話題の本.comは、株式会社幻冬舎ゴールドオンラインによって運営されている書籍総合メディアです。
話題の本.comでは、このメディアで連載するための小説の書き手(というか小説)を、随時募集しているようです。
話題の本.comのX(@wadainohon_com)に貼られたリンクから応募できます。
以下、その応募フォームから抜粋した募集要項と、実際応募してみた方の体験談インタビューを記事にしました。応募してみたい人の参考になれば幸いです。
この記事はただの紹介記事で、公式とは全く関係ありません。応募にあたっては公式をご確認ください。
募集要項抜粋
応募資格等
- 年齢・性別・経験を問わず誰でも応募が可能
- 編集部の審査を経てWEBに連載記事を投稿
応募自体は誰でもできるようですが、審査に通らないと連載できないシステムです。
連載は話題の本.com上で行われるようです。
概要
- 連載回数:1作品につき5~10話
- 文字数:1話につき2,000字~3,000字程度
- 更新頻度:月2~3話(相談可)
- ジャンル:不問
応募フォームの概要説明によると、1話につき2,000字~3,000字程度で1作品につき5~10話なので、連載できる小説のボリュームは、だいたい30000字くらいまでということになりそうです。
連載中の作品の中には、もう少し1話のボリュームが多い場合もありますので、ひょっとするとある程度融通が利くのかも? とは思いますが、応募時は規定を守ったほうが無難かと思います。
注意点
※公序良俗に反する内容/表現は禁止いたします。(暴力、賭博、麻薬、売春などの行為を肯定・美化するもの、醜悪、残虐、猟奇的で不快感を与える恐れがあるものなど)
※金銭のやり取りは行いません
話題の本.com小説応募のフォームより
誰もが見られるサイトで連載されるものなので、応募作品の内容は気を付けたいですね。
連載までの流れ
公式の応募フォームに書いてあった流れをまとめてみました。
- ステップ1(話題の本.comのXにある)問い合わせフォームに必須事項を入れて送信
・名前
・メールアドレス
・ペンネーム
・作品タイトル(仮)
・連載回数(仮)等を記入します。くわしくは応募フォームを見てみてください。
- ステップ2編集部担当者からメールで連絡が来る
メール宛に今まで自身が書いた作品(なければ執筆する小説の1話)を送付
ファイル形式は問いません、だそうです。 - ステップ3編集部にて連載可否を審査(編集部担当者から連絡が来る模様)
- ステップ4連載開始
実際に応募してみた方の体験談
実際に応募するとどうなるのか、興味がある方も少なくないと思いますので、今回、実際に連載をされている方に、インタビューをさせていただきました。ご協力ありがとうございます。
冬林さんのプロフィール
- 名前:冬林 鮎(フユバヤシ アユ)さん
冬林さんの著作
〈Web連載〉話題の本.com(幻冬舎HP)↓
- 『モガの葬列』
- 『モガの葬列-医者の紙花-』
- 『帝都狐捕物譚』
モガシリーズと『帝都狐捕物譚』は、大正が舞台。つながっている部分もあり、シリーズを通して読むと楽しさが増えます。おすすめの読み順は後述。
〈電子書籍〉株式会社まんがびと↓
- 『お客様図鑑-ホテル編-』
- 『メタクラスメイト 教室はメタバース、転校生はAI?』
『お客様図鑑-ホテル編-』は、ホテルのフロントスタッフががんばる、お仕事ものです。
いろいろ聞いてみた
web作家として活躍中の冬林さんに、話題の本.comでの連載について、お伺いしました。
応募したい人への貴重なヒントを、いっぱい教えていただいています!
- Q冬林さんの連載の経緯は?
- A
先にクラウドソーシングのサイトでブックライター業務をしていたのですが、その流れで原稿持ち込み可能な出版社を検索し話題の本.comの存在を知りました。
応募の際は専用ページから作品概要(仮タイトル・作品ジャンル・簡単な内容紹介)と3000字程度の小説2本分のデータを送り、1カ月くらい経って採用連絡を頂き今に至ります。
応募時は小説執筆歴半年にも満たない本当の駆け出しだったのによく送れたものだなと…!(笑)
ただ年齢・経験不問の一文に背中を押され挑戦した結果運も味方してくれたのかなと今では思います。
自分から売り込むのは勇気がいることですが、踏み出してみると何かチャンスがつかめるかも?
- Q「話題の本」では、どんなジャンルの作品が人気の様子ですか?
- A
ランキングがないのでパッと見の印象と、「人気小説」ピックアップ3作からお答えしますと、ヒューマンドラマ・現代恋愛・歴史ファンタジーなどが人気かなと思います。
また作品数自体も上記ジャンルが多く、SFと推理小説は掲載数が少ないですね。
- Q連載していてよかったことはどんなことですか?
- A
連載していてよかったと思う点は多々ありますが、大きく分けて2点です。
まず読者様からボリュームたっぷりの感想を頂いたり、シリーズ通してお読み頂けることですね。
一般的な文章投稿サイトとは違いページやPVという概念がない(1作品まるまる同一ページに掲載される)ので、しっかり時間をとってイッキ読みいただける率が高いというのも関係しているように思います。
また担当さんが優しく、入稿時や作品完結前なども労いの言葉をかけて頂いてます。ありがたいです…!
そしてもう1点は短期間で執筆スキルの向上を実感できることです。
作品公開にあたり出版社様のチェックが入るというだけでも身が引き締まる思いなのですが、ルールを設けて執筆を行うので自然とレベルアップを実感できやりがいを感じますね。
例えば私の場合諸事情で今作(帝都狐捕物譚)はペース遅め・文字数は倍なのですが、
基本的には下記条件での執筆となります。
- 取り扱いテーマに禁止事項がある(※公序良俗に反する内容/表現の禁止)
- 2000~3000字✕1カ月2~3本程度入稿
- 掲載後は原則加筆・訂正不可
特に執筆におけるWeb小説のメリットである公開後の加筆・修正ができない点が大きくて、推敲の際は常に緊張感をもち臨んでいます。繰り返し読み、さらには音読までして…
さらに毎回文字数を意識して執筆するので、書いたものを煮詰める力を鍛えられるなと強く感じています。
自身のスキルアップや読者さんから感想をいただけるなど、連載ならではの充実感と、他では体験できない緊張感がたくさんあるみたいですね!
- Q応募する人に向けて何かアドバイスをいただけますか?
- A
話題の本.comはWeb小説でありながらまるで紙の本のような独特の空気があるので、文章投稿サイト以外での新しい形で執筆活動先を探されている場合はぜひ応募されてみるとよいと思います。
大手出版社様の審査ということで少し緊張されるかもしれませんが、通過できれば自信にも繋がりますよ。
連載に応募してみたい人は、まずは連載されている小説を読むと、どんな雰囲気なのかわかりやすいかもしれません
今回インタビューさせていただいた冬林さんの、話題の本.comでの著作は、世界観が繋がっているので、どれから読んだらいいのかな? と思った人もいるかと思います。
そこで、作者に伺った、おすすめの読み順をご紹介!
さらに、冬林さんのエブリスタ(小説投稿サイト)ページでは、モガシリーズのスピンオフ、短編・掌編などが公開中↓
- 『江田島わんわん物語』 霧島少尉スピンオフ海軍兵学校コメディ(単体でお楽しみ頂けます)
- 『モガの葬列 透間譚』 番外編。掌編・短篇集。
- 『モガの怪奇』 番外編。微ホラーや不思議な物語を集めた掌編集。
「上記3作品は本編未読でもご覧いただけますので、お試し感覚で覗いて頂けると嬉しいです」だそうです。サメダの個人的おすすめは、わんわんです。
もっとモガワールドに浸りたい方は、冬林さんのエブリスタページへGO!
・(参考)ほかの随時募集の記事↓
まとめ
2024年現在、フォームは機能しているようなので、興味のある方は応募してみては。
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