こんにちは、公募好きなサメダです。
一点一点の賞金額は多くないんですけど、いろんなところで入賞しているので、汎用性のある入賞のコツを、ある程度リアル感を持ってお伝えできるかなと思います。
このシリーズ記事では、公募ガチ勢の末席を汚す著者が、こうしたら公募生活をいい感じに過ごせるんじゃないの、というコツみたいなものを書いていきます。
前回は、カテエラの作品で応募するのはどうなの? OKなの? NGなの?という記事を書きました。
今回はこれ、
嫉妬する自分を肯定する
です。公募に嫉妬はつきものです。良い付き合い方のアイデアについて書いてみました。
公募をしていると嫉妬するシーンは無限にある
プロデビューにあこがれて公募勢となり、スムーズに受賞し、成功していける人はごくごくレアです。
その他多くの公募勢は、毎回、自分の名前の載っていない結果発表の前で、愕然とし、憤り、悲しみます。
それにとどめを刺してくるのが、受賞者のインタビュー。書籍になって本屋に並んでいる受賞作。
うらやましいを通り越して、すさまじい妬ましさを感じる……ことってありませんか?
著者もその一人です。一つ賞に落ちると夜も寝られないくらい悔しく、受賞者へのうらやましさに激しく嫉妬します。
嘘かまことかわかりませんが、嫉妬すると脳にダメージが行って記憶力が悪くなる、と書いてあるweb記事もあります。そういう面から見ると、嫉妬って良くないんでしょうね。
ですが、公募においては、メリットの側面もあるのかなと思います。
嫉妬は、自分もそうなりたい、自分だって負けない技量がある、と思う心なので、向上心や野心の現れでもあります。
著者も嫉妬丸出しにしながら、獲得賞金を140万円以上積み上げることに成功しました。むしろ嫉妬がなければここまで公募に執着できなかったとも言えます。
ですので、適度な嫉妬心は、肯定してもいい感情だと、身をもって断言できます。
嫉妬したあと、その後どうするかが、公募で成功していけるかどうかの分かれ道かと思います。
あなたの気分を損ねるためにあなたの作品を落としているわけではない
落選して得も言われぬくやしさを感じた時、とにかくこれを思い出してください。
「公募主催者は、あなたをムカつかせるためにあなたの作品を落選させたわけじゃない」です。
そう、わざとやってるわけじゃない。
公募主催者にとっての良作を、採用しただけ。
あなたの作品は良作だったけど、公募主催者にとっての良作じゃなかった。
それだけです。
この緑字の呪文を頭に置いておくと、多少はマシな気分になるかと思います。
とはいえ、嫉妬してしまいますよね。
そこで次は、嫉妬を落ち着ける方法について書いていきます。
嫉妬との付き合い方
まず、落選直後に冷静さを取り戻すのは難しいと思うので、自分なりのリラックスできる方法で、頭をクールダウンさせましょう。
クールダウン期間は人それぞれかと思いますが、嫉妬を落ち着けるにはこんな方法がおすすめです。
あまりに怒りと嫉妬が強い場合は、いったん、公募自体から離れる。
公募のことが流れてくるSNSや投稿サイトを、しばらくお休みする。
あるいは、その公募のことを忘れるのに、ほかの趣味や仕事でスケジュールを埋める、というのも効果的です。
忙しくしていれば、必然的に、怒りや嫉妬に割く暇がなくなります。
極端な話、余計なことを考える暇があるから、嫉妬してしまうともいえます。
公募のことを考えない期間が、公募にとってマイナスかというと、決してそうではないです。
公募は創作なので、創作するにはインプットがとても大切です。公募のことだけを考えていても、表現の引き出しが枯渇してしまいます。
公募のことを考えない期間を、次の公募へのインプットを進めている期間なんだと肯定的にとらえましょう。
若いころには選考に全然通らなかったけど、しばらく投稿をやめていて、年を取ってから応募したら、するっと作家になれた、というエピソードも聞いたことがあります。
公募勢コミュニティに属している人は、コミュニティで愚痴を吐くのもよいかと思います。
SNS上の付き合いって基本的に優しい声をかけてくれる人が多いので、あなたの悔しさも緩和されるかと思います。
なお、あんまりやりすぎると、あとで見返した時に赤面ものなので、適度に同情してもらって、気分転換をしましょう。
嫉妬した後は
嫉妬のエネルギーを、行動力に変えるのが大切です。
とはいえ、嫉妬のエネルギーで、受賞者にアンチ行為をするのはやめましょう。
いや、心の内ではアンチであってもいいと思うのですが、それを表現することは、あなたの評判を下げますし、あなたの貴重な人生を、その人あるいはその企業への嫉妬で浪費するのはもったいないです。
人の心は変わりやすいです。
何かの拍子で関係がこじれて、あなたの行った過去の他人への悪口を、あげつらってくる可能性は否定できません。
あなた自身は自分は不遇だと思っていても、誰かかから見ると、うらやましく、妬ましい境遇であるかもしれないからです。
そういうわけで、誰かへの悪口を、人に見える場所で開陳するのはリスクでしかありません。穴でも掘ってそこに叫びましょう。
また、時間は有限です。人生において公募に割ける時間だって限られています。受賞者がうらやましい、売れなければいい、と思い続けているだけでは、発展がないです。
一回の賞で心折れて、公募をやめるのは個人の自由です。
でも受賞したいなら、受賞するまで賞に送り続ける必要があります。宝くじなんて隕石よりも当たる確率が低いらしいですけど、それでも当たる人はいます。それは宝くじを買ったからです。
公募も、応募しないと受賞できません。
落選したからには理由があるはずです。それが何だったかを考えることにエネルギーを費やす方が、アンチしているより合理的です。
落選した理由は、選考者が個別に教えてくれる場合を除けば、結局のところわかりません。自分で考えるしかありません。
規定を守らなかったから落とされたのか?
カテゴリエラーだったから落とされたのか?
いろいろ理由は思いつくはずです。思いつかない場合は、友人知人に落選作を見せて批評してもらうか、スキル販売サイトの感想サービスを利用するのもいいと思います。
思いつく限りの落ちた理由を一つ一つ潰していくことで、次の公募は、前の公募より、洗練された作品を送れるはずです。
まとめ
・公募における嫉妬は(人に迷惑をかけなければ)肯定してもいい
・ひとしきり嫉妬したら、落選理由を考えることに時間を費やすのが合理的
次回の公募コツシリーズ記事は、公募生活はソロだとリスキーかも? がテーマです。
公募ソロ活が長かった著者が、ソロ活のメリットデメリットなどについて書いてみました。
コメント
サメダさん、こんにちは。
落選するたびに、深く考えられるようになったのは、間違いなくサメダさんのおかげだよ、有り難し!
嫉妬している時間もなくなってきたけど、公募はきっとやめない🤣
つぐみさん、いつも感想ありがとうございます。
このブログ、何か役に立てれば幸いです!
私このブログで偉そうにそれっぽいこと書いますけど、
本命の公募は、半年くらいたたないと、本気で落選の理由を探る気になれないです。