

応募しないことには賞は取れないので、何が何でも作品を書きあげましょう。応募先があるのであれば、短編でもいいです。

このステップで書籍化する賞が取れれば、これ以上この記事を読み進める必要はないです。

ステップ2.地方文学賞や短編賞に応募

ある程度webで賞歴をつけられたら、次は、地方文学賞か、短編の賞に挑んでみましょう。

地方文学賞というのは、地方自治体が開催している賞です。

その地域の特色を入れた作品を募集している場合が多いです。

毎年募集しているものもあれば、その年限りの募集の場合もあります。

なぜ出版社が主催する賞ではなくて、地方文学賞や短編賞をすすめるのかというと、応募者が少ない場合が多く、受賞の穴場だからです。

また、地方文学賞で長編を募集している賞はあまり多くなく、短編~中編での応募になりがちで、必然的に、応募作品を書きあげるのにかかる時間が比較的少なくて済みます

とはいえ、ある地方を舞台にした作品、という募集の場合、その地方の歴史や風土を調べるというコストは惜しみなくかけましょう。

地元の人である場合はかなり有利です。

自分の地元主催の地方文学賞がないか、常にチェックするとベター

また、このようなweb小説サイトの賞でない小説賞は、応募時に、経歴、受賞歴を書かせる場合が多く、これまでにつけたwebの賞歴が、効いてきやすいです。

けっこう経歴・職歴を重視しているのかなと思える賞もありますので、プロフィールは良く考えて、最大限に自分をアピールするように簡潔に書きましょう。

・代表的なノンジャンルの短編新人賞例(オレンジ文庫の短編小説新人賞考察記事に飛びます)

地方文学賞一覧(wikiへ飛びます)

地方文学賞は、終了・休止したりする場合が結構あるので、よく調べて応募してください。

このステップで書籍化できれば、これ以上この記事を読む必要はないです。

ステップ3.一般文芸の賞に応募する

出版社が主催している、一般文芸系の賞に受賞すると、作家としてデビューが確約されるケースが多いです。

一般文芸系の賞は、大抵は長編を募集しています。

ここで賞を取ることに的を絞っていく人は、何回か落ちることを見越して、

1年に1作以上、400字詰め原稿用紙換算で400~600くらいの枚数を、数年にわたって、それなりのクオリティで書きあげられる発想力と執筆スピードが欲しいところです。

・一般文芸の賞の例(攻略記事に飛びます)↓

一般文芸系の賞も、応募時に経歴と受賞歴を書かせる場合が多いです。

最終まで残った経歴があればそれは書いておきましょう。(※最近の最終残留歴じゃなければ、書かないほうがいいかも)

個人的には、小説投稿サイトで賞歴を持っている場合、一般文芸への応募時のペンネームは、小説投稿サイトのペンネームと同じにしておいた方がいいかなと思います。

受賞作のペンネームで検索して、他のサイトへも読みに来てくれる人もいるからです。

小説投稿を含め、SNS影響力は、様々な面で有利に働きます。

たとえ受賞できなくても、創作界隈で有名ということになれば、別件でお仕事が来たりする場合もあるようです。

ペンネームを使い分けると、リスクは最低限で済みますが、ネームバリューが分散してしまいます。

ただし、居住都道府県名を、ペンネームと併記して選考通過発表する賞もあるので、そのような賞に応募する場合、身バレしたくない人は、応募時のペンネームは、変えたほうがよさそうです。

自分の応募する賞が、居住都道府県名を公開する賞かどうか、応募前に、過去の結果発表ページを見て、確かめておきましょう。

なお、このところ一般文芸は、若い受賞者が目立ちます。

年を取っているから受賞させない、とはどこにも書いてありませんが、一般文芸に挑戦するなら、「最近は若い方が有利なのかな?」というムードは、受賞傾向からは浮かんでこないこともないな、と思います。

ですので、時間は大切にしたい印象です。

そこで、上に書いたステップ1~3は、同時並行的に行っていくのがいいのかなと思います。(ステップ1が踏めていると、加速装置が付くみたいな感じではあるのですが)

個人的な印象ですが、年齢高めで受賞を狙う場合、一般文芸系より、地方文学賞の方が勝ちやすいかもしれません。

作家デビューできる地方文学賞もあるので(太宰治賞、福山ミステリー文学新人賞など)、そちらを狙ってみてはいかがでしょうか。

福山ミステリー文学新人賞受賞のおすすめ本

こちらは主人公が短期間で別れた、三人の「彼女」たちをめぐるミステリー。

福ミスは本格ミステリーを募集しているので、トリック重視の作品が多いのですが、こちらはドラマ性も多分にある作品です。個人的には福ミスの本で一番推したい。



とにかく書かないことには、はじまりません。また、狙う賞の過去受賞作を研究するのもマストです。

さぼっちゃう人には、執筆しかできないツール・ポメラがおすすめ(好き嫌いあると思いますが)。

個人的には、執筆と同時にネットサーフィンができない不便さが、逆にはかどります。DM250は多機能ですが、200くらいの機能でも普通に執筆するぶんには十分かなと思います。



番外編・小説サイト以外のところで有名になる

賛否あるかと思いますが、昨今はSNS影響力がものを言います。

名が知られることで、自然と仕事が舞い込んできたりします。

何かを発信してみましょう。

配信もいいですし、ブログやエッセイ漫画をやってみるのもよいかと思います。

とにかく自分の発言力を高めて、何かの領域で権威を得ると、そこから本を出せる機会が生まれたりすることもあります(かなり運が良ければ)。

また、向き不向きがあると思いますが、同人活動もおすすめです。

小説だと、コミティアや文学フリマなどにサークル参加して、認知度を上げてみるといいかもしれません。出版社の編集さんが見に来ている場合もあるようです。



まとめ

web小説賞に挑戦→賞歴をつけたら一般小説賞にチャレンジ。一般小説賞の場合、賞歴をつけると賞レースに有利な場合も多い(賞によります)。

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