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公募でカテエラ作品を応募するのってどうなの

カテエラ応募のリスク記事アイキャッチ 公募ガチ勢による公募コツ
この記事はこんな人におすすめ

・カテゴリーエラーの作品って、送っても大丈夫なの

カテゴリーエラーをしないための方法が知りたい

こんにちは、わりと公募好きのサメダです。

累計獲得賞金は2023/10時点で150万くらいです。

このシリーズ記事では、公募ガチ勢の末席を汚す著者が、こうしたら公募生活をいい感じに過ごせるんじゃないの、というコツみたいなものを書いていきます。なお著者の主観です。

↓前回は応募規定を死守することがいかに重要かについて特集してみましたが、

今回はそこからちょっと発展して、これです。

カテエラ、つまり、カテゴリーエラーはOKなの、NGなの?

結論から言うと、基本的にNGです。

どういうことなのか、以下詳しく見ていきます。


カテゴリーエラーとは何か

カテエラとも呼ばれます。

特に文芸系賞の公募で使われている言葉なのですが、具体的にどういうことかと言うと、

本格歴史ものを募集している賞へ、転生チート主人公の小説を送りつけるようなことを言います。

いやそんな空気の読めないことはさすがにしないよ、

という人でも、例えば、溺愛ドロドロ物を求める賞で、プラトニックラブ気味の作品を送ることくらいはあるんじゃないでしょうかそれもカテエラといえばカテエラです。

本来の求められているものと乖離しているわけなので、乖離がひどい場合、基本的に選考でハネられます。

でもそうは言っても、

これまで見たことない作品を求む、とか斬新な作品が見たい、なんて、募集要項のところに書いてある賞もあるじゃない?

という声もあるかと思います。

それ、結果発表ページに行ってみて確認して欲しいんですが、案外、要素は目新しいけれど、基本的な部分はオーソドックスな内容、というの作品が受賞してませんか?

そうなんですよ、斬新すぎる作品や、あまりにその賞の過去作品などから乖離している作品の場合、下読みが落とすことがあるんです。

著者も下読み経験があるのでこの辺の事情は少しわかるのですが、上が、だいたいこういう方向性のが欲しい、と条件を提示するケースがあります。つまりそれに即していて、かつレベルの高い作品から順に上の選考に上げていくこともあるんですね。

この、「こういう方向性のものが欲しい」という部分には、その賞の特色である部分とか、その出版社が得意なジャンル、とかそういう内容のものが入ります。

web上で見た、ほかの下読み経験者の中には、〇〇というジャンルがウケているから、〇〇の入った話を上げてくれと言われた、という人もいるみたいです。


過去作を研究してカテゴリーエラーを回避

小説などの文芸系の場合

過去の受賞作を読むことと、その出版社のそのレーベルが、過去にどんな作品を出しているかをよく研究することが、選考に通りやすくなる秘訣ではないかと思います。

そうは言っても、刊行されている本が膨大すぎる、といった場合には、そのレーベルで特に売れている本を、2、3冊読むだけでも違うと思います。

とにかくNGなのは、賞の研究をせずに、賞に応募することです。

ちょうど書き上げた作品があるから、適当な賞に送った。賞が取れた、という天才もいますが、それはまれです。

書き始める前からその賞に応募すること想定して研究し、執筆するほうが、よりその賞を勝ち上がりやすい小説が書けるのではないかと思います。

でも、自分の書いた小説って、自分で評価するのは難しいものですよね。選考に落ちた時、受賞作より私の作品のほうがスゴいのに、って毎回思ったりします著者も。

自分でカテゴリーエラーかどうかわからない時は

友人知人に読んでもらって客観的な意見をもらうのがいいと思います。

執筆を周囲に秘密にしている人の場合は、スキマやココナラといったスキル販売サイトで、読書感想を書くサービスをやっている人がたくさんいるので、そういうサービスを使ってみるのも一考です。

無料で済ませたいのであれば、X(旧・Twitter)で、小説読みますRTした人の小説を読みに行く、などの#タグで検索すると、読んでくれる親切な方もいます。ただ、確実性を求めたいなら、お金を払ったほうがよいかと思います。



イラスト系の場合

例えば、(一般的な)年賀状公募に、アニメタッチの人物イラストを送るとほぼ確実にボツります

それも一種のカテゴリーエラーだからです。

需要が少ないんです。売れにくいから、採用されない。

ひとくちにイラストといっても、web小説の挿絵に使うのか、グリーティングカードに使うのか、ビジネスシーン向けサイトに使うのかで、それを消費する層が違います。

ですので、イラスト系の賞の場合でも、過去の受賞作をよく見て、それと同じ雰囲気に寄せていくのが受賞の近道です。

あ、このイラスト公募は、アニメ風の透明感のあるイラストが多く採用されているな、とか、ここは主線のないコミカルな絵柄が毎年上位賞に入っているな、などとわかってくれば、攻略法を得たようなものです。

また、

のイラストを用いた商品を使用する年代はどのくらいなのか、女性なのか、男性なのか、などを考えて、その年齢層・性別のニーズや流行にアプローチするカラーリングや要素を入れると公募に勝ちやすいです。

ユーザー層について考えることは、イラストや文章制作を仕事として受けるときにも役立ちますので、磨いておいて損はないスキルかと思います。

そういうわけで、いろいろ書いてきましたが、

個人的な印象では、カテゴリーエラーの作品は、送るだけ労力の無駄、という結論です。



まとめ

・カテゴリーエラーは基本的にNG。

・公募する賞の研究をすれば、カテゴリーエラーは防げる。


このシリーズの次回記事では、嫉妬心コントロールについて書く予定です。

公募をしていると、嫉妬は日常ですよね。どうやって付き合うかについて考えてみました

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