一次小説創作界隈に住んでいると、希望者の小説を読んでいく、とX(などのSNS)でポストする方がいらっしゃいますよね。
あれをやると何が起きるのか、実際に試したり、体験した知人などに聞いてみて、これからやってみたい人のために、注意点やデメリットをまとめてみました。
募集側
企画の目的を自分の中で明確にする

おそらくなのですが、自分も小説を書く人で他者の小説を読みに行くことを宣言する人は、多少の下心があるのではないでしょうか。
自分の執筆時間を削って他人の小説を読むわけなので、ギブアンドテイクの精神は否定されることではないです。
特に、こういう企画は、「読んでほしい=タダであなたの時間を貰いたい」という人々が殺到するので、これに何らかの対価を求め、彼らの果てしなき欲望に取り込まれないように心がけるのは護身術だと、これ書いている人は思います。
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ところで、「あなたの小説読む」というポストを行う場合、例えば募集側はこういうことを考えるケースが多いです。
実際、募集の仕方によっては、これらの願望を満たしやすいです。
募集側、応募側、どちらかがテイカーになりすぎてしまわないように募集内容の文言を考える必要があります。
募集の仕方と流れ
Xが一番さかんではないかと思うので、Xで募集をかけることを想定して書きます。
まず、募集文言を考えて、希望者の作品を読む旨をポストします。
どういう文言がいいのかわからないという人のために例文を用意しました。
適当にアレンジして使って下さい。責任は取らないです。
#RTした人の小説を読みに行く
募集期間○○~△△
希望者はこの下に作品リンク貼ってください
拝読はしますが、評価や感想は保証できません
#RTした人の小説を読みに行く
募集期間○○~△△
ブクマ、評価を入れてくださった方を優先
(※自分の作品のリンクを張る)
希望者はこの下に作品リンク貼ってください
【ゆる募】みなさまのネット小説読みたいです
募集期間○○~△△
好きなジャンルは○○で、NGジャンルは△△です
フォローしてくださった方を優先
作品リンクをお願いします
拝読はしますが、評価や感想は保証しません
応募数上限や募集期日に達したら、応募を締め切った旨をX上でポストします。
果てしなく応募や問い合わせが来たりするのを防ぐためです。
また、読み始める前に、読了作品がどれだったか忘れてしまうことを防ぐため、応募者のユーザーIDと作品をメモします。
読み終えたら、依頼ポストに読み終えたことをリプライすると相手にわかりやすいかなと思います。
全作を読んだらアナウンスしてあげると、応募者にわかりやすいです。
人を集めるためによく使われるワード
よく使われるハッシュタグとしては、
です。
というワードもよく使われるようです。
このどちらかを入れた文言で募集すると、求めている人が見つけやすいかと思います。
読む作品の条件を明記する
募集側の人間性・経歴による信頼感やフォロワー数によるのですが、募集をかけると、ものすごい数の依頼が来るので、大げさな話、生活が脅かされます。
どこかで線引きしましょう。
線引きの例はこんな感じです。
- 期間を限定する(必須)
- 人数を絞る(先着〇名・抽選〇名まで、と書くなど)
- 読むジャンルを限定させる(ミステリーのみ、など)
- 短編だけ受付にする
- 長編の場合、〇万字まで読みます、〇話まで読みます、などと条件付けする
- アカウントをフォローしてくれた人限定で読む
- すでに交流のある人の作品だけ読む
- 読みはするが評価や感想を入れるかどうかは保証しないと明記
- 初回依頼の人限定
期間と人数は制限したほうが無難です。
そう明記しておいた方が、殺到時に断りやすいからです。
また読むジャンルも指定しておいた方がいいです。
あなたが雑食の読み手なら、オールジャンル歓迎、と書けばいいと思うのですが、人にはだいたい受け付けないジャンルや設定のひとつやふたつあるものです。そして受け付けないジャンルを読むのは苦しいものです。
交流のある人の作品だけ読む、というのは新規フォロワーが増えないので、一見メリットがなさそうですが、そうでもないです。
相互でもあまりかかわりがない人もいますよね、そういう方と改めて交流を楽しんだり、読みかけていて中断している作品を拝読する口実になりやすく、ご縁を深められそうです。
「読みはするが評価や感想を入れるかどうかは保証しない」と明記しておくのも大事です。
評価を入れるくらいは大した労力ではないですが、感想まで入れるのは本当に時間が溶けるからです。読者選考ありの賞に自分が応募していて、見返りを望んでいるなら別ですが。
また、webの海には、本当に感想を書きづらい作品、というのが一定数存在しているので……
募集をかけるとどうなるか
実際募集をかけてみた体験と、募集をかけてみた人から見聞きした話だとこういう感じになります。
このくらいは起こるかな、と想定しておくと心穏やかです。
募集をかけると、かなりの頻度でアカウントにフォロー通知が入ります。
小説書きフォロワーを増やしたい人は嬉しいのではないでしょうか。
また、募集側が出した条件をガン無視してくる応募者が一定数発生するので、そこにメンタルを割かれることは、ある程度織り込んでおいたほうがいいです。
アウトローな応募者の一例はこんな感じです。
「幸せな家庭は皆似通っているが、不幸な家庭はそれぞれ独自の形で不幸である」というロシアの思想家の名言がありますが、その言葉を借りるなら、応募アウトローたちはバラエティに富んでおり、どういう感じで募集側のメンタルを刺してくるか予測不能です。
かれらを変えることはできません。変えられるのは自分だけです。
つまり、メンタル弱い人は「自分がフォローしている方限定で読む」、など、募集時にしっかり明記しましょう。(それでもアウトロー参加者からの読んで依頼が来たりするのですが、明記してあればそれらをスルーしやすいです)
募集が殺到してしまったとき
すでにさばけないほどの数が来ている、と困っている人もいるかもしれません。
無理だと思ったら早めに募集停止の上、謝罪アナウンスを出し、断ったほうがいいです。
信頼は失いますけど、依頼側もタダで頼んでいるので強く非難はできないと思います。
というかタダで頼んでおいてそれが実行されず荒ぶるタイプの書き手は、今後のことも考えると、距離を置いたほうがよく、IDとペンネームを控えておいた方がいいかと思います。
何度も募集をかけてそのたびに実行せず、フォロワだけ増やす人がいるのですが、創作アカウントで読む読む詐欺だと印象付けられてしまうと創作活動自体が不利になるので、この手を使ってフォロワー増やしをするのはおすすめしないです。
参加側

募集側は(思惑はあるとは思いますが)、あくまで無償であなた作品を読んでくれるわけなので、最低限の礼儀を守りましょう。
最低限の礼儀とは、相手の募集要項を順守したり、相手を故意に不快にさせないよう努力するということです。
たとえば、募集側からすると困った応募者はこんな感じです。
- このジャンルは苦手と企画主が言っているのに該当ジャンルを送り付ける
- 募集期間が過ぎているのに送り付ける
- 募集数上限に達しているのに依頼する
- 感想を書くかどうかは保証しないと言っているのにしつこく要求する
- 書いてもらった感想に、本人に見えるところで不満をこぼす
依頼の時は、人にものを頼む態度でお願いしたいですよね。
ビジネス相手ではないのでかしこまりすぎなくていいと思いますが、丁寧な印象を与えらえるような文面がよいです。
じゃあどう書いたらいいの?
という人のために、例文を置いて置きます。
適当にアレンジして使ってみてください。責任は取りません。
初めまして、○○と申します。企画に参加させていただきます。
(※文字数的に可能なら応募作のジャンル、あらすじ短く書く)
よろしければお願いいたします
(※作品リンクを張る)
(企画主様)様こんにちは、タグから来ました
○○と申します
(※文字数的に可能なら応募作のジャンル、あらすじ短く書く)
すでに沢山応募があるので、お気が向いたらで大丈夫です
私もあとで読みに伺いますね
(※作品リンクを張る)
絵文字を入れるとダサいと思うかもしれないのですが、少し入れておくと、白黒よりの文字だけよりも多少文面がなごむ気もします。(好き好きですが)
まとめ
募集をかけると応募者が殺到するケースが多いため、条件をしっかり絞ってから募集しましょう。
応募者に回る時は、相手を不快にさせない程度の、最低限の礼儀を守りましょう。






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