弱小フリーランスだと、そもそもクレジットカードの審査に受かる気がしないので作っていない。
という人もわりと多いのではないかと思います。
昨今では支払方法の多様化によって、クレカがなくても特に問題ない時代にはなりつつあります。
でも、ときどきクレカ決済しか支払方法がないお店があったりして、困ったことってありませんか?
1枚くらいは作っておきたいな……と思った時、フリーランス向けのクレカがあります。
以下では、それを紹介します。また、この記事を読むとランサーズへの登録方法とその注意点もわかります。
「ランサーズカードVisa」
「ランサーズカードVisa」は、ランサーズ(後述)の登録者のみが申し込める、フリーランス(副業フリーランスもOK)向けに特化したクレジットカードです。
ランサーズHPより
- 1.カード発行主体:株式会社エポスカード
- 2.名称:ランサーズカードVisa、ランサーズカードVisa for BUSINESS
- 3.年会費:永年無料
- 4.申込開始日:2025年3月24日 (月)
- 5.国際ブランド:Visa
クレジットカードの例にもれず、このカードも仕事や資産についての審査があります。
ただ、この「ランサーズカードVisa」は、その審査に、ランサーズでのお仕事実績も考慮してくれるという特徴があります。(※収入がない方はお申し込みいただけません、とのこと)
すでにランサーズで1件でも仕事を受注していれば、審査で多少考慮してくれるようです。こういう点は、収入が不安定なフリーランスにはありがたいのではと思います。
なお、このカードの審査に通った時の筆者のランサーズ情報はこちらです↓

ランサーズにアカウントを取ってたしか今年2年目です。実績数がそこまで多くなくても、通るときは通るカードみたいです。
ランサーズとは
ランサーズとは、クラウドソーシングサービスのサイトのひとつです。
クラウドソーシングサイトは、そのサイト上でクライアントが仕事を受けてくれる人を探しており、そのクライアントが納得した相手にその業務が委託される、という感じのシステムです。
クラウドソーシングサービス大手はどこも、報酬額のうち手数料で20%ほど持っていかれるため、その点に不満を持つユーザーも少なくないです。
そのほか、激安の仕事ばかりある、クライアントが途中から音信不通、などの悩み・不満もよく見ます。確かにそれらは、一定の真実です。
ただ、金銭の授受という個人間では揉めやすくなりがちな部分を、運営サイドが管理してくれているため、個人間で業務のやり取りをするより証拠が残りやすく、安心度が高いというメリットはあります。
「ランサーズカードVisa」申し込み手順
ランサーズにアカウントがない人
「ランサーズにアカウントを取る→仕事を1件以上こなす→カード申し込み」の流れです。
まず、ランサーズにアカウントを取ります。
ランサーズ公式HPに行き、右上の会員登録ボタンから、必要事項を登録して会員登録します。
登録は無料です。こっちからも飛べます↓

なお、仕事が入ればお金をやり取りすることになるので、ランサーズ登録するためだけに作った、ほかの用途で流用していないメールアドレスでアカウントを作るのが安心かなと思います。
アカウントを取ったらまずプロフィールを埋めます。
マイページ→プロフィール編集から書き入れます。

基本的に空欄は全部埋めてください。
特に、住所・電話・名前(本名)・振込先は確実に埋めます。
なお、インボイス登録している人はその番号も登録しておくと信頼度が高まります。
プロフィールを埋めるときにあらかじめ用意しておくもの
最優先
・写真にとるかスキャンした本人確認書類
(運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証・パスポート・外国人登録証明書・在留カード・特別永住者証明書・住民基本台帳カード・住民票のうちのどれか)
これはとても大事なことなのですが、この本人確認登録をすませないと、ランサーズは報酬の振り込みができないシステムです!
次に大事
・プロフィールヘッダー画像
3MB以下の JPGかPNGファイル。正方形の写真を推奨とのこと。とはいえこの画像、使われるときには丸く切り取られるので、丸く切り取られたときに映える画像がいいかと。
(本人写真を使うと信頼度が高まるということを書いている記事もありますが、それが怖いなら写真でなくてもOK。ただしビジネスのアカウントなので、あまりふざけたアイコンはクライアントに不安感を抱かせそう)
・ポートフォリオ用画像
(私の仕事例はこんな感じです、という画像が差し込めるので、いくつかUPしておくと、あなたの技術のレベル感がクライアントに伝わりやすく親切かと)
・自分の持っている職務経歴・資格リスト
(どういうスキルを何年くらい続けているのか、ですとか、何年にどういう資格を取ったのかを書き込める欄があります)
あってもなくてもいいもの
・プロフィールヘッダー画像
JPG、PNG、GIFファイルのどれか。
推奨画像サイズは2560×840
プロフに書いたほうがいい内容
- 稼働時間(昼間はいない、など)と、連絡が付きやすい時間帯
- 対応可能な仕事のジャンル
- 受注したい仕事に対する過去の実績
なお受注したいジャンルで過去に実績がない時、実績がないことをわざわざ書く必要はないです。
プロフを読んでくれないクライアントもいるのですが、それを理由にプロフィールを書くのを怠ると、さらにトラブルの元になりえますので、なるべく細かく、丁寧すぎるほどの感じで、プロフィール欄を埋めておくことをおすすめします。
プロフ・個人情報登録が埋められたら、仕事を探して受注してみてください。
どうやって受注するかは、詳しいサイトがwebの海にいっぱい落ちているのでそれを探してください。ガンガン仕事を取れている人のノウハウ記事のほうがあてになるので、ここでは割愛します。
1件でも受注でき、報酬が入れば、ひとまずこのクレジットカードの申し込み条件は満たせます。
ランサーズにアカウントを持っており、取引実績もある人
まず、「ランサーズカードVisa」申し込みのページへ飛んでください。
とても大事なことなのですが、エポスカードをすでに持っている人はこのクレカは申し込めません。
このランサーズカードは、2種類からどちらかが選べます。
- ランサーズカードVisa for BUSINESS(事業費利用で申し込む場合)
- ランサーズカードVisa(事業費+生活費利用で申し込む場合)
どちらかを選ぶボタンがあるので、任意のボタンを押して進みます↓

どちらかのボタンを押すと、ランサーズに遷移し、ログインを求められます。
ログインすると、こういう画面が出るので、「連携を許可する」チェックボックスにチェックを入れます↓

するとエポスカードの申し込み画面になるので、入力必須部分の必要事項を全部埋めてください。
入力するのは、名前、電話番号、住所、住まいが持ち家か貸家か、居住年数、配偶者、住居費負担、生計を一にする人が何人か、職業(年数)、年収、預貯金、借り入れ状況、キャッシング枠の希望額などです。
けっこう量が多いのですが、一つ一つ着実に埋めていきましょう。
とにかく審査を通したい人にとって大事なのは、年収は盛らずに正直に書くことと、キャッシング希望枠を0円にしておくことのようです。
キャッシング枠はつまりそのクレカでいくら借金できるか? ということなのですが、この枠を希望すると、審査が慎重になりやすく、長引きやすいようですし、資産額に見合わない枠を希望した場合は、審査に通りにくくなるそうです。
クレカを作りたいだけの人は、キャッシングする必要がないかと思うので、キャッシング枠を0円か指定できる最低額にしておきましょう。
エポスカードは流通系のクレジットカードのため、比較的審査は通りやすい部類に入るカードのようです。
web記事を見ていると、無職・主夫・主婦などでも通ったという声が出ていたりします。(このランサーズカードはランサーズでの実績が必須ですが)
審査どのくらいかかるの
落ちても通っても、どちらの場合も登録しておいたメールアドレス宛に返事がきます。
最短30分くらいで結果が来た、という人もいるみたいですが、キャッシング枠を希望している場合や記載事項が事実と違う場合、審査が長くなるという記事も見ました。
申し込みの時に問い合わせ番号が発行されるので、あまり回答が遅い場合は、それをエポスの公式HPで照会すると、今どういう状況かわかります。
カード自体は、後日郵送されます。審査通過から1週間程度で届きました。
なお、落ちた時は、クレカの審査に落ちる理由を書いてくれている、このブログよりはるかに詳しい記事がたくさんありますので、適宜それを検索して対処してみてください。
まとめ
フリーランスでも発行されやすいとされるクレジットカードを試してみたのですが、ランサーズでの実績数はそこまで多くなくても通りました。どのくらい実績が加味されるのかは不明。
なお、学生と会社員の人はその職業であるうちにクレカを作っておいた方がいいです。フリーランスだと審査が厳しい、という声をよく聞きます。
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