どうやったらエブリスタで読まれるか?
それはエブリスタ住民の永遠の悩みですよね……
このシリーズでは、エブリスタで読まれたい方のために、エブリスタ歴3年程度の著者が、古参ユーザーにもアドバイスをいただきつつ記事作成をしています。※あくまで主観です。
今回紹介する手法は、こちらです。
「作品内容を、読者層に寄せると、読まれやすくする」
どういうことなのか以下、詳しく書いていきます。
作品内容を、読者層に寄せる
小説投稿サイトで、ランキングやコンテストを勝ち上がっていくためには、
を、考えることが重要です。
投稿サイトが求めている作品を知りたい場合は、サイト内で近年開催された賞の、受賞作を見てみるとわかりやすいかと思います。
個人的には、最近は人間関係ドロドロ系、溺愛等、いわゆる女性向けコミカライズに向きそうな作品が受賞する場合が多い、という印象です。(※主観です)
エブリスタの読者層はどういう感じか?
これは、ランキング上位の作品傾向から考えてみました。
読者層の傾向が顕著に出ているのが、「恋愛」、「BL」ジャンルの人気と、「エッセイ・How To」「ノンフィクション」の上位作です。
「恋愛」、「BL」ジャンルが人気なのでそれを書いてみる
この二つのジャンルはエブリスタの二大巨頭です。
例えば、「恋愛」ジャンルでは、現代が舞台で、女性主人公の、異性恋愛ものが人気です。
男ハイスペ女貧乏の、格差婚系の作品が恋愛物の上位に来ていることが多いです。
「大人の恋愛」というタグが好まれてよく使われています。
恋愛ジャンルでランキング入りしている作品は、本棚数4~5桁、すごいものだと、スター数が6桁くらいになっていたりします。
あとは、ジャンルを問わず、過激描写タグ付きのもの。(このレーティングタグを付けると比較的本棚が増えやすいですが、描写の露骨さによっては、運営から警告が来る上、警告が来る基準が明文化されていないため、注意が必要です)
このことから、エブリスタはわりと年齢の高めな女性ユーザーが多いと言えそうです。(あるいは、ランキングにかかわるスターや本棚をを入れてくれやすい読者はそういう層ということかも)
傾向の近い「恋愛ファンタジー」記事でもご覧ください↓
既婚者エッセイが人気なのでそれを書いてみる
エブリスタの、「エッセイ・How To」「ノンフィクション」ジャンルでは、日記が多いのですが、中でも、既婚者の日記(女性)がランキング上位に来ています。
どんな内容かというと、
子育てと夫・姑・仕事への愚痴もの。不倫系。病気系。
これらがランク上位に出てくるのは、読者をたくさん抱えている古参のユーザーが書いているからというのもあると思うのですが、それだけでは説明しきれない部分もあります。
新規に日記を始めた人でも、独身と既婚だと、既婚者の発信する内容のほうが人気が出やすいです。
読者も、それらの話題に共感してる人が多いから評価が付きやすい、ということではないかと推測されます。
そのため、「既婚・子育て中・あるいは子育て後の女性読者」は、エブリスタを支える層としてはわりと厚いものなんじゃないかと推測されます。
以上の2点から、
女性(特に子育て世代)が不快感を持つような作品は、エブリスタでは、他小説サイトよりウケにくい傾向があるのかも? と考えることもできます。
逆に、子育て四苦八苦系エッセイ、姑とのバトルエッセイなんかを上げてみると、エブリスタ内では、共感するユーザーを獲得しやすいのではないでしょうか。
「エッセイである程度読者を囲い込む→小説を上げてみる」
これならおそらく、本棚数が0という結果にはならないと思います。
ちょっと迂遠な方法ですけど。
じゃあ既婚者子持ちでなければエブリスタで日記を書く意味はないのか?
と思うかもしれないのですが、別にそうでもないです。
エブリスタで人気なのは確かに既婚者日記です。ただ、別にエブリスタに既婚者しかいないわけではないです。いろんな境遇の人がいます。
けっこう、無職っぽいユーザーもいる印象なので、無職の方は、同じ境遇の友を増やしていくのも手かもしれません。
無職という状態をどう生かすは自分次第です。無職を脱する活動をつづるエッセイを書いてみてもいいかもだし、まったり無職ライフエッセイも悪くないかもですね。
なんにせよ言えるのは、自分からさらけ出してみたほうが、交流仲間は集まって来やすいです。
ただ、個人情報の出しすぎにだけは気をつけてください。
特に写真。
読者数を増やすには、自分のライフスタイルや人間性に共感してもらって、好きになってもらうのも手。
児童向けもそこそこ需要あり(そこそこです)
エブリスタは超・妄想コンテストというコンテストを月2回開催しています。
入賞作は、河出書房新社の5分シリーズに掲載される可能性があります。
5分シリーズは傾向的にはYA書籍なので、受賞作の中でも、児童向け作品が収録されやすい様子です。
ですので「妄想コン受賞→本への収録」が狙いであれば、エブリスタで児童向けを書いてみるというのもよいかと思います。
児童向けは配慮が難しい領域であり、なかなか誰もが書けるわけではありませんが……
なお、河出書房新社の5分シリーズの刊行頻度は近年、低くなってきています。また、妄想コンの受賞傾向も変わりつつあり、今後どうなっていくかはちょっと読めない部分があります。
まとめ
「作品が好き」という読み手より、「作者の人間性が好き」と言ってくれる読み手のほうが、より深いファンになってくれるかもしれません。
次回のエブリスタで読まれたいシリーズは、
「投稿作品の表紙絵をイラストレーターに描いてもらって勝負をかける」という内容です。

美麗なオリジナルイラストを付けてもらうと、どんなメリットがあるのか? イラスト発注の時のちょっとしたコツなどを書いています↓
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