・公募(コンテスト)に参加してみたいけど、まず何に気を付けたらいいのか知りたい
・は? 応募規定を順守するのってそんなに大切なの? 大げさじゃない? と思った人
こんにちは、公募好きのサメダです。
著者は2017年ごろから公募を始めてハマりました。
イラスト系は200点ほど採用、文章系は最終選考残留の経験があります。
一点一点の賞金額は多くないのですが、いろいろなところで入賞しているので、汎用性のある入賞のコツを、ある程度リアル感を持ってお伝えできるかなと思います。
このシリーズ記事では、わりと公募ガチ勢な著者が、こうしたら公募生活をいい感じに過ごせるんじゃないの、というコツみたいなものを書いていきます。
今回はこれです。
応募規定を読み込み、死守する。
はあ? ナメてんの?
と思ったそこのあなた、あなたにこそおすすめの記事です!
応募規定を読み込み、死守する
おいおい、そんな簡単なことを大仰に記事にするなよ、
と思った方、
実はこの、応募規定を読めるかどうかが、公募における最初の選抜なんです!
極論しますけど、
公募において、応募規定を順守することは、どんな素敵な創作物を応募するよりも大切です。
著者はクラウドソーシングで案件の発注をしたことがあるのですが、こちらの出した要綱を守って応募してくれている方と、そうでない方では、守ってくれている方のほうが印象がいいです。
実際はどうかわからないのですが、ヒアリング力があって、これからも仕事をちゃんとやってくれそうなイメージです。
逆に、守られていない方は、今後のお仕事でもレギュレーションを守ってくれないかもしれないという不安感から、一緒に仕事をする優先度を下げざるをえません。
これは仕事の話ですけど、公募もそれと同じで、
応募規定を守っていない作品は、その時点で、主催者側の選抜に落とされても文句言えません。
主催者(言ってみればクライアント)の希望に沿っていないものを提出しているわけだから、そんなものに主催者が金を払わねばならない理由はないわけです。
ましてや公募は、仕事じゃなくて競争です。減点法の。
作品も減点されて選抜されていくのに、応募した時点から傷があると、超不利です。
著者はweb小説を読み専していたことがあります。web小説は公開されているから、応募作が、誰でも見られる状態です。
応募作の中でわりとあったのが、規定文字数に足りていないor多すぎる、指定のタグを付けていない、指定公開日以前、以降の投稿などの規約違反でした。
つまり、
作品選考のスタートライン立てなかった作品、というのが、応募作の中で、一定数は存在するみたいです。
これはきっと、オープンになっているから見えているだけで、応募作がブラインドになっている公募も、多かれ少なかれ、そうなんだと思います。
もったいないですよね、せっかく時間をかけて作った作品が、作品の内容以前の問題で落とされてしまうのは。
以下、そうならないためのポイントとして、よくミスしやすい点をまとめてみました。
応募する前にチェックしたいこと
公募共通事項
締切日を確認しているか
締め切り日を過ぎた場合、次回の公募に回してくれる親切な公募もありますが、基本的に、公募の締め切り日をオーバーした場合は、その公募上の死だと思ったほうがいいです。
郵送の場合は、消印有効か、締切日必着かにも注意しましょう。
消印有効なら、締切日に送ってもOKですが、締切日必着なら、締切日の一週間くらい前には郵送を終えているほうが安心です。
プロフィール欄の必要事項を過不足なく埋めてあるか
「プロフィールに記載漏れがある作品はその時点で落とす」と明記してある賞を見たことがあります(それはイラスト系の公募でした)。
プロフの記載を侮ってはいけないようです。
小説賞などの場合、経歴をけっこう見たりして、小説だけでなく経歴を評価する場合があるので(例えば、医者が書いた医療ミステリ小説など)、丁寧に埋めておいた方がいいと思います。
また、賞歴などを書く欄がある場合には、これもアピールになる可能性があるので、受賞経験者は、しっかり記載しておきましょう。
メールにて応募の際は、その賞が指定する件名になっているか
こういう件名で応募してください、と書いてある賞もあります。企業は公募だけやっているわけではないので、件名ミスで応募メールがうずもれてしまうと、もったいないです。
指定の、データ転送サイトなどがある場合はこれも守ってください。
データの場合、賞指定の保存形式になっているか
特にイラストの場合は、jpg、ai、psdなどさまざまな形式の指定があると思うので、そこをよくチェックしてください。
文章系
Web、アナログ共通
・あらすじを含め、規定文字数以内に収まっているか(死守)
アナログの場合
・小説の場合、規定文字組になっているか
・印字する紙のサイズは指定のものか
webの場合
・賞開催期間中の投稿になっているか
・指定のタグなどはついているか
イラスト系
- 原稿作成サイズは規定のものか
- RGB提出か、CMYK提出か
- 出力見本をつけるのか付けないのか
- 出力見本を付けるなら、その紙のサイズの指定は守れているか
- 余白エリアが必要なら、何ミリ取るのか
以上は基本的な点で、この上に、それぞれの公募独自の規定を順守していきます。
わずかでも不明点があれば、主催者に連絡を取って、問い合わせをした方がいいです。でもあきらかにしょうもないことで問い合わせをするのはやめましょう。主催者側の迷惑になりますし、応募者としての印象も悪くなりそうです。
自己判断で間違えて、応募規定ミスになったら、これまでの努力が水の泡です。
それにごくまれにですが、主催者の応募規定のほうが間違っている場合もあります。
自分はけっこう、うっかり屋なんだよね、という人は、誰かに応募前にチェックしてもらうと、ミスが減るかと思います。
あるいは、時間を少しおいて、公募品完成ハイになっている頭を冷静にしてから、再度規定を読み込むのもおすすめです。
応募総数に過剰にビビる必要はなし
公募勢となり、公募に参加してみれば、自分の参加した公募の応募総数の多さに驚くことも多いんじゃないかと思います。
え、こんなに応募数多いの? 受賞確率、消費税より低い!
なんて途方に暮れたり。
でも、これまで書いてきたように、応募作品の中には、応募規定を満たしていない作品だって含まれているんです。
だから、応募規定を守ったあなたは、応募数が多すぎることに対して、過剰にビビる必要はないんじゃないかと思います。
大きく構えて、発表日を待ちましょう。
まとめ
・応募規定は死守。不明点は問い合わせしてみよう。
次回の公募ガチ勢公募記事は、「カテゴリーエラーって実際どうなの? ヤバいの? それとも何とかなるの?」という内容について書いています。
自分の作品がカテゴリーエラーかどうか判別するコツなども載せてます
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