こんにちは、サメダです。
このシリーズでは、エブリスタ好きの著者が、エブリスタで読まれるためのアイデアを考えてみてます。あくまで主観です。
古参のユーザーからも、アドバイスをいただいて書いているので、多少何かのお役に立つかも?
前回は、作品内容を読者層に寄せて読者獲得を目指す、という記事でした。エブリスタの読者はどんな人が多いの? というのが知りたい方はこちら↓
さて、今回考えた、エブリスタで読まれるんじゃないかと思う方法はこちら。
作品の表紙を外注にする
表紙絵をイラストレーターに頼み、オリジナルのものにすると、どういうプラスの効果があるのか、頼むとしたらどういうところで頼んだらいいのかなど、以下、見ていきます。
作品の表紙を外注にする
表紙絵を描きおろしてもらうメリット
表紙は小説作品の顔です。
ビジュアルをよくしておけば、それだけで惹きつけられてクリックしてくれる可能性もあります。
エブリスタにはいくつか表紙のテンプレートも置いてありますが、それを使うと、他のユーザーの作品とダダ被りします。
じゃあ、フリー素材のサイトから落としてこればいい、わざわざお金かけるのもったいない。
と思うかもしれませんが、フリー素材は、レベルの高い、綺麗な画像っていうのは限られていて、その限られた画像から選んで来るから、やっぱり被るんですよね。
わざわざ選んだフリー画像で被るのは、エブリスタの表紙テンプレートで被るよりショックが大きいです。何なの自分の労力は、ってなります。
ではAIはどうか? ですが、AIが生成した美麗イラストを使うのも、AI学習には、著作権的にまだグレーな部分があるので、あまりおすすめできないです。
また、AI絵嫌いの人というのも一定数いるので、その層を取りこぼしてしまう可能性があります。
その点、人間のイラストレーターに依頼すれば、著作権の問題はクリアできますし、無料配布イラストのように被りません。それに、2024時点では、人間に依頼するほうが、意図したニュアンスのイラストを作ってくれやすいです。
イラストレーターさんに表紙を描きおろしてもらうことで、主人公のプロフィールを文字で読む前に、主人公のビジュアルが読者に伝わります。
こんなお得なことはありません。
ビジュアルが読者の好みに刺さると、読んでもらえる確率も上がります。
これは勝負をかける作品、と思った場合には、表紙イラストにお金を使うのも一考です。
どんな表紙を描いてもらえばいいか
一般文芸はともかく、表紙に風景だけが書かれたライト文芸本って、ほとんど見たことないんじゃないでしょうか。
たいがいみんな、人物がこっち向いて笑ってる絵が多いですよね。
あれが売れやすい最適解だから、どこのラノベやライト文芸系レーベルも、こぞってそういう構図の表紙にしているのではないかと思います。
人を引き付ける力が強いのは、風景や花より、圧倒的に人物が入ったイラストです。
イラスト依頼はいくらくらいかかる?
著者が調べたところ、表紙は、アマチュアお絵かきマンに頼む場合、キャラクターひとりにつき¥5,000~¥10,000くらいで行けそうなかんじです。
込み入ったイラスト、複数キャラ書いてもらう、文字入れまでやってもらう、などになると、もっと積まないといけないと思いますが。
イラスト描きを探せるサイト(一例)
なお、上にあげたふたつのサイトは、比較的アニメ系(萌え系)のイラスト描きの登録が多いです。
もっと本格的な、いわゆる「文芸」向きなイラストを依頼するのであれば、イラストレーター団体のサイトを見るのがおすすめです。
一例は以下です。
これらのイラストレーターサイトは、非萌え系の商業イラストレーターが揃っており、実際にお店で売っている有名な本の装丁を手掛けた経験のある描き手も、探せばたくさんいます。
ガチで本格的なイラストを入れたい人は、依頼してもいいもしれません。ただし値段は、クラウドソーシングで依頼するのとは段違いに高いと思われるので、ご注意。
クラウドソーシングと違って、依頼の値段の相場を明記していない人が多いので、値段交渉から入るかもしれない点も、慣れていないとちょっと手間かもしれません。
ただ、同人誌として発行する時やkindle販売を行う時など、表紙の美しさが大きくものをいうケースなら、商業イラストレーターに依頼しても元が取りやすいのかなと思ったりします。
・(参考記事)イラスト発注コツはこちら↓
イラスト依頼時の注意点
なお、これは非常に重要なことなので太字で書きますが、イラストを依頼する場合、どこかで妥協しないとダメです。あなたの頭の中にあるビジュアルイメージを100%再現できる人などいません。
またこれも、外注に際して大変重要なことなのですが、
線入れや着彩まで進んでいるところに、大きな(小さくてもですけど)変更希望を入れると、わりと嫌われるのでやめましょう。
著者もイラストを受注することがあるので多少わかりますが、デジタルだって、直すの、めちゃくちゃめんどくさいんです。なんでそれ早く言ってくれなかったの? と、口には出さないですが、不信感と悲しみと怒りがこみ上げます。
今後、あなたの小説が人気が出て、引き続き同じイラストレーターにお願いするというケースも出てくると思うので、イラスト描きとの関係は円満であるに越したことはないです。
イラスト描きにラフに入ってもらう前に、具体的なイメージや参考画像をつけて、よくすり合わせておくのが大事です。
相手の時間をお金で買っているわけですので、払っている報酬が要求に見合っているか、よく考えてから発言したほうが、お互いスムーズに事が運びます。
ただ、ここまで書いておいてなんですけど、美麗表紙で読者を引っ張る方法が有効なのは、ライバルの多い激戦区ジャンルにおいてなのかなと思います。
のどかジャンルで美麗表紙をつけても、正直言って、あまり本棚数やスターが増えているケースを見たことがありません。
エブリスタの読者さんは、表紙よりも中身に興味がある方が多いみたいで、表紙がけっこうぞんざいな作品でも、ふつうにランキング入りしています。
不思議なことなのですが、むしろちょっと手作り感のある表紙のほうがウケているような気すらします
しかし、競争がさらに進んだ場合、今後もそうとは限らないですよね。ちょっとでも閲覧バトルを有利に進めたいなら、イラスト外注も一考です。
エブリスタの表紙サイズ
エブリスタの表紙の推奨は、5:7だと公式HPに書いてあります。
そうは言われても、よくサイズがわからないという人は、
ヨコ540×タテ768pxがおすすめサイズのようです。
ただこのサイズもどうやらジャストフィットではない気がするので、画像が少し見切れてしまってもいいように、見切れて欲しくない情報(文字など)は、縁ギリギリではなくやや内側にレイアウトするのがおすすめ。
まとめ
・絵の上手い描き手に書いてもらった唯一無二の表紙>素材サイトで拾ってきた画像
次回のエブリスタで読まれたいシリーズの記事は、
「ランキングで高順位を長期間維持して読者流入を増やす」という内容です
どうやって高順位を維持するの? などのちょっとしたコツについて書いてます
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