noteは創作とブログの中間くらいの雰囲気です。
あまり殺伐としておらず、何か作る人には、比較的居心地がよい印象があります。
でも、noteを始めたら、やっぱり評価が欲しいですよね。創作大賞でも、選考にどうやらスキ数なども加味しているようですしね。
そこで、どういう内容を書けば、スキが付きやすいのか、以下、note歴1年超のサメダが説明していきます。
なお、あくまで主観です。
売れる記事とスキが付きやすい記事は違う
まずこれとても大事なのですが、スキが多い=売れる記事、ではないです。
スキがたくさん押される記事と、売れる記事は違います。
全然スキがついていなくても、売れている記事はあります。
記事を売るのに、スキの数を追い求める必要はありません。
- スキが付きやすい記事=著者の体験を書いたものが多い
- 売れる記事=実用記事が多い
ざっくりいうと上記のような印象です。
スキを増やすのと有料記事が売れるようにするのは、努力の方向性が違うと考えておいた方がいいかもしれません。
ここではあくまで、スキが付きやすい記事とは何かについて見ていきます。
スキが付きやすい記事内容
サメダがnoteを1年見てきて、スキが多くつくなと感じる記事内容の例は以下です。
- note始めました記事(自己紹介)
- 仕事を辞めた話
- 仕事はじめました、という報告
- 病気との格闘
noteは基本的にやさしい村なので、みんなわりと誰かに共感したいと考えているような印象を受けます。自分に近いなと感じる人には、比較的気さくにスキを投げてくれやすいです。
じゃあ、人が感じる悩みで多いのは何か?
というと、生老病死と仕事と夢と趣味です。
このカテゴリに入っていると、比較的人気が出やすいと感じます。
・共感の本の例↓
note始めました記事(自己紹介)
note始めました宣言(自己紹介)は鉄板なので、ぜひ、noteを始めたらすぐに書いてみてください。
なるべく、身バレしない程度に最近の悩みや興味があることなどを書いてみるといいです。
「あ、自分と近いかも」と感じた人がスキを押してくれやすいです。そこからフォローにもつながっていきやすいです。
仕事辞めた・始めた記事
作者にしか書けない体験でありながら、他者も抱えている悩みを描くと、共感を得やすいようです。
たとえば、子育ての悩み・あるあるとか。悩んだ末、仕事辞めてきた。などです。
なかでも、仕事を辞めてきた記事はけっこうスキ数を集めやすいです。
このへんに、noteがやさしい場所だと言われるゆえんがあるのかな、と感じるほどです。
特に、看護師さんの退職報告は、同業者が結構いるせいか、それとも過酷なエピソードが読者の胸を打ちやすいのか、スキの獲得数が多い傾向がみられます。
そう何度も人生で仕事を辞めることはないと思うんですけど、一度でも退職経験があれば、退職までの心理・葛藤などを詳しく書いて書いてみると、比較的スキが付きやすいです。
これを自己紹介記事として固定記事にしておくのも、共感を得やすいため、おすすめです。
一方、仕事を始めたました記事も結構人気があります。
どういうことかというと、
「この度フリーランスになりました」、ですとか、「ライター始めました」などのお知らせです。
スキを押してくれた人が仕事を振ってくれたりすることはたぶんほぼないのですが、応援の気持ちでスキを押してくれる人は多い印象です。
あまりおすすめできない記事内容
- 肩書が弱い状態で専門家風の解説をする
- 自分のやっていることがどのくらいすごいかのアピール
肩書が弱い状態で専門家風の解説をする
いわゆる「TIPs」系(何かのコツや秘訣を解説した記事)は、専門家なら評価されますが、いわゆる一般の人が書いても、あまりウケない様子です。
権威性が足りない場合が多いのと、競合が多い点で不利です。
どうしても「TIPs」系を書きたい場合、例えば、今話題になっている何らかのサービスを実際体験してきて、自分はどう感じてどこがよくてどこが悪かったのか、などを書くような、レポート形式がいいかもしれません。
専門家風の、上から目線の記事を書くと、情報が欲しいだけの人が集まって、読まれはするものの、記事にスキは投げてもらえない感じになりやすいです。
有料記事の販売なら、そのスタンスもよいかと思うのですが、スキ獲得という点では、おすすめできません。
自分のやっていることがどのくらいすごいかのアピール
自分すごいでしょアピールは、仕事でnoteを使っているとやってしまいがちなのですが、こういう記事はあまりスキを集めている感じがしません。
たとえば、企業の公式noteって、あまりスキがついていないことが多いですよね。
これはどうしても宣伝臭がしてしまうからではないかと思います。どうもnoteの読者は、宣伝臭に敏感な印象です。
フリーランスでも、こういう仕事をしました、と受注した仕事の話を出して、スキがいっぱいつく人は、すでにほかのSNSで人気だったり、社会的評価が高い人だったりします。
無名のフリーランスが、仕事しましたアピールをしても、スルーされがちです。
知らない人がどれだけ自分の仕事に打ち込んでいても、読者にはあまり興味がないですよね。
そのため、読者の見たい気持ちを高まらせることができないからではないでしょうか。
それに、仕事を取れていない人や働きたくても働けない人からすると、仕事アピールは一種の「上から目線」になりがちなんですよね。
読者の見たい気持ち、知りたい気持ちを高められないので、クリックしてもらいにくくなる。
そこで、仕事アピールをする前に、読者に自分のアカウントに対する興味を持ってもらう必要があります。
好きになってもらうには、自分の考えや悩みを発信して、共感を勝ち取る必要があります。
こういういわゆる弱い部分をさらけ出すことで共感を得る手法は、企業のnoteではまねしにくい、個人アカウントならでは強みです。
共感を勝ち取ると、スキが増えます。
また、この人の紹介する者なら、安心して買えるかも、という気分になりやすく、アマゾンなどのアフィリエイト、自分の運営している商売にも誘導しやすくなります。
専門記事とスキが付きやすい記事を織り交ぜる
専門記事と、スキが付きやすい共感度の高い記事を織り交ぜると、ファン(フォロワー)が付きやすいです。
具体的に言うと、いつもはおすすめの映画の紹介をメインに上げているんだけれども、ときどき私生活の悩みの記事を織り交ぜてみる、などです。
それまでその人の書く映画紹介記事だけに興味があった読者も、その映画紹介をしている人が普段どういう暮らしをしていて何に悩んでいるかを知ると、紹介者の自体への興味も生まれてくる、という流れです。
たくさんの人に共感される=スキが増える
noteでは、応援したいなと思うものに、スキを投げる傾向が強いと感じます。
目線は読者と同じくらいに設定し、えらそうな感じを出さず、隣にいる友達にちょっと丁寧に話しかける、くらいの語り口で書くと良いかと思います。
愚痴はたまに書くのはいいですが、愚痴ばかりのアカウントを見たい人ってあまりいないものです。
何か新しいものに触れるために、読者は記事を読んでいるのではないでしょうか。
noteは普段の考えを気さくにつづる場ですが、人に読まれている場でもあることを、意識して記事作りをしてみましょう。
まとめ
noteにはスキが付きやすい内容の記事とそうでないものがある。
スキがつかないからと言ってダメな記事というわけでもないが、スキを集めるにはコツがいる。スキは共感から生まれやすいので、共感をどう勝ち取るかが大事。
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