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公募ガチ勢が考える、公募に参加する良さ

公募(コンテスト)応募勢になる良さは何か記事 公募ガチ勢による公募コツ
この記事はこんな人におすすめ
  • 公募勢って何が楽しくて公募なんてやってるの? という人
  • 公募勢になってみたいけど、どういう心構えが必要そうか知りたい人

この間、公募アンチのような記事を書いたのですが(それはこちらです)、公募の良さもおすすめしておかなくてはフェアではないなと考え、この記事を書いてみました。

サメダ
サメダ

この記事を書いている人は、公募でこれまでに180万くらい賞金を獲得した経験があります。(だいたいは1点3000円とかなんですけど)

そういうわけで以下、公募歴10年以上のガチ勢が考える、公募の良さです。

公募勢になる良さ

結果が出るまで生きている楽しみがある

公募で一番楽しいのは何か?

と、聞かれ「受賞だ」と答える人がいます。

それも楽しいです。大賞を取った時の嬉しさはほかにがたいです。

ただ、受賞の喜びは、頻繁に体験できるものではないです。

じゃあ、応募した作品は大概落ちて帰ってくるというのに、公募勢は何を楽しくて公募を続けているの?

と、公募未経験者や不参加勢は思うかもしれません。

私の個人的な見解ですと、「応募してから結果が出るまでのワクワク感が尋常じゃないから」じゃないかなと思います。

一度でも何か公募に出品したことがある人は、体験したことがあると思います。

結果発表日が近づくとそわそわして、やるべきことが手にづかず、公式HPを日に何度も訪れ、結果発表が通知されると、心臓をバクバクさせながら自分の名前を探す……この流れです。

速くとどめを刺して欲しいと思う人は検索をかけて自分の名前を探したり、じっくりドキドキしたい人は一番上から目視で探したり。

この緊張感は、日常ではなかなか味わえないタイプの刺激強めのエンターテイメントです。

しかも、待っていた時間のわりにほぼ一瞬で終わってしまう、いわばジェットコースターのような性質があります。

そのため、何度も味わおうと、常に何かしらの公募の結果を待つ状態にしている、公募ガチ勢が生まれてくるのかもなと思います。

サメダ
サメダ

何段階かの選抜がある公募の場合、選考通過した場合、次の選考までの間、それを人に自慢できる、というとても自尊心が満たされる効果があり、この期間限定の名誉欲の充足がまた、快楽に直結してきがちです。

受賞すれば一層、自尊心が満たされます。

そのため、落選というショックを受けるリスクがあっても、夢と快楽を追い求め、気づくと、熱心な公募勢になっている……みたいな人もいるのではないでしょうか。

小説新人賞応募あるある記事はこちら↓

公募を始めたばかりの時期に、あまり苦労せずに選考通過や受賞をした人だと、特にハマりやすいのかなと感じたりします。

努力がちゃんと形になる世界なんだ、と信じられるからかもしれないですね。

サメダ
サメダ

個人的には、公募は一定の実力があるのは前提で、その上で運がかなり強く絡む領域だと思うんですけど、そういう点もまた、射幸心をくすぐるんですよね。

公募勢界隈でよく聞かれる言葉に、「公募の結果発表日までは、なんとか生きていようと思えてくる」というのがあります。

これは的を射ているなと感じます。

公募発表という小目標があることで、同じことが続く日常に、メリハリが生まれる気がします。

また、応募数の多い公募の場合、自分と同じ賞に応募した人たちがSNSに書き散らかした悲喜こもごもを眺めてお祭りムードを楽しむのもまた楽しいものです

落ちると激しく絶望する。その反面、生きる活力にもなる

それが公募の良さかなと思います。

公募への参加を発信すると仲間が増えやすいこと

同じ賞に応募したのがきっかけで相互フォローになる、という機会も少なくありません。

同じ賞で落ちたり、通過したりした人を発見すると、なんだか連帯意識が湧きやすいみたいです。

当落の発言をしているアカウントの発言をたどって、普段どういう作品を制作している人なんだろう、と眺めたりし、そこからフォローにつながっていくことも。

選考通過や受賞をすると、知らない方からも「いいね」がもらえたりして嬉しいです。

一方で、落ちたら落ちたで励まし合うこともできます。

サメダ
サメダ

どういう状態で着地してもそれなりの受け皿がある、という点が公募のいいところかなと思います。

公募結果が出た後は、同じ公募に応募していた人はフォローしてくれやすい印象があるので、SNSでの交流が好きな人は試してみてはいかがでしょうか。

フォロワー増やしたい物書きの人向け記事はこちら↓
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当然ながら、熱心に公募してそれを発信する人ほど、公募仲間が増えやすいです。

公募仲間を増やすと、ライバル心がくすぐられてそれは良し悪しであるものの、公募情報が流れてきやすくなるのはまちがいなく大きなメリットです。

ソロで公募をしていると、大きな賞の情報は入って来ても、小規模賞の情報は取りこぼしてしまいがちです。それを減らせるのが交流しながら公募することの利点のひとつかなと思います。

小説界隈だと、最近はひとり出版社や個人が、小説賞を開催しているケースがけっこうあり、賞によっては盛り上がっているみたいなので、公募勢同士でつながっていると、そういうインディーズならではのお祭り情報が入ってきやすくなります。

ひとり出版社の公募関連記事はこちら↓

ソロで公募をしていると、大きな賞の情報は入って来ても、小規模賞の情報は取りこぼしてしまいがちです。それを減らせるのが交流しながら公募することの利点のひとつかなと思います。

ソロ公募歴10年以上の人が書いたソロ公募関連記事はこちら↓

シンデレラになれる可能性がある

公募を10年以上していると、いろいろと渋い現実も見えてくるので、これを書くべきか迷ったのですが、あえて書きます。

公募の魅力はプロになれるかもしれない、という点がやはり大きいかと思います。

くすぶった日常を一発逆転できて、シンデレラみたいに幸せになれる……という夢を見ら点がいいかと思います。

サメダ
サメダ

ただシンデレラの結婚した後は書かれないように、プロはプロで別の地獄があるので、一概にプロになって人生一発逆転できる、とは言えないです。

しかし、人生に一度は自分の作品が書店で並んでるところをみたい、ですとか、賞を取って注目されたい、などの願いがもしかすると叶うかもしれない、というのは、夢のある話ですよね。

で、現実はどうなんだよ、と思った人向け記事はこちら↓

まとめ

公募勢になると闇も深いけど、それなりに良さもあるよ。

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