公募(コンテスト)って、確率的に受賞できないことのほうが多いですよね。
公募に落選はつきものです。
避けようがないことならば、その落選の衝撃を、うまく緩和する方法を考えたほうが、公募体力を削らずに済みます。公募体力が0になってしまうと公募的に立ち直れないです。
以下、賞金170万分くらい入賞し、その3倍は落ちているサメダが、公募落選のショックを和らげる具体的方法について説明していきます(※なお個人の主観です)。
結果発表を見に行く前にすること
服を着替える
暗い色の服より、明るい色の服のほうが、人をポジティブにしやすい心理的効果があるとされています。
飛び降りる人が多くて問題になっていた橋の色を、暗い色から明るい色に塗り替えただけで、飛び降りる人が減ったという話もあります。
色が与える心理的効果は、意外とないがしろにできません。
そういうわけで、暗めの色を着ている人は、結果発表の前に明るい色の服に着替えておきましょう。落選のダメージが多少マシになるかもしれません。
おすすめの色は、暖色系(赤・オレンジ・黄色など)です。
食事をすませておく
おなかが空いていると悲観的になりがちです。
結果発表を見る前に食事をしておくことをおすすめします。
食事をした後は、消化のためにエネルギーが向かうので、脳は働きにくくなる傾向にあります。食後には、どうしても眠たくなったりしがちですよね。
ショックを受けやすいのは、脳が鋭敏に働いているときじゃないでしょうか。
あらかじめ頭の働きを鈍くしておいて、来たるべき落選ショックに備えましょう。
落選した自分を想像して今後の身の振り方を考える
結果が出る前から、いろいろと受賞後のあれこれを想像してしまっていませんか?
現実には落選していたりするので、夢を描いていた時間のぶんだけ、落差でショックを受けてしまうのではないでしょうか。
そんなことはわかっている、という人も多いと思うので、じゃあどうするかといえば、
ひとまず、結果発表のページに行く前に、その賞に落選した自分を想像してみてください。
ふわっとではなくてなるべくリアルに想像するのがおすすめです。
落ちたとなれば、その落選作品を次にどう使おうかな、ですとか、この後の具体的スケジュールについて、考えが向いて来るのではないでしょうか。
今後のことを考えておくのはとても大事です。
公募に採用でも不採用でも、あなたの人生は続いていくわけで、そこがゴールではないですよね。
ですので、発表が出て、そこで思考停止してしまうのはおすすめしません。次の行動が遅れます。
まず落選ベースで考え、落選後どう動くかをあらかじめ決めておき、気分を十分落ち着けてから、結果発表のページを見に行きましょう。
いや、気持ちが高まりすぎてとてもそんなことはしてられない、という時は、1分でいいので何か最も嫌だなと思うことを想像してみてください。またはやりたくない作業をして、気持ちを十分に下げておいてから、発表を見に行きましょう。
それでも落選のショックを受けると思うのですが、「受賞期待度合いをあらかじめ減らしておいたおかげで、ショックはこのくらいで済んだのだ」と、考えてみると多少平和な心持ちでいられるかもしれません。
別に、当日必ず結果発表を見に行く義務はありません。もし受賞していたら、多くの場合、主催者サイドから連絡があるものだからです。
特に、途中選考なんかは、のんびり見に行っても大丈夫です。
自分の気分が多少フラットになってきたなと思ってから、結果と向き合うのがいいんじゃないかなと思います。
結果発表のサイトは、「最悪なことがあってもう1ミリも傷つきたくない」と、思っているような日に、見に行くものではありません。ちょっと機嫌のいい日に見に行くのがおすすめ。
落選が確定した瞬間、結果発表の前に決めておいた落選後の身の振り方を、すみやかに実行してみましょう。
落選すると悲しかったり腹が立ったりすると思うのですが、自分を落とした賞に泣きついたり怒ったりしても何もしてもらえませんし、結果が変わるわけでもありません。自分に興味を持ってくれない人と、深くかかわり合うのが無駄であるのと同じです。
とはいえ、何もすることがないと落選のことばかり考えてしまいがちです。ですので、なるべく落選発表後は、落選どころじゃない用事を作っておくと気がまぎれてよいかと思います。
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結果(落選通知)を見た後にすること
オキシトシンを出す行動をする
落選すると、場合によっては、大変不幸な気持ちになりますよね。
ところで、オキシトシンは、別名「幸福ホルモン」とも呼ばれ、脳から出されるホルモンの一種です。
これが出ると、人は幸福感を感じやすくなるそうです。
落選という不幸感を緩和するべく、オキシトシンを出しやすい行動をしてみましょう。
オキシトシンが出やすい行動はいろいろあるので、それは各自、専門サイトで調べてもらいたいのですが、ここで1つだけ上げると、
やわらかいものに触れると、出やすくなるそうです。
そのため、猫や犬、うさぎなど、やわらかい生き物を飼っている人は、彼らを触らせてもらうのがおすすめ。
飼っていない、ですとか、苦手、という人は、例えばこういう、人をダメにする(ほど気持ちいいという触れ込みの)クッションに体を預けてみるという手もあります↓
SNSを見ない
落選してしまいましたね。ショックですよね。
落選の傷をえぐる要素はいろいろあると思うのですが、大きなものとしては、受賞(or通過)者の喜びの声ではないでしょうか。
受賞者には悪気はないとわかっていても、自分が落ちた賞の通過をはしゃいでいる投稿を目にするのは、つらいものです。
すぐに他者の受賞を素直に喜べる人はよほど人間ができているので、そういう人はそもそもこんな辺鄙なブログまで検索してたどり着いてないかと思います。
通過・受賞報告がリアルタイムで最も流れてくるのは、おそらくSNSです。
自分がショックから十分立ち直ったと思えるまで、SNSはログインしないでおきましょう。
ログインしないと人づきあいが悪い、と思われるかもしれませんが、他人はそれほどあなたのことを気にしていないケースが多いです。
それに、自分を落選ショックから立ち直らせるほうが、他者にいいねを押すよりも優先度が高いです。
他者への受賞のお祝いは、自分のメンタルのメンテが終わった後からで十分です。
わざわざ人づきあいのために自分の傷をえぐりに行く必要はないですし、受賞者も、そこまでして祝われたいとは望んでいないんじゃないでしょうか。
まず自分の機嫌を取ってから、余力で交流したほうが良いかと思います。
それが自分のためでもありますし、落選で機嫌が悪くなっている人と付き合わされる方も、いろいろ気を使っちゃって大変だからです。
SNSをあえて見る
公募の結果発表の日は、受賞報告が流れてくるので落選ダメージを負いやすいです。
しかし、考え方を変えてみると、公募というのは基本的に落ちる人のほうが多いので、SNSには落選報告も結構流れてくるものです。
受賞報告は見ないようにして(一時的にミュートにするという手もあります)、落選仲間の投稿のみを探してみると、自分だけで落ち込んでいるより、孤独感が薄らぎます。
これを傷の舐め合いだと思うかどうかは人それぞれなのですが、それで立ち直れる部分もあるならば、活用していくのも一考かと思います。
ところで、特定の賞に応募して、落ちた、というのも一つのプラスのステータスです。
落選という機会をメリットととらえてみましょう。
どういうことかというと、たとえば、同じ状況の人を積極的にフォローして新しい交流を増やしてみる、という手もあります。
受賞者が、落選者に対して、いいねやフォローしてきたら「なんか複雑な気分だな……」と思われてしまうかもしれませんが、落選仲間同士だと、境遇が同じなのでつながってくれやすいかもしれません。
・(参考記事はこちら↓)
交流とか興味がないと思う人もいるかもしれませんが、メディアによってはフォロワ数が多い人を優遇したりする場合もあるので、フォロワ数を増やしておくのも一つの手段です。
落選したからと言って、状況が悪くなってしまった、と悲観しすぎるのは早計です。どういう状況でも、その状況なりのメリットがあると考えてみましょう。
まとめ
落ちた、と一回リアルに想像し、今後の身の振り方を決めてから結果を見に行くのをおすすめします。くれぐれも一公募の結果に、人生なんかをかけてはいけません。
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