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コンテスト受賞から仕事につなげるコツ

受賞メリットを最大化して仕事につなげるコツ記事アイキャッチ 公募ガチ勢による公募コツ

はじめに書いておくのですが、大抵の公募では、受賞実績が新しいお仕事依頼につながることは少ないです。

でも、プロになりたい人の多くは、なんとか受賞を仕事につなげていきたい、と思うこともありますよね。

コンテスト受賞後、実際に同じ企業様から仕事依頼を受けた経験のあるサメダが、受賞後の行動で効果的だったかなと思われるコツみたいなものを書いてみました。

以下詳しく書いていきます。

最上位賞を受賞する必要はない

大賞や最優秀賞など、一番いい賞を取らなければお仕事が来ない、と意気込むかもしれないのですが、じつは別にそうでもありません

最上位賞を取っても仕事が来ないケースのほうが多いですし、逆に、一番末端の賞をいただいて、なぜかお仕事につながったケースあります。

じゃあ、賞を取ること自体が、仕事依頼とあまり関係ないのでは? 

とも思えてきますよね。

それは半分正解で、半分間違っています。

公募で賞を取ることは、すぐに仕事に直結しなくても、確実にメリットがあります。そのメリットを最大化させていくことが、仕事獲得につながります。

以下どういうメリットがあるのかを説明しています↓

受賞するとそのぶん錯覚資産が増える

 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』というビジネス本には、錯覚資産という概念が紹介されています。

錯覚資産は、ざっくりいうと、自分に都合の良い錯覚を抱いてもらえる力です。

小さい賞を1つ受賞しても、実際のところそこまですごいわけではありません。

しかし、この賞歴をアピールするのとしないのとでは違います。

受賞をアピールすることで、錯覚資産は増え、相手に与える印象が違ってきます。

この『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』の中でも書かれているのですが、相手に、すごいと思ってもらえることは、仕事を引き寄せる上でかなり重要です。

ざっくりいうと、錯覚資産が増えた状態というのは、いわゆる贔屓されやすくなっている状況で、贔屓されやすい人のほうが、他者から与えられるリソースが多くなり、結果的に伸びていきやすいのだそうです。

確かに一理ある理論です。

仕事を依頼したいと思っている人は、ちゃんと仕事をやってくれる人かどうかの安心感を重要視しがちだからです。

相手に与える安心感の補強に、受賞歴は効果的です。

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』には、なんでこんな実力のないやつが成功するの、というみんなが思うであろう疑問を巧みに説明した理論や、自分がそういうずるいやつになるにはどうしたらいいのか、みたいな数々のずるい技術が載っているので、興味がある人は読んでみても面白いかもです。



受賞したらとにかくアピール

受賞したらとにかく、何度もアピールしていきましょう。

今回は、受賞をお仕事につなげたいわけなので、こんなに主張したらうっとおしいかな、などと遠慮しているのは損です。人に迷惑にならない程度に、定期的に存在を主張していきます。

受賞したらしてみるといいことは以下です。

  • SNSのプロフィール欄を書き換える
  • 受賞報告など、受賞した賞を盛り上げるつぶやきを行う
  • 受賞祝いのいいねを投げてくれた方を、もれなくフォロー
  • 受賞作が商品化される場合、積極的に宣伝に協力
  • 可能ならポートフォリオに受賞作を掲載する
  • 上を全部行ったうえで営業をかけていく

順に見ていきます。

SNSのプロフィール欄を書き換える

  • 受賞した賞を略さず記入
  • 仕事依頼OK、という旨を書く
  • 仕事依頼の際の連絡先を明記

この3つを、プロフィールに書き添えておくのがおすすめです。

受賞した賞が多く書ききれない際は、ポートフォリオサイトへの誘導リンクを貼るのもいいですが、見るほうとしてはリンクを踏むのも一つの手間のようで、閲覧数がその分減ります

そういうわけで、受賞したときのポストを固定ポストにして対応するのはわりと効果的です。プロフィールを見に来てくれたついでに目に入るからです。

ただ、2年も3年も前の受賞歴を固定ポストにしてあると、この人は、最近の活動は振るわないのかな? と思われてしまうかもしれませんので、適宜、目立つ成果を固定ポストに変えていくのがおすすめです。

仕事が欲しいなら、仕事依頼OKの旨をきちんと書いておきましょう

でないと、依頼したいと考えている相手も、あなたに依頼していいものかどうか判断がつかないからです。

そうすることで未来のお客さんが、あなたへの依頼に対することへのハードルを下げておきましょう。ちょっとでもめんどくさいとお客さんは逃げていきがちです。

仕事募集などと書くと、確かに、仕事あっせんの胡散臭いアカウントが寄ってくることもままあるのですが、書かないより良いかと思います。

仕事依頼の連絡先は、メアドをダイレクトに書くとリスクがありますので、DMや、問い合わせフォームを設置してあるポートフォリオサイトに誘導するほうが安全かと思います。


受賞報告など、受賞した賞を盛り上げるつぶやきを行う

コンテスト主催者側は、自社の知名度を上げたいがためにコンテストを主催しているケースも多いので、何度もコンテストのことに触れてくれるのは、おおむね嬉しいものかと思います。

受賞したコンテスト自体がなくなると、その賞を受賞した効果が薄れがちです。

自分の出身コンテストがなくならないように、定期的に盛り上げていくとwin- winかと思います。



受賞祝いのいいねを投げてくれた方を、もれなくフォロー

受賞報告をすると、いいねを投げてくれる奇特なユーザーがいるので、よほどのスパム感があるアカウントでない限り、こちらからフォローしてみましょう

受賞報告にいいねを投げてくれるようなユーザーは、その賞に興味がある場合が多いかと思うので、話も合いやすいかと思います。また目立つ賞を受賞してすぐは、こちらからフォローしても、フォロバ率が高い傾向があります。

フォロワ数を増やすとSNSにおける影響力が上がります。

拡散力の強いクリエイターは、お仕事を取るにも取ってからも、そうでないよりかなり有利です。

例えば、同じ出版物でご一緒させていただいたことがあるのですが、フォロワ数が多い方は、はじめから目立つ場所に掲載されたり、公式もそのページを拡散したりと、その出版物における目玉扱いでした。

また、同じ場所に営業をかけても、SNSで無名だと何度営業してもスルーされるのに、有名になってきたとたん向こうから声をかけていただけたりします。

もちろん、お仕事依頼をしてくださる企業が全てこういう露骨なことをするわけではないかと思うのですが、昨今の状況を見るに、SNSフォロワーは多ければ多いほど有利になりやすいかと思います。

フォロワ数が少ないと不利、というよりは、フォロワ数が多いと優遇されるケースが結構ある、という意識でいた方がいいかと思います。

迂遠に思えても、SNSを育てていくことは後々、お仕事を獲得する上で有利になります。



受賞作が商品化される場合、積極的に宣伝に協力

自分の作品が商品化されることはうれしいことだと思います。

公式から商品化の告知があった時は、どんどん拡散に協力していきましょう。

ただし情報解禁日の指定、出してもいい画像の指定などがある場合は、その規約を確実に守ってください。

とはいえ、公式の宣伝に協力するだけでは足りません。

人はすぐ忘れる生き物です。ましてや、自分に関係のない宣伝ともなればどうでもいいことですので、すぐに記憶から消してしまいがちです。

ですので、定期的に自分からも商品のアピールを行い、周囲にリマインドしてもらっていく必要があります

公募は、著作権を譲渡する場合も多いです。

著作権譲渡している場合は、自分のSNSで告知していいかどうかを、あらかじめ賞開催者に確認と取っておきましょう。トラブルが少ないです。



可能ならポートフォリオに受賞作を掲載する

受賞は水物なので、一時の熱狂が過ぎると忘れられてしまいがちです。

時間がたってから検索してくれる人のために、ポートフォリオに受賞作を掲載しておくことをおすすめします。

著作権を譲渡している場合は、自分のサイトに掲載していいかどうかを、あらかじめ賞開催者に確認と取っておきましょう。トラブルが少ないです。

わりと実績をサイトに載せることを許可してもらえるケースは多いのですが、NGのところもあります。

ポートフォリオサイトのおすすめはこちら↓




上記を全部行ったうえで営業をかけていく

ここまでやっても、受賞からすぐに仕事が来ることは稀です。

受け身の姿勢だと、受賞から仕事獲得へ持っていくのはかなり難しいです。

営業に抵抗がなくて、仕事が欲しいのであれば、こちらから営業をかけてみましょう。受賞歴のアピールも、ないよりは役に立ちます。

営業については様々な手法があるのですが、その一例をこちらの記事に書いてみました。イラスト描き向け記事ですけど、文章系でも多少役に立つかも↓

営業をかけるのは、初めは抵抗感があるかと思いますが、できると強いです。

先方に対して失礼にならないかどうか心配をする人もいるかと思いますが、経験値を積んでいくことで失礼かどうかの線引きが見えてくることもあるので、過度に恐れを抱かず、ひとまず足を踏み出してみてはいかがでしょうか。

まとめ

大抵の賞は、受賞がすぐに仕事につながるというわけではないので、受賞で得られるメリットを、なるべく最大化していくことが大事。

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