創作用・公募用のSNSアカウントを持っている人は、昨今はけっこう多いのではないでしょうか。
しかし、

ログインしたはものの、なんだか特につぶやくこともないな

タイムライン見てると、なぜかだんだん疲れてくる……
など、公募用アカウントを持て余していませんか?
創作公募勢にあるあるの疲れと、じゃあどうしたらいいかについて書いた記事が以下です。
疲れる理由はいろいろある
タイムラインがキラキラしていて疲れる

公募勢がキラキラしている状態。
それは、小説サイトの特集掲載・選考通過・受賞・拾い上げ書籍化・プロデビュー辺りではないかと思います。
フォロワーがたくさんいる場合、誰かが何かしらいつもキラキラしているという状況にもなりがちです。
自分がくすぶっている状態の場合、成功している人を見ているとどうしても、モヤモヤしたり、もっと言うと、妬みの心が湧いてきちゃいますよね。
それは自然なことで、取り立てて心が汚いわけではないですし、仮に心が汚かろうと、行動に出さなければ世界は平和です。
- Xの場合は、「受賞」「書籍化」「選考通過」など、あなたの心を疲れさせるワードをもれなくミュートにする。
- ワードミュートできないSNSの場合、そのアカウントごとしばらくミュート
- ミュートもできないSNSの場合、しばらくログインしない。あるいはミュート機能のあるSNSに移行する
アカウントごとミュートにすると多少の罪悪感があると思いますが、ミュートにせずにストレスを募らせると、そのキラキラした結果を出しているユーザー自体のことを一方的に嫌いになってしまう可能性があるので、それよりはましだと思います。
キラキラを憎んで人を憎まず。
自分が嫉妬しそうになったら、早めに一定の距離を確保しておくのがコツです。
相手の幸せを許容できる心境になったら、またミュートを解除すればいいと思います。
永遠にできそうにもない、という場合は永遠にミュートしたままでいいと思います。
悪口を言われた、ですとか、上から目線で何か言われた、などの直接被害を受けたのでなければ、ミュートで十分で、あえてフォローを解除する必要はないと思います。
なんで祝ってくれないの、などと言い出す相手はそうはいないと思いますし、人は同じレベルの人間と付き合う場合が多いので、その人とは縁がなかっただけです。
タイムラインに毎日同じ作品の宣伝が流れてくるので疲れる
これ書いている人の私見ですが、その宣伝活動が終わるまでアカウントミュートでいいです。
あなたが応援したいと思うような相手や作品であれば、そもそもこのコラムを読んでいるときにその宣伝ポストが具体例として頭に浮かんでいないと思うからです。
興味もなければ代り映えもない宣伝の連続に、わずらわしさを感じているわけですよね。
相手を変えることはできないです。
相手には相手の事情があり、こちらにはこちらの事情があります。
同じような内容の興味のないつぶやきを毎日見たり、それに毎回いいねをつけるのは、個人的には時間の無駄かと思います。
これは界隈でまことしやかに言われている話ですが、Xは、いいねを付けた投稿内容に関連するものが表示されやすくなるらしいです。そのため、興味がないものに義理と惰性でいいねを押し続けていると、おそらく、タイムラインがそういうもので溢れ、ますますストレスを感じやすくなる可能性があります。
多少罪悪感はあると思いますが、同じような宣伝をしつこく繰り返すアカウントに辟易している場合、その宣伝がやむまでアカウントミュートも一考です。
また、フォロワーに、すごくリポストをする人がいて、それに困っている場合は、そのユーザーのリポストをオフの表示にしておけば、タイムラインが穏やかです。
- 思い切ってアカウントミュート一択でいいかと思います(責任取りませんけど)
- リポストの数が多くて困っている人は、そのアカウントのリポストをオフにする
何をつぶやいたらいいのかわからずストレス
SNSでは、何か面白いことや気の利いたことを言わないといけない。
そんな義務感にかられるかもしれない、そんなことを思うような真面目な人は、だいたい一晩考えたところで、面白いことを言えない場合が多いです。
それより創作することを最優先にした方がいいです。
人生で創作できる時間は有限なので、受賞できそうな作品を作ったり、自分が楽しいと思う創作活動を行うことに時間を割いたほうがずっといいです。
- 未デビューの場合、特に用がなければ無理して頻繁につぶやく必要はない
- アカウントは消さないほうがいい
トラブルを起こした、などという場合でもない限り、アカウントは消さないほうがいいです。
有名なクリエイターでない場合、SNSのアカウントを育てるのは一朝一夕にはいかないからです。
自分のフォロワーって少ないな。と思っていても、その段階まで、また1から育てるのはけっこうな苦労です。
なお、何をやっているアカウントか? あなたがどういうジャンルの創作をしている人か? がわかるとフォロワー数は増えやすいです。
そのため、たまにでもいいので、自作の紹介を投稿したり、読んだ本の感想を書いたり、フォロワーと天気の話でもしたりして、生きている創作アカウントだという雰囲気を醸しておくのがおすすめです。
もしデビューした場合、自著を自分でも宣伝していく必要があるので、アカウントはちょっとずつでも育てておいた方がその時に楽かなと思います。
なんか嫌われたかもしれないと思えてストレス
最近このフォロワーさん、「いいね」をくれないけど、私の創作に飽きてしまったのかな?
などと思うことはありませんか。
実際飽きたのかもしれませんし、そうでないかもしれません。
人の内面など、面と向かって話し合ったとしても永遠にわかりません。月並みな言い方になりますが、気にしすぎないように、を心掛けてみてください。
公募勢として繋がっている場合、フォロワーたちはフレンドであると同時に、ライバルです。そもそもがデリケートな関係なんですね。
だから通常の関係よりも、ごくちょっとしたことで縁が切れてしまったりもします。
でも創作界隈は案外狭いので、また親しくなるかもしれません。
作品をパクられてデビューされた、という地獄トラブルでも起きない限り、無理にこちらから関係を切ったりせず、ふんわりした関係性を保って過ごしていたらいいかなと思います。
- 公募勢の関係はデリケート。そういうことはよくあるので割り切る
- 被害に遭ったのでなければこちらからは切らない
自分の創作ライフがキラキラした時に感じる疲れ
いざ自分に、選考通過・受賞・書籍化などの運が巡ってきたとき。
これが実は意外と疲れます。
お祝いコメントが降り注いだり、本の感想をいただけたり。もちろんうれしいですよね。
それにコメント返ししたり、リポストしたり。フォロバしたり。
これこそ夢みていたことだった、と思うんじゃないでしょうか。
しかし、そこそこの賞を受賞した場合や書籍化した場合だと、それがしばらく続きます。
祝う方にしてみればきわめて失礼な話ではあるのですが、人は、創作と公募と受賞お祝いコメント返しだけをして生きてはいけないため、受賞した側としては、連日のSNS対応が少し負担になってくる場合があります。
じゃあどうしたらいいのか?
受賞常連さんが実践していた対応を紹介します。
- SNSや小説サイトのコメント欄への書き込みをできない設定にする(一時的に)。
これは、小規模賞の受賞常連や、予選通過の常連などで、毎回のお祝いへのお礼返しに疲れてしまう。という人に向いている対策かなと思います。
ただし、書籍化やプロデビューの場合は、もうそれが決定して告知OKになった時点から、作者みずから、売り上げるために宣伝していく必要があります。
この場合、宣伝に疲れた、などと言っている人生の局面ではないです。
特に、発売日前後ががんばりどころです。なるべくたくさんの人を巻き込んで、宣伝することを心掛けてください。
まとめ
色々疲れることが多いと思いますが、基本的にミュート機能を使う方向で考えてみては。
また、アマチュアの場合は、別にそこまでSNS運営に時間をかけなくてもいいと思います。それより公募で勝てそうな作品を練ることや、自分が楽しい創作に没頭することを優先してみてください。
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