小説書いてるけど、同じような仲間が欲しい。同じ賞に挑んでいる者どうし、交流してみたい。
そう考えている人も少なくないのではないかと思います。
でもなかなかフォロワーさんって増えないですよね。
そこで、小説書きのXでのフォロワーの増やし方について、以下、一例を書いていきたいと思います。
なおこの記事は書き手の主観です。あまりアテにしないでください。
物書きは守りが堅いケースが多い
同じ創作でも、イラストと文章では、Xのフォロー傾向について、やや違う傾向がみられるようです。
イラストは、投稿された作品を見れば、その人の技量や趣味嗜好が瞬間的に入ってきやすいです。
そのため、イラスト描きどうしだと、自分のプロフィールがきちんとしていて、趣味が合えば、無言フォローでも、比較的反射的に繋がってくれやすいです。
・(参考)イラスト創作者向け記事↓
しかし、文字書きユーザーはもう少し、警戒感が強い印象です。
物語をつづるという行為自体が、自分の内面と深くリンクする行為だからでしょうか、経験上、無言フォローでは怪しまれて、フォロバはあまり期待できません。
作家デビュー済みなど、すでに物書き的SNSパワーを持っているアカウントなら別ですが、一般的なアマチュア創作勢だと、無言フォローは鬼門です。
とくにXを始めたばかりでフォロワ数が少ないと、無言フォローでは全く相手にされないケースもままあります。
フォロー時は一言添える
無言フォローだと不信感が強く、誰? 失礼じゃない? と思う人もいるようです。
実際、無言フォローNGと明記してあるアカウントもしばしば見かけます。
そういうわけで、リプライかメンションで、フォローした旨、一言添えると良好な関係を築きやすいかと思います。
ここで一言声をかけるのが恥ずかしいな、と思って躊躇すると、フォローしても、スルーされてしまいやすいです。失礼にならない程度に、フォロー時は、メッセージを送っておくことをおすすめします。
こういう時には積極的にフォロー
基本的に、下~中の上くらいの創作者は、自分からフォローしていかないとフォロワーは大きく増えにくいです。これは、イラスト系と同じです。
でもやみくもにフォローしても、なかなかフォロバは期待できません。
フォローするにも、良いタイミング、というのがあるかと思います。
物書きのケースだと、こんな時です。
この2つです。
順に見ていきます。
賞に応募した時
賞に応募したら、すかさず、同じ賞に応募しているアカウントを探してみましょう。
賞に応募したという投稿も、事前に行っておきます。これをしておかないと、なぜあなたがフォローしてきたのか、相手が謎に思うからかもしれないです。
同じ賞に応募した連帯感で、つながってくれやすくなる印象です。
もちろん、フォローする時は、そのアカウントと自分との共通点を一言メッセで添え、怪しい者ではないことをアピールするのが大事です。
SNSは顔が見えないので、その分、安心感を醸すことが非常に重要になってきます。
受賞した時
受賞は、フォロワー倍増の一番のチャンスです。
まず、SNSで受賞したことをつぶやいてください。その際、公式発表サイトのリンクなども入れると信憑性が増すかと思います。
受賞つぶやきは、常にトップに表示されるよう、固定記事にしておいてください。
これは体感なのですが、受賞をすると、今まで全くかかわりのなかった方が、こちらが受賞したというつぶやきをしただけで、お祝いのいいねをくれたりします。
世の中には奇特な人が結構いるようです。特に物書き界隈。
これはある種のフィーバー状態でして、そんな、奇特にも、いいねをくれた方には、こちらからフォローを行っていきましょう。
なぜだかわからないのですが、受賞という光背を背負っていると、不思議なほどフォロバ率が高くなります。
これはその受賞情報が新鮮なうちの、一定の期間限定だけ使える無敵状態なので、このような幸運に恵まれた時は、フォロワーさん増の大チャンスなので、目いっぱい享受していきましょう。
ただ、絶対にしてはいけないNGなことがあります。
落選をつぶやいたばかりのアカウントに、受賞の喜び満々なポストを最新or固定にした状態で、いいねやフォローをかけてはいけません。ましてやアドバイスなどはもってのほかです。
落選で落ち込んでいる人に塩を塗る形になると、相手はいい気分ではありませんよね。
特に同じ賞で落ちた人ならなおさらです。
そんな無神経ことしないよ、と思うかもしれませんが、これは大げさな例です。何が相手の気に障るかはわかりません。
誰かへの攻撃になりそうなつぶやきも極力避けることが大事です。
相手のポストをよく見てから、フォロー活動をしましょう。
受賞についてはこちらの記事も参考になるかも↓
共通点を探す
自分と共通点がある人って、興味がわきやすいですよね。物書きアカウントも、そこからつながっていきやすいです。
例えば、おなじ小説投稿サイトに投稿している人も、共通点ですね。
自分の登録している投稿サイトで活動している人を検索してみるのも手です。その場合、ジャンルが同じ人を絞り込んでみるのもよいかもしれません。
おなじ悩みがあるかもしれないですし、共通の話題を振っていきやすいです。
同じ賞、同じ年齢層、同じ創作ジャンル、なども共感を得やすいです
もちろん、自分がその属性の人だということは、あらかじめポストしておく準備が必要です。書いておかないと伝わりません。
・(参考記事↓)
フォロワーに役立つ情報を発信する
フォロワーにとって役に立つポストを心掛けることで、一目置いてもらえる存在になりやすいです。
物書きはネタに飢えている場合が多いです。
何かいいネタがないかなと探している人も多いので、時々、おすすめの本や資料、ネタなどを投稿して、自分のアカウントの有益さをアピールしていきましょう。
発信する内容は、すごく専門的なネタでないとダメ、というわけではありません。
自分なりの創作時の集中方法や、リラックス方法、読んだ本の感想などを、ちょこっと出すだけでも、誰かの役に立つかもしれません。
お役立ち情報やネタは一時に全力で流すのではなく、ちょこちょこ定期的に流すのがおすすめです。
運営アカウントでは、自分の気持ちだけではなくて、役立つような情報を発信することを心掛けてみましょう。
交流する
物書きは、実際に置いてある作品の置いてあるサイトに行って、相手の文章を読まないとその人の活動がわからない部分が多いです。相手の作品を拝読してからが始まりとも言えます。
自分の作品を読んでくれる人と、そうでない人なら、読んでくれる人を大事にしたいと思うのが心情じゃないでしょうか。
長編は大変だと思う人は、まず相手の短編を拝読することから始めてみましょう。(ただ長編を読んでもらったほうが喜ぶ人が多い印象です)
拝読→Xで作品リンク+感想をXなどで発信する、までが、おすすめの1セットです。
経験上、拝読するだけではダメです。
その時は感謝されるのですが、すぐに忘れられてしまいます。
そのため、相手の作品宣伝までをひとセットで行うことをおすすめします。連載の場合は、定期的に宣伝してあげると、喜ばれます。
このブログで再三書いているのですが、感想を書くときは、絶対にネガティブな内容はNGです。
不安なら、「こういう内容で投稿したいんですけど、いかがでしょうか」と、相手にあらかじめお伺いを立ててから発信したほうが、トラブルが起きにくいです。
お礼を忘れない
宣伝してもらったり、作品を読んでもらったり、感想を付けてもらったりしたら、お礼を絶対にしましょう。大げさなくらいでちょうどいいです。
黙っていても感謝の気持ちが伝わると、思わないほうがいいです。
超有名人ならまだしも、一般的なSNSパワーしかないユーザーの場合、誰かに一方的に何かをしてもらうだけでは、関係は成り立たないことが多いです。
相互という手段の是非には議論があるところだと思いますが、基本的に、持ちつ持たれつが大事です。
やみくもにフォロワー数を増やせばいいものではない
フォロワー数が多いと、お仕事依頼などが来たりする場合もあるようです。しかし、やみくもに無差別フォローして得たフォロワーだと、インプレッション率は高くても、エンゲージメント率が低い場合が多いです。
エンゲージメント率とは、「ユーザーが投稿に対しておこなった反応や行動の数を示す指標」のことです。
エンゲージメント率が低いと、ユーザのTLに表示はされていても反応の少ない投稿、ということになります。そういうのって、あまり効果のない広告みたいな感じになってしまいますよね。
フォロワーを増やすだけなら、究極的な話、そういうアカウントを買えばいいだけの話です。数字を重要視する人は、その数を評価したりします。
ただ、一般アカウントと違って創作アカウントは作品を見てもらってこそ意味があります。
自分のポストに反応してもらう、となると、無差別フォローで得たフォロワーではあまり期待できません(極端な話、反応自体も買うことができますが……)。
興味のない投稿に、人は反応しないことが多いです。
読み手が何を求めているか、考えながら発信するのが重要です。
誰を優先するかをよく考える
これまで、SNSで人気になりたければ、まず自分が与えるほうになれ、と書いてきましたし、実際そう書いているweb記事は巷に多いですが、これは正直、ほどほどにした方がいいです。
いくら反応が欲しいからと言って、全方面に同じ密度でいい顔をするのは、疲労が増えるだけです。
フォロワー全員の作品を読んで、感想や交流をしたりするのも楽しいものですよね。
ただ、フォロー数、フォロワ数が増えてくると、そうもいきません。
フォローしただけでそれ以後かかわりのない人などもいるかもしれません。そういう人にまで律義に親切にしていると、こちらが疲れてしまうだけです。
場合によっては、ただの都合のいい人、と思われてしまう場合もあります。
著者もかつて、ログインしたらフォロワーの投稿をざっと見て、いいねをもれなく送っていたのですが、それって実はあまり、大事に思ってもらえないんですよね。
大事に付き合いたい、と思う相手を主軸に交流し、まだ余力があれば、交流の幅を広げていく、という感じがいいのかな、と個人的には思います。
フォロワーの中で、誰を大切にしたいのか。そこを中心に、SNS運営したほうが、後悔が少ないです。
XはSNS流入手段のひとつにすぎないと割りきる
Xは便利な拡散ツールですが、それだけに依存して宣伝するのはリスクがあります。
Xでの発信に向いている人とそうでない人がいますし、突然アカウントを凍結されたりするケースもよく見ます。
ひとつのSNSに頼らず、例えば小説のポートフォリオなども同時に運営し、創作物への流入を増やしていくのがコツです。
読者が何を見て興味を持ってくれるのかは読めない部分があるので、なるべく作品への入り口をたくさん作っておくと、機会を損失しにくいです。
・参考記事↓
まとめ
まずは相手の役に立つアカウントであることを心掛けましょう。ただしギバーになりすぎるのも考え物。
フォロー時は声掛け必須。
誰を大切にしたいかを考えながら運営するのがおすすめ。
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