エブリスタには2024年現在、16の投稿ジャンルがあります。
そのうちの「ホラー」ジャンルについて、現状や特徴などを紹介していきます。
エブリスタにホラー作品を投稿しようと思っている人、また書いてみたいなと考えている人におすすめの記事です。
ホラージャンルの特徴
- 書き手は比較的少なく、ホラー書きの常連さんがいる
- 和ホラーが多め
- レベルの高い作品が多い
書き手は比較的少なめだが、チャンスの多いジャンル
ホラージャンルは、エブリスタにおいて、書き手にとって大人気のジャンルではないようです。
とはいえ、このホラージャンル自体は人を集める要素があるようで、このジャンルから、エブリスタを代表するヒット作品も生まれています(大ヒット作と呼ばれるものは、公開日がかなり古めですが)。
エブリスタのホラージャンルからの人気作品
・『王様ゲーム』(コミカライズ、アニメ化、映画化(2011))
ざっくりあらすじ:学校ものデスゲーム。「王様」の命令がどんどんエスカレートして、被害者が出ていく。王様とは誰か?
↓アニメ版
↓コミカ版
・『カラダ探し』(コミカライズ、アニメ化、映画化(2022))
ざっくりあらすじ:学校ものサバイバルホラー。探してほしいと頼まれたカラダを見つけなければ、永遠に同じ日が繰り返される。
↓映画版
↓コミカ版
その他、単著でコミカライズor書籍化例
・『生贄投票』(書籍化、コミカライズ)
ざっくりあらすじ:高校生ものデスゲーム。クラス内で「生贄投票」をすることになるが、それが惨劇の始まりだった。
↓小説(電子)
・『祕十村』(コミカライズ)
ざっくりあらすじ:村ホラー。ハード。
・『森が呼ぶ』(書籍化)
ざっくりあらすじ:少女御供を捧げる邪宗の村を舞台にした、村ホラー。最恐小説大賞の第2回受賞作
・『ヴンダーカンマー』(書籍化、コミカライズ)
ざっくりあらすじ:イヤミス。禁断の蒐集室=ヴンダーカンマーの話。アマゾンには「エグさの限りを詰め込んで、なお透明。」とのキャッチコピーが書かれています。最恐小説大賞の第1回受賞作。
などがあります。
エブリスタで大きなメディアミックスができた作品は、大体ホラージャンルか恋愛ジャンルであることが多いです(ただし大ヒット作は、投稿日が古い作品が多いです。最近はコミカライズが多い様子)。
ホラーは『5分シリーズ』とも相性よし
ホラージャンルは、エブリスタの超・妄想コンテストの受賞作を集めた河出書房新社の『5分シリーズ』とも相性がよいようです。
妄想コン受賞作のうち、ホラージャンルのからの『5分シリーズ』への掲載数は、エブリスタに2023年現在存在する16ジャンル中、トップレベルです(妄想コンは、ホラージャンルでの応募数が、多いせいもあるのですが)。
『5分シリーズ』掲載作のジャンル比率を調べてくださっている記事があるのでご紹介します。(公募ガイドさんのサイトへ飛びます)

このため、ホラーは、エブリスタにおいて、短編でも長編でも比較的需要があると言えます。
・サメダの書いた妄想コン攻略記事もどうぞ
エブリスタ大賞で毎年ホラーの公募がある
エブリスタではここ数年、ホラー長編向けのコンテストが、年に一回継続して開催されています(最恐小説大賞)。2023年(からは?)は、ホラー寄りのノンジャンルに移行しているようですが。
そのため、プロと見まごうような、レベルの高い作品も数多く投稿されています。(レベルが高いからといって、受賞するかというと別問題の様子)
エブリスタ大賞にカテゴライズされるコンテストは、2023年現在、たとえ最終候補に残れなくても、中間発表で「優秀作品」に選出されるだけで、選評(メール)がもらえるシステムなのでホラー書きにはおすすめです。
このように、エブリスタのホラーはチャンスが多い印象です。
書けるなら挑戦しがいのあるジャンルかな、と感じます。
和ホラーが多め
エブリスタのホラーは、日本を舞台にした、和ホラーが多いです。
ランキング上位を見ていくと、こんな要素が見受けられます。
- 幽霊
- 村ホラー
- 異類婚姻譚
- 神隠し(都市伝説)
- 怪奇事件を解決する事務所もの
- デスゲーム
日本以外を舞台にしたホラーは少ない様子です。ホラーの前に世界観の説明から入らないといけないので、読むにも書くにもカロリーが高くて、敬遠されがちなのかもしれません。
もし海外を舞台にしたホラーを書くなら、吸血鬼やゾンビなどを入れると雰囲気が出るのかも?
ホラージャンルを制するにはホラー研究必至
怖く書けばいいんでしょ、と思うかもしれませんが、ホラー書きビギナーには、それが難しいようです。
映像で浮かんだ時点だと怖いのに、文字にすると陳腐になる。そんな人は、先行の人気ホラー作をまず読んでみることをおすすめします。
良質なホラーは、間の取り方、情報を出す時期の選定、一文の長さなど、考えられたものが多いです。ファンタジーを書くのとはまた別のスキルが必要になってきます。
有名な国内ホラー作品の例
・『残穢』小野不由美
リアル感のある現代ホラー。小野不由美のホラー作品は、たいていどれも外れなく怖いですが、個人的にこれが一番怖いです。山本周五郎賞受賞作。映画化もされました。
小説版
文字苦手な人は映画版があります↓
・『六番目の小夜子』恩田陸
青春ホラー。恩田陸の初作品で、日本ファンタジーノベル大賞の最終選考作。ドラマ化もされています。その際のキャストが豪華だったことでも評判。近年、なかなか再放送されないことでも知られます。
・小説版
・人気が高いという評判のドラマ版
ホラー感をお手軽に高めるコツ
また、エブリスタで、作品の怖さを深めるアイデアの一つとして、画像の使用があります。
エブリスタは本文の途中に画像が入れられる機能があるので、雰囲気に合った画像を入れてみると、うまくいけば、映像的にも読者を怖がらせられるかもしれません。
読み手としてのホラージャンル
読み手サイドになってみた場合、ホラージャンルは読みごたえのある印象です。
もう溺愛や異世界チートは、おなか一杯、という人は、ホラー作品をスコップしてみては。
ホラージャンルは、人気を取るにも、怖さ勝負になってくる部分が大きいです。純粋な筆力が試されやすいジャンルなので、ヘビーな読み専も満足できる作品が比較的多いです。
おすすめの読み始め方は、最恐小説大賞の受賞作・最終選考残留作を読むことです。
エブリスタの賞発表のページから過去回の受賞作、候補作へのリンクがあるので、それをまずは読んでみると、手っ取り早くレベルの高いホラー作品に出合えます。
あとは自分の好きなホラー要素でタグ検索し、スコップしていくといいのかなと思います。
ホラージャンルはこのくらいの競争率
2023年現在、ホラージャンルにおいて、初日に本棚が10くらい入ると、ジャンル別トレンドランキングの10位以内(の上位)に入れるかな、という感触です。(※投稿日に完結マークを付ける前提)
ただし、初日のトレンド順位を、翌日も維持orさらに高順位を狙おうとすると、次の日以降も継続的に本棚が入っていかないと厳しいようです。
競争率は、
恋愛、BL>>>>>恋愛ファンタジー>>ファンタジー>現代ファンタジー≒ホラー≒エッセイ
くらいかなという印象。
※この競争率は、作品投稿翌日のジャンル別のトレンドランキング入り困難度を表します。なお検証途中でして、検証できていないジャンルは書かれていません。情報お持ちの方がおいででしたら、教えていただけますと幸いです。
ランキング入りのコツはこの2記事に書いてあります。
まとめ
・ホラージャンルはレベルの高い作品が多い
・メディアミックスされた作品も多いが、書き手は少ない。ねらい目ジャンル
・人気の出た作品は、何年も前の作品でもランキングに浮上してきます
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