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登場人物の性格被り問題を解決する具体策

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登場人物の性格被り問題を解決する具体策

小説を書いていて、こういう問題が起こったりしませんか?

  • 登場人物が、みんな似たような性格になっている
  • 既存の人気キャラにめちゃくちゃ被ってしまっている
  • そもそもキャラの性格がうまく作れない

創作あるあるではないでしょうか。

以下では、どうやって登場人物の正確にバリエーションを付けていくか、その具体的方法について提案していきます。

性格診断を利用する

性格診断で人を判断するな、ですとか、ハラスメントにつながる、などと言われます。

ただ、キャラクターを作る上で性格診断を使うのは、ある種、効率的かと思います。


16タイプ性格診断

16タイプ性格診断は、ユングの倫理学をベースに、キャラクターを16の性格類型に分ける診断方法です。

韓国の若者の間で流行したものが日本にも広まっているようです。

  • 興味関心の方向(Favorite world)が外向型 (E) か内向型 (I)か
  • ものの見方(Information)が感覚型 (S) か直感型 (N) か
  • 判断の仕方(Decisions)が思考型 (T) か 感情型 (F) か
  • 外界への接し方(Structure)が判断型 (J) か知覚型 (P) か

で16種に分けます。

実在の人物のほか、アニメキャラでの診断をしているサイトもあり、それを見ると、「っぽい」キャラクターの練り上げが簡単になります。

また16種類に分けてくれるので、キャラクターが被りにくいです。

ちなみに、16タイプ性格診断はMBTIとは似て非なるものです。本格的に知りたい人は、MBTI の本を読んでみるといいかも。

・MBTI の本の例↓



エゴグラム

エゴグラムは、エリック・バーン  の交流分析における自我状態(エゴ)をもとに、弟子であるジョン・M・デュセイ が考案した性格診断法。

人の心を5つに分類し、その5つの自我状態が放出する心的エネルギーの高さをグラフにしたもの、だそうです。

その5つの要素とは、厳しい親である CP(Critical Parent)と、優しい親である NP(Nurturing Parent)に、大人らしさの A(Adult)、自由奔放な子供である FC(Free Child)と、従順な子供である AC(Adapted Child)です。この5つのスコアの多寡が棒グラフ化されています。

グラフ化されるので、目で見て分かりやすいのが特徴です。

またグラフの形による性格バリエーション例も多いので、キャラクターづくりに生かせそうです。

・エゴグラムの本の例↓




体癖

体癖とは、野口整体の創始者である野口晴哉がまとめ上げた、人間の感受性の癖を表す概念。身体の重心の偏り・腰椎のゆがみと個人の生理的・心理的感受性(体質、体型、性格、行動規範、価値観など)が相互に作用していることを野口は診療から見出し、その傾向を12種類(10+2種類)に分類した。

Wikiより

体癖の面白いところは、その体癖に向いている職業と向かない職業、相性のいい相手、身体的特徴などの傾向まで分類されていることです。

このキャラクターはどういう容姿なのかな、と外見の解像度を上げるときに使えそうですし、職業から体癖を設定し、広げていくのも面白いかもしれません。

・体癖に関する本の一例(少々、解説に時代感があります)↓




12星座で分類してみる

12星座でキャラクターづくりをするのはベタすぎる、と思うかもしれません。

12星座で人を分類できるわけはないだろ、とも思うかもしれないのですが、創作キャラクターに12星座のいわゆる「特徴」を使うこと自体は、別に罪ではありません。

創作したキャラクターに誕生日が設定されているのなら、せっかくなので12星座の特徴にも当てはめて創作してみるのも一考です。

12星座は認知度が高いですが、追求していくと奥が深いです。

相性や特徴などをそのまま使わなくても、いくつかの星座の性格を組み合わせてキャラクターを構築するという手もあります。

おすすめは石井ゆかりさんの本。

どの星座も温かいまなざしで説明してあり、癒されます↓

12星座の解説本で、個人的にエンタメ感が強くて面白いと思うのはこの本です。

『12星座 相性☆虎の巻』

発行年がちょっと古いのですが、12星座を学校の生徒になぞらえてコミカルに紹介しているので、読みものとしても楽しめる感じです。


服装からイメージ

キャラクターをビジュアルから考える人に向いたキャラづくりです。

そのキャラクターがどういう服装を好むのかをまず考え、そういう服装をしている人の年代や、社会背景などから、キャラクターを作っていきます。

とはいえ服装についてよくわからないなという人には、こういう本があります。

・『イラストレーターのための 現代ファッション大図鑑』

お絵かき勢界隈で結構人気を博している本なのですが、アイテムが一個一個名前付きで載っているので、文字書きさんにも便利です。

おしゃれな服で街へ出かけました、とだけ書くより、具体的なファッションアイテム名で書かれているほうが、作品に説得力が出やすいかと思います(特に現代ものの場合)。

この本には、男女どちらのアイテムも載っています。

ただ、ちょっと若い人向けのファッションが多めなのでそこだけ注意です↓




歴史人物をアレンジしてみる

魅力的な人物を創作するには、人間についての理解を深めるのが一番です。特に、後世にまで名前が残るような歴史人物には個性的な逸話がたくさんあります。

あまりそのまま使いすぎると角が立つので、モデルにした人物が特定されない程度に参考にしてみるのもいいかと思います。

国内など、近場の歴史人物の場合、旅行を兼ねて、実際にゆかりの地に行ってみるのもいいかも

・その他おすすめ参考記事↓



まとめ

各種性格診断とキャラクター造形アイデア出しは相性がいいので、積極的に使ってみては。アウトプットするには、まずインプットが大事。

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