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元読み専が考えるweb小説につけてあると嬉しいタグ

小説投稿サイトのタグ付け説明記事アイキャッチ 書き物関連

小説が仕上がると、小説投稿サイトで公開する人も結構いるんじゃないでしょうか。

その投稿作品、タグを付けずに投稿していませんか?

また、タグはつけてみたけど、自分のタグ付け、大丈夫なのかな?

などと不安に思う人もいるかもしれません。

この記事では、web小説の元読み専で、現在は投稿もしているサメダが、「元読み専が考える投稿作品についていると嬉しいタグ」について書いていきます。




投稿サイトに作品を上げる場合、タグ付けはマスト!

小説投稿サイトには、毎日膨大な作品がUPされます。

なにも探す手掛かりがないと、探す方(あなたの作品を読む意欲のある人)は見つけにくいです。

小説投稿サイトは、超人気作や新作でない限り、検索から見つけてもらうことも多いので、読まれたい人は、読者の検索に引っかかる可能性を、少しでも増やした方がいいのではないかと思います。

あなたの作品を読者へ届ける手がかり、それがタグです。

読者に宝探しのヒントを与えてあげましょう。ヒント(タグ)は、適切で多いほうがいいです。

小説投稿サイトの場合、つけられるタグ数の、上限までつけたほうがいいかなと思います。

なお、内輪だけで作品を楽しんでもらいたい人は、タグは逆に付けないほうがいいです。そういう場合は、タグなしにくわえて、さらに閲覧制限もかけておいた方がベター。



タグを付けないリスク

タグを付けないと、作品が埋もれます。

それだけなら付けるも付けないもお好みで、と言えるのですが、タグ付けしないとリスクの可能性もあります。それが以下です。

  • 想定読者でない人に読まれてしまう

読者にはそれぞれの嗜好があります。あなたの作品を評価してくれる人もいれば、評価しない人もいます。

評価しない人の中には、過激な人もいないわけではないです。そういう人に不用意に読まれてしまうと、最悪、誹謗中傷などが来ることもあります。

とつぜん自作品を否定されてしまった作者もつらいですし、見たくもないものを見せられてしまった読者もショックです。

作者、読者、お互いのために、自分の作品の属性を表すタグは、きちんとつけておきましょう。少しの配慮で、トラブルが起きにくくなります。


・参考記事↓



元読み専が考える投稿作品につけてあると嬉しいタグ

このあたりのタグが付いていると、読者は知りたいことが分かりやすいのかなという印象。

あると嬉しいタグ
  • 作品のジャンル
  • 作品の特徴
  • 主人公の性別
  • 作品のジャンル
  • 過激描写のありなし
  • ホラーの場合、ホラーと明記
  • 同性愛か異性愛か
  • 二次創作の恋愛ものの場合、攻受

順に見ていきます。

作品のジャンル

Web小説は、たいていタイトルで内容の察しが付く場合が多いですよね。

ただ、タイトルを補足する感じで、恋愛、ファンタジー、SF、ミステリー、歴史物(いつの時代か)、などのジャンルタグが入っていると、より読者が手に取りやすいです。

小説投稿サイトでは、デフォルトで何らかのジャンルタグを付けることになる場合が多いですが、それだけじゃ足りない、という場合は、いくつか付けておいたほうがいいかも。

好みかどうかわからない作品より、自分に合いそうな作品だと読む前からわかっているほうが、読み手はページをめくる気になりやすいです。



作品の特徴

読者は、特定の要素で検索して作品を探す場合がけっこうあります。

例:「チート」「ざまぁ」「異世界転生」「婚約破棄」「溺愛」「あやかし」「スローライフ」など

流行は随時変わっていくので、その辺はご自身で研究してください。タグ検索した時に、でてくる作品数が多い要素は、わりと需要がある気はします。

一般人が検索時に思いつきにくい、「自分の考えたタグ」ではなく、「流行の要素のうちで自作品に近しい特徴を持っているタグ」を入れておいたほうが、閲覧の可能性が高まります

また、小説投稿サイトごとに、人気のタグが違います。どういうタグが人気かは、投稿しようとするサイトで、上位ランカーの使っているタグを見て研究してください

ランカーは、だいたいweb小説の流行のど真ん中を行っているので、タグ付けを参考にさせてもらって損はないです。




主人公の性別

感情移入しながら読みたい人はけっこういます。そのとき、主人公の性別の情報があると、検討の材料になって助かります。

小説投稿サイト内では、「女主人公」、「男主人公」という感じでタグ付けしてあるケースが多いです。



ハッピーエンドかバッドエンドか

ハピエンしか認めないという層がいます。

ハピエンではない時には特に、タグ付けしておいてもらえると、読者が、心が穏やかに読み進めやすいと思います。

特に恋愛が主体のストーリーでは、ハピエンかどうかタグで教えてもらえると、読む決め手になりやすいです。

例えば600ページもあるような大作を、ハピエンかバドエンか不明のまま読み進めて、最後に自分の期待したオチと違う、などというケースだと、個人的には非常に虚無感があります。



過激描写のありなし

これは、暴力、官能、残酷描写などがダメな人のために、つけておいていただけると嬉しいです。

どのくらいの描写が入っているか、どういう過激要素・特殊性癖の描写があるのか、タグやあらすじ欄で補足しておいてもらえると、なお助かります。

「いじめ」も過激描写に入ることがあるようなので、そういう描写があるようであれば、レーティングを付けておいた方が無難です。



ホラーの場合、ホラーと明記

ホラーは、一定の人気がありますが、苦手な人もけっこういるジャンルです。

もしもグロ描写がある場合は、これもタグで喚起を促してあると親切です。



同性愛か異性愛か

恋愛の嗜好は人それぞれなので、タグで恋愛の方向性を明記しておいてもらえると、読者との認識の齟齬が少なくなり、狙った層の読者を獲得しやすいです。

BLの場合は、「BL」「ボーイズラブ」というタグ表記が多いみたいです。「薔薇」という表記の人も稀にいます。

GLの場合は、「百合」というタグを入れる人が多めです。ほかには「ガールズラブ」「GL」などの表記があります。

また、恋愛というジャンル内でもいろいろな要素があると思うので、そのタグもついていると親切かと思います(オメガバース、Dom/Subユニバース、リバ有り、など)。

二次創作の恋愛ものの場合、攻受

二次創作は、解釈違いがトラブルの元になりがちです。

同じキャラクターどうしのカップリングでも、恋愛においてどっちのキャラクターが主導権を握るのか、その解釈の違いなどで、思ってもみない方向からヘイトを受ける場合があります。

二次物を発表する際は、タグ付けは棲み分けです。

自分の推すカップリングこそが正義だと、思っているのは自由ですが、いろんな考え方の人がいるので、よくよく注意してください。作品説明は親切すぎるくらいでちょうどいいかもしれません。

よく見るタグ表記としては「A(攻)×B(受)」あるいは「AB」という感じです。

二次は、二次のお作法を詳しく書いてあるサイトがたくさんあると思うので、そっちを探してみたほうがいいかと思います。

まとめ

web小説は、タグ付けがけっこう大事です。

作品が埋もれないためとトラブル防止のためです。

読者にとってどんな情報があると便利かな? と考えると、タグ付けもしやすいかもしれません。

タグ付けがしにくい作品は、自分でもその作品のテーマが何か、分かっていないのかもしれません。自分の作品のセールスポイントを考えるつもりでタグも考えてみてはいかがでしょうか。


さめだ
さめだ

次回のこのシリーズ記事では、創作仲間と評価で差がついた時、どういうマインドでいたらいいか、について書きました。小説サイトでの活動は、どうしても評価が見えちゃうので、相手と比べちゃったりしますよね↓

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