小説を書き上げて、どこかの賞に応募した。
あるいは応募したい。
そんな経験のある人なら、ああーそうそう、と思うかもしれない、小説(新人)賞応募勢あるあるを考えてみました。
これを書いた人は、小説賞への応募歴が10年以上あります。主観強めで考えてみました。
あなたはいくつあてはまるでしょうか。
以下、順に見ていきます。
応募時あるある
〆切日ギリギリに駆け込みトラブルに見舞われる
トラブルの一例
- 応募フォームがアクセス過多で開けず絶望
- 締切間近に応募作が応募規定を満たしていないことに気づき直せず絶望
- そもそも締切日を間違えて記憶しており絶望
こんなことは言うまでもないのですが、〆切ギリギリに送るのがそもそもの間違いです。
でも余裕をもって〆切に間に合わせるのが大事、というのは、世界中の公募勢がわかっていることで、わかっているからと言って、計画通りに事が進むわけでもないんですよね……
選考時あるある
結果発表予定の日が近くなると公式サイトを日参
もしかして早めに結果が出ているかもしれない。
あるいは、うっかりミスでうっかり発表されてるかも?
などと妄想し、毎日公式に通いつめます。
大丈夫です。たぶんそれは、あなただけではありません。
それに、ごくまれに、発表を早めて出してくれる賞もあったりします。
一次通過発表前後が最大のフェス
つぶやきSNS界隈などで特に顕著ですが、同じ賞に応募した者同士、結果待ちのワクワク感で会話がはずみます。
応募者が多い賞だと盛り上がりも大きいです。
特に○撃、ネッ○小説大賞、カク○ムコンなどです。
通過者の名が公開された瞬間、今まで同じ目的(結果発表)に向かって仲良くしていた応募者たちが、持てる者と持たざる者に二分されます。
その感情の渦は、見ているだけでも盛り上がるのですが、自分も参戦していると、お祭りの充実感がさらに高いですよね。
選考通過者をパブサ
パブサはパブリックサーチの略で、自分以外のこと、ものについてリサーチすることだそうです。
通過された方のペンネームを検索して、どういう作品を書いてる方なのか、SNSのテンションはどんな感じか、他にどういう賞に応募しているのか、などをチェックする者もいる様子。
逆に、自分が通過しているときは、他の応募者に注目されていることを意識しておいた方がいいかも。
そういうのが嫌で、応募時は、応募用の捨てペンネームを使っている人もいる様子。
通過、受賞などのワードをミュートにしている
これは1回でも公募に落ちた人は、あるあるかもしれません。
自分の落ちた賞を、難なく通過して喜んでいる人のつぶやきを見るのは、激しくつらいものです。
SNSはそういう、見たくないなと思っていることが、不意に目に入ってしまう場です。
受賞者を祝ってあげたほうが人として正しいのかもしれません。ただ、時にはSNSの設定を変更して、自分のメンタルを守ることを優先してもいいかと思います。
結果出た後あるある
受賞作より自分の落選作のほうがよく見える
大丈夫。応募者みんなそう思ってます!
ただ、それは「自作がよく見えるフィルター」によるものの可能性が大ですので、世間に訴えても同調してもらいにくいかと思います。
作品で殴られたら、作品で殴り返しましょう。
受賞者が自分より圧倒的に若い
自分はその年齢のころ何してたっけ……?
などと、激しいショックで頭が揺れたります。
これは年齢が行ってくるほど衝撃が大きい気がします。
受賞者の小説公募歴が短い
冗談みたいな話ですが、初めて書いた小説で、書籍化デビューする人って、毎年のようにいるんですよね。
そういう場に立ち会うと、芸術分野って、良くも悪くも、努力<<<<<才能だということを思い知らされたりします。
いいとか悪いとかではなくて、創作の界隈は、努力が報われにくいです。
それをわかっていて、でも応募をやめられないのが小説応募勢かも。
プロが受賞
プロもアマも参戦OKの賞だと、こういう状況はままあります。
一回デビューしている人は、商業小説の経験値が高いので、受賞させる側も安心なのかな? とは感じます。
ただ、アマの側としては、複雑な気分になりますよね。
そういうことでもやもやしたくない人は、アマのみ応募できる賞に応募しましょう。
大賞より佳作のほうが人気出る
なぜか審査員満場一致、くらい称賛された大賞より、下位の賞の受賞作のほうがのちに人気が出て、輝かしいメディアミックスの階段を上り詰めたりする不思議がよくあります。
再挑戦時あるある
翌年に向けて早めに新作書き始めた矢先、応募規定等が変更になる
例
賞なんかなくならないだろ、と思うかもしれませんが、意外となくなります。
応募したい賞は、来年もあるだろう、と思わずに、なるべく応募しておいた方が、後悔が少ないかと。
最終選考まで残った自信作を他賞に送ったら一次落ち
これ、SNS界隈でよく聞きます。
最終選考まで残った自信を、無慈悲に打ち砕かれるのが、小説賞応募あるあるです。
まとめ
自分にあてはまる、あるあるはありましたでしょうか。
ほかにこんなあるあるがあるよ、という方は教えていただけると幸いです。
創作は孤独な作業ですが、小説公募をしている人はあなただけではありません。
受賞という同じ目標に向かって取り組んでいる人はたくさんいるので、たくさんの人の意見を聞いて交流すると視野が広がりやすいかも。
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