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【2024年回】『百合文芸』マンガ原作コンテストまとめ

百合文芸漫画原作コンテスト紹介記事アイキャッチ 各種賞の考察

百合文芸小説コンテスト(以下、百合文芸)は、2018年より開催されているコンテストです。

百合の小説コンは少ないので、競争倍率も高めですが、書き手の熱気もなみなみでないです。この賞の受賞者がほかのところで受賞あるいは単著デビューするなど、一種の登竜門的な印象もあります。

ところで2024年開催回から、要項が大きく変わりました

賞タイトルも、百合文芸小説コンテストから、『百合文芸』マンガ原作コンテストに変更になっています。

この『百合文芸』マンガ原作コンテストの募集が、前回までの賞の続き物であるかはわかりません。ただ、今年の百合祭りの開催告知を、待ちかねていた人も少なくないのではないでしょうか。

というわけで、この賞の概要と多少の対策、それから結果についてまとめてみました。

サメダが百合文芸のことを知ったのが5回(2023年回)からなので、気休め程度にお読みください。

2024年『百合文芸』マンガ原作コンテストの賞枠

大賞(1名)
賞品:賞金10万円、コミック百合姫にてコミカライズ確約

優秀賞(2名)
賞品:賞金3万円、pixivノベルに掲載

pixiv賞(若干名)
賞品:Amazon ギフトカード(2,000円分) 、pixivisionにて紹介

pixivのHPより
規定
  • 小説作品のみの受付
  • 文字数20,000字以上
  • 複数応募可
  • 日本語でオリジナルのみ

第5回は短編と中・長編の2部門に分かれていましたが、統合されました。文字数上限はないようです。また今回は賞を出している出版社が、コミック百合姫のみになります。

コミカライズ前提の賞ですが、応募は小説のみなので注意してください。



募集期間とテーマ

  • 募集期間:2024年7月2日(火)~2024年9月30日(月) 23:59
  • テーマ:女性同士の恋愛や友愛などの関係性をテーマにしたマンガ原作となる小説を募集

公式によると、

○こんな作品を求めています
女性同士の交流の中で生まれる、特別な親愛・関係性が描かれた作品。思わず口にしたくなるようなセリフや、心に沁みるシチュエーションに出会えることを期待しています。

pixivのHPより

だそうです。


AI使用の可否

この賞でのAI使用はNGです。

(※pixiv自体は、AI作品の投稿はできます)


対策

参考になるかわかりませんが、こちらに過去の百合文芸の情報をまとめてあります↓

ただ今回は、マンガ原作コンテストなので、これまでの賞とちょっと違うものになってくる可能性もあります。結果が出てみないことには何ともわからない、というのが今回の賞の特徴です。

2025/1追記:やり受賞傾向はだいぶ変わっていました

なお、マンガの原作として評価される作品がどういうものかは、以下を試してみると何かつかめるかも。

  • 他のコミカライズコンテストの受賞作
  • 『百合姫』に掲載されたマンガ原作小説
  • 『百合姫』そのもの
  • 商業ものの百合作品を読んでみる

順に見ていきます。

他のコミカライズコンテストの受賞作を読む

小説原作の、コミカライズコンテストの募集要項や総評を探して、読んでみるのがおすすめです。

ジャンルは違っていても、同じコミカライズということで、コミカライズ作品において求められているもののヒントが拾いやすいです。

『百合姫』に掲載されたマンガ原作小説を読む

百合文芸過去回の百合姫賞受賞作品を読む。

これがこの賞を攻略するための、かなり強い味方になるのではないかと思います。

この賞に入った作品は、当然ながら百合姫編集部に選ばれたわけなので、その理由を解析すれば、最短距離で傾向と対策に近づきやすいのではないでしょうか。

『百合姫』掲載のマンガ原作小説例
  • コミック百合姫2024年6月号(第5回受賞作「近日点はまだ遠く」のコミカライズが掲載されています)



・第4回の百合姫賞作品:『サルビアのブーケ』

受賞時は『人権意識が高い勇者』というタイトルでした。ファンタジー。



  • 第3回の百合姫賞作品:『夏とレモンとオーバーレイ』

ざっくり言うと、こじらせ系の百合です。舞台は現代。↓




『百合姫』そのものを読む

大賞は『百合姫』でコミカライズされるわけなので、『百合姫』にふさわしい作品が何かを考える必要があります。

そのためには、まず『百合姫』について知るのがベターではないでしょうか。

どういうジャンルの作品が掲載されていて、どういうジャンルは載っていないのか。その辺を考えるだけで何かヒントになるかもしれません。

『百合姫』愛読者は一歩有利かも……?

傾向を掴むには、なるべく最近の発行号を読むのがおすすめです。

漫画を読むのすら疲れるという人は、アニメ化された作品もあるので、そちらから入るのも、ハードルが低めでいいかもしれません。

アニメ化作品例

『私の百合はお仕事です!』


女学園風のコンセプトを持つカフェ「リーベ女学園」が舞台の百合。

主人公は可愛さと外面の良さに自信があるのですが、カフェで出会った女子が、実は因縁がある相手で外面がピンチに……? というところから始まる、お仕事要素ありの百合。


あとはAmazonでPrime Videoが見放題になるアマプラに加入して、百合物のアニメやドラマを研究してみるというのはいかがでしょうか。アマプラは月額600円で話題作をけっこう見られるので、コスパは良いかと思います。配送料がタダになるし。


商業ものの百合作品を読んでみる

商業ものの百合作品を読んでみることで、得られるメリットは多いです。

  • 既存の有名な商業百合とのネタ被りを避けられる
  • 売り物になるレベルがどのくらいなのか
  • どのくらいの描写までがOKなのか

など、さまざまなことがわかります。


・(参考)小説作品ですが、個人的なおすすめを貼っておきます。

漫画のおすすめ作だと、たぶんこのブログよりもっと詳しいサイトがあるので、そちらを探してみたらよろしかろうかと思います。

賞結果

2025年1月18日に、最終結果が発表になりました。

大賞1、優秀2、pixiv賞2

で、入賞数は5でした。

入賞作ジャンル内訳
  • ファンタジー:2作
  • 現代が舞台:3作

ただしファンタジーと言っても、世界観がっつりなファンタジーではなく、親しみやすい感じのファンタジーが賞に入っていました。

たしかに、百合姫に掲載されているファンタジーは、ライトなファンタジーが多めという気がします。

令嬢もので人気の先行連載作もありますし、その辺が今回の賞傾向に反映されたのかもしれません。


大賞は転生もの

ただ、いわゆる転生無双ではないです。

どうやら中身が入れ替わっているお嬢様。それを家族は肯定的に受け入れているのだが、お付きのメイドだけは受け入れられない。それが徐々に打ち解けていき、最後はお互いにとってかけがえのない存在になる……というような話です。

今回は、1,100作以上の応募があったとのこと、さらに過去回よりかなり受賞枠が減っており、相当な激戦だった模様です。

ただし、シリーズものをまとめた表示になおすと、353作だったので、2023年第5回の百合文芸と比べると、応募数は減ったという結果です。

受賞傾向も、2023年までの「百合文芸」とは変わったように感じます。

お互いを想う気持ちの濃さと、エモさが大事なのは変わらない気がしますが、より、ビジュアル化した時に見栄えのいい展開がみられる作品が、受賞作に多かった気がします。

わけがわからないがとにかくすごい作品、というよりは、王道のよさがある、という感じの作品が評価されたという感じが、個人的にします(あくまで私見です)。

まとめ

受賞傾向は、2023年までの「百合文芸」とは変わったように感じます。

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