こんにちは、わりと公募好きのサメダです。
累計獲得賞金は、2017~2024年で160万くらいです。
1回1回の賞金は多くないのですが、あちこちで賞をいただいているので、多少汎用性のある記事になっているかなと思います。
ところで、公募に送った後、小説の見せ場シーンでの誤字に気づいた。イラストのレイヤーが逆になっていて塗りがおかしいことに気づいた。などといううっかりミス、ありませんか?
今回は、公募時に、そんなミスを防ぐ方策について書いてみました。
公募共通ミス対策
作品が完成したらいったん寝かせる
あらゆる創作で言えることですが、仕上げた瞬間は、自分の作品が良く見えがちです。
特に、徹夜して〆切ギリギリに書き上げた(描き上げた)場合は要注意です。
完成の喜びと疲労で、自分の作品を客観視することが難しくなっています。
疲労は判断力を鈍らせがちです。
そのままの勢いで送るのは待って、一晩でもいいのでクールダウンの期間を置きましょう。そうじゃないと高確率で後悔します。うっかりミスで。
クールダウンといっても何をすればいいの?
と思うかもしれないので、まず疲労を十分取り去ることをおすすめします。
疲労を取る方法の例
たとえば、
などの例があります。
創作は目を酷使する場合が多いです。パソコンやスマホの光は目を疲れさせやすく脳にも疲労が行きます。休息をとるときは、液晶画面から極力離れましょう。
そんなのわかってる、でもスマホからどうしても離れられないんじゃ、という人は、鍵のかかる箱にでもスマホを入れておくのがおすすめです↓
ところで、「体を温める」のは、入浴がおすすめです。
シャワーではなくて、湯船につかると、より血行が良くなり、筋肉の疲労がほぐれやすくなります。冬場は特におすすめ。
脳の疲労を取る栄養素としては、ブドウ糖がよいとされています。ドライフルーツや蜂蜜に含まれているようです。
ただ、ブドウ糖をピンポイントに取ればいいわけではありません。それは応急処置的な意味しかないので、やはり普段から栄養バランスの良さや、規則正しい時間に食事をすることが大事です。
健康はすべての活動の源なので、ここを手を抜かないようにしないと、公募の闘技場で長く戦い続けられません。
食事は奥が深いので、普段つくらない人は、自炊にチャレンジしてみてみては。
おいしいグルメや食事のシーンは、創作でも昨今需要が高めなので、学んでおいて損することはないかと思います。
学びの例↓
なお、睡眠はアイデアをまとめてくれることもありますので、最優先で取るよう心がけましょう。疲れすぎていても寝られないこともありますので、睡眠前にリラックスしておくのが大事かもしれません。
リラックス法の例
リラックス方法は人によって千差万別です。大事なのは、自分が穏やかな気分になれる環境を作ることです。
一般的な例を挙げると、
このようなものがあります。
お香の香りは好き好きなので、実際にお店に行って確かめてみて購入するのが一番良いです。形も、液体、スティック、コーンなど多様なので、自分に合うものを選んでみてください。
個人的におすすめのお香は薫玉堂のもの。
「三室戸の蓮」「音羽の滝」など、雅な名前のお香が揃っていて、創作インスピレーションにつながりやすいです。個人的にイチオシは「北山のバラ」。華やぎのある香りがします。
創作は目と頭を使って疲れてしまう場合が多いので、それは休めておき、ほかの五感、嗅覚、聴覚などを使ってリラックスしていくのがおすすめです。
ある程度のクールダウン期間後、改めて作品を見直す
注意することは、作品に対する愛着からも距離を取ることを心掛けることです。
冷静かつ公平な目で、作品を客観視して、作品をブラッシュアップしましょう。そのほうがミスが少なく済みますし、納得感のある作品になりやすいです。
作品に納得ができると、応募にも自信が持てるかと思います。
この作品を見つめなおす期間を取れるように、スケジュールを管理するのがおすすめです。
作品完成が〆切ギリギリにならないように、「〆切を前倒しした、フェイクの締め切り」を作っておき、脳をだまして、そちらの〆切を守らせるのがおすすめです。
自分で公平に見られないという人は、小説添削サービスの利用も一考です。
このブログでも小説感想サービスを承っておりますし、こちらに記事もあります。
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小説応募時のミス対策
よく使う単語は登録
特に登場人物の名前、地名、施設、技名などの固有名詞は登録しておき、あらかじめ表記ゆれや誤字を起こしにくい対策をしておくのが効率的です。
読み上げ機能で誤字チェック
小説書きがよく使うwordには、読み上げ機能がついている場合が多いです。
wordユーザーでなくても、webには、テキスト読み上げのサービスを提供してくれているサイトもあるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
自分の作品が読み上げられると、初めは恥ずかしいもののようです。ただ、だんだん慣れてくると、目でチェックするより、効率的にミスに気づける人もいるようです。
印刷してチェック
読み上げ機能が恥ずかしい場合には、紙へ印刷して誤字脱字チェックしてみるのもおすすめです。校正は、現在でも紙で行うところも結構あります。
紙のいいところはモニターより目が疲れないことです。また、紙で推敲するとなんとなく創作している感が高まり、作家気分も味わるかもしれません。
原稿用紙換算サービスで規定枚数をクリアしているかチェック
テキストを流し込むだけで、原稿用紙換算枚数をチェックしてくれるサイトがいくつかあります。
自分で組んだ文字体裁で、応募規定をクリアしているか不安な人は、このようなサービスを利用してダブルチェックしておくと安心かも。
イラスト応募時のミス対策
紙へ印刷するのはマスト
Web用に使われるのが目的だとしても、一度は印刷してみるのをおすすめします。
モニターだと、細かい部分を見落としがちで、印刷してみたほうがミスに気づきやすいです。小さいゴミや消し忘れが意外とあったりするんですよね。
印刷用に使われる作品であれば、原寸での試し刷りはマストです。
モニターでは問題なく見えていても、刷り出してみると、案外雰囲気が変わります。近接部分の色相や明度が近かったりして、境界が見えづらくなっている場合もあります。または色が思ったほど調和していなかったり。
何度か印刷してみて調整していくのが、より勝ちやすい作品に仕上げるコツかなと思います。
公募に送付後、ミスに気づいたら
著者は下読み歴がありますが、正直、誤字はあまり気にしません。
そんなの下読みそれぞれじゃんと思うかもしれないですよね。
ただ、募集作品が見られるweb公募の作品を見てみても、読めないほどの誤字の作品って、まず見ないのではないでしょうか?
コンテストに応募するような人は、だいたいその辺のレベルは軽くクリアしてきている場合が多い気がします。ですので、ささいなミスはそこまで気に病まなくてもいいのでは、と思います。
問題は、ページ数が大幅に抜けている、などの大きめなミスをした場合はどうするかです。これは、賞によっては、応募作品の再送が可能な場合があります。規定を読み直してみましょう。
再送禁止のところもあるので、この辺りは賞ごとの規定をよくチェックしてください。
レアケースですが、ものすごく親切な賞の場合、「送付データに問題があるので再送してください」という連絡をくれるところもあります。非常にレアケースですが……
まとめ
疲労は作品をブラッシュアップする妨げになります。
また、応募に際してミスはないほうがいいですが、少々のミスなら、あまりこだわることもないので忘れて結果発表を待ちましょう。
次回の公募コツ記事では、落選が続いた時の対処方法について書いてみました。どうするかは基本的に3択です↓
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