こんな時は、公募活動から卒業したほうがいい。
という状況があります。
その緊急度ランキングを、累計獲得賞金180万円くらいの公募ガチ勢のサメダが書いてみました。
3位:承認欲求が満たされたとき
なぜ人は公募をするのか?
理由はそれぞれですよね。
わりと多くある動機のひとつが、有名になって(プロになって)、世界に自分の作品を商業というフィールドで発信したい、という承認欲求です。
ですので、これが何らかの形で満たされた人は、わざわざ厳しいとわかっている公募の沼地に飛び込んでいく必要がなくなり、自然と公募活動を卒業していくのではないでしょうか。
プロになった場合は、案件を抱えていると、公募に応募する時間自体も取れなくなっていきます。
ただし、プロの世界も厳しいので(特に作家は素人目に見ていても厳しい印象)、売れなかったり、次の本が出せなかったりするとすぐに、公募界隈に戻ってくることになる場合もあります。
2位:公募という形態が搾取だと思い始めたとき
ざっくりいうと、「かけた労力に対して、賞金が安すぎるのではないか」問題です。
これはある程度、公募で何度か小さい成功を収めている中堅公募勢が抱きがちな悩みです。
こんなことを言うのもなんですが、経験上、たいていの公募においては、受賞しても、短期間承認欲求が満たされるだけで、基本的にお小遣い稼ぎにしかなりません。
時給換算にすると、公募の賞金は、ものすごく低賃金であることが多いです。
また、公募によっては受賞時に著作権を持っていかれます。
自分の命ともいえる有限の時間を削って作り出した渾身の作品の値段が、わずかこのくらいなのか? それは幸せなのか?
という悩みが生まれてきたら、公募を卒業して、別の活動にステップアップしていってもよいころかと思います。
公募というシステムはどうしても、応募者のやる気、創作アイデア、時間などを、射幸心あおって無料で差し出させている、という側面があります。
そういうことに目が向いてくるステージまでになったら、もう公募を続ける必要はありません。
「公募という形態が搾取だと思い始めたとき」は、公募卒業緊急度2位に書きましたが、じつは、これを感じている人は、1位より根本的に公募から心が離れています。
ここまでくるともう、公募活動への熱意をあらかた失っているのではないでしょうか。
それはべつに悪いことではないかと思います。人生のステージが変わっただけです。
自分の出版社やお店を立ち上げて、自分が公募をするサイドに回るなど、新たな創作スタイルを模索していってはいかがでしょうか。
1位:受賞報告を見ていると嫉妬が抑えられず、それを行動に移してしまった時
これにあてはまってしまった人は、今すぐ公募を卒業してください。
自分が落ちた賞で知人が受賞した時、その受賞を心から祝える人格者はなかなかいません。
嫉妬すること自体は、わりと、公募勢にデフォルトでインストールされている機能の一つです。
この記事を書いている人も、書店で自分の落ちた賞の受賞作を発見すると、研究しようという前に、気分がふさぎ込みます。
いくら受賞者に嫉妬してもいいです。たしか日本では、憲法で心の自由が保障されています。
ただ、嫉妬をこじらせて、実際に受賞者の悪口を書き込む、受賞作に低評価レビューを入れるなどの行動を始めてしまったら、それは公募活動の卒業時です。
訴訟や逮捕に行き着く前に、公募から離れていったん心を落ち着けてください。
公募があなたの激しいストレス源になっているのであれば、社会に迷惑をかけてしまう前に、公募活動からの卒業を考えたほうがいいです。
公募勢の中には社会でうまくやれなくて、それを一発逆転させようと思って公募に挑んでいる、がけっぷち勢も結構いるかと思います。
そういう人は特に、自分の人生は公募で勝てないと終わりだ、などと思いつめてしまいやすいので注意してください。
世に認められるためのルートとしてわかりやすいのが公募というだけであって、夢をかなえるルートは、他にも探せばあります。
わかりやすい成功ルートは、わかりやすいだけに競争率が高いです。
プロデビューなど、条件のいい賞は、人気企業における「若干名採用」みたいなものなので、応募者が殺到するのは当然で、そこで勝てないのもまた当然です。
真面目な人ほど全力を尽くしがちですが、公募に人生をささげようが、誰も褒めてくれません。
クオリティの高いものを作れば公募に通るわけでもありません。
売り出す側のニーズにこたえている作品が受賞します。中の人でない限り、ニーズを読むことはできません。
公募における評価はそういう、不特定多数の人の好みや思惑が入るので、努力で何とかできる部分は限られています。
それより、人脈とコネを作ることを心掛けてみてください。
チャンスを得やすくなります。
ひょんなことから仕事につながったりして、人生を好転しやすいです。
SNSかブログでも始めてみたり、文学フリマやコミティアなどの創作イベントに参加してみてください。自然と人脈が生まれていきやすいかと思います。
もし、ストレス解消がうまくいき、心の余裕が息を吹き返してたら、再び公募生活に戻ってくればよいかと思います。
たぶん公募というシステムは、そう近々になくなるものでもないからです。
まとめ
公募活動を卒業したほうがいいケースがあります。
緊急度の高いものに当てはまったあなたは注意が必要かも。
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