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創作ネタに詰まった時に行きたい場所3選

ネタ詰まり解消記事アイキャッチ 創作全般

創作をしていて、行き詰ってしまうことはしばしばありませんか?

このキャラクターの設定はどうしよう、とか、今後のストーリー展開はどうしよう、などと考えれば考えるほどうまくいかない、みたいなケースです。

有名なアメリカの広告マンが書いたアイデア出しの古典、『アイデアのつくり方』に「アイデアとは一つの新しい組み合わせである」という言葉があります。

ゼロから生み出すことは、なかなかできないものです。

そこで、ネタに詰まった時こそ、ネタ探しやモチベーションUPのために外出してみましょう。以下、創作勢向けのおすすめのスポットを紹介していきます。

なおこの記事は、著者の主観が強めです。



温泉

『アイデアのつくり方』によれば、アイデアを出すには、

  • 情報のインプット
  • 情報の咀嚼
  • 無意識下での情報の組み合わせ作業

というステップが有効だと書かれています。

温泉に行くと、この3ステップを一気に満たせる可能性があります。

温泉でのアイデア出しステップ例
  • ステップ1
    温泉に行くまでの移動時間で、創作に使う資料を読む。

    あるいは、読み終えた資料を風景を眺めながらぼんやり咀嚼する。



  • ステップ2
    温泉に到着したら散策。
    非日常の場所なので、新しい知識・情報が手に入ります。


    『アイデアのつくり方』によれば、「アイデアとは一つの新しい組み合わせ」ですので、知識が増えることにより、組み合わせのバリエーションが増えることにつながります。



  • ステップ3
    お湯につかる


    温かい湯にはリラックス効果があります。

    また、温泉にはそれぞれ効能もありますし、シャワーだけよりも、全身つかることで、浮力に助けられ、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。

    アイデアはリラックスしている時にひらめきやすいようです。温泉の湯が、「無意識下での情報の組み合わせ作業」を捗らせてくれるのではないでしょうか。

体質に合わない温泉もあるので、入る前にチェックしましょう


なお、『アイデアのつくり方』に関してはこちらの記事で説明しています↓


個人的におすすめの温泉

草津温泉

言わずと知れた日本三名泉のひとつ。群馬県草津町にあります。

大きな湯畑(写真右下のあたりの光ってるところです)があり、夜はライトアップされて幻想的です。

温泉街は広めです。夕方に到着して一泊だと、日暮れまでに全部回り切れないくらいです。湯もみ実演など、写真映えするスポットも多数で、温泉に行く楽しさが強いです。

ただ、正直あまりアクセスがよくないので、自家用車や交通機関より、バスツアーなどで連れて行ってもらうのが楽かも。



下呂温泉

こちらも日本三名泉のひとつ。岐阜県下呂市にあります。

こちらは草津温泉より若い子向けかなという印象。

飛騨牛握り、牛串、アイスクリームなど、食べ歩きがわりと多めです。

飲める人は、酒屋で試飲するのも楽しいかと。

無料足湯もいくつかあるので、タオルを持っていけば気軽に入れます。

温泉とあまり関係ないのですが、下呂駅の前にある、仁太郎という菓子屋の、「万華鏡」という和菓子が栗(きんとん)好きの人におすすめ。

昼間散策する時に買っておいて、夜、旅館で食べるといいかも。



博物館・美術館・科学館

博物館・美術館・科学館はネタの宝庫です。

しかもシーズンによって展示が変わる場合が多いので、何度も繰り返し楽しめます

創作に説得力を与えるには、リアルな知識は欠かせません。

それはファンタジーでも同じです。ファンタジーって空想世界の話なんですけど、ファンタジーを地に足ついた物語に見せるには、膨大なリアル知識の支えが必要かと思います。

自分の想像だけで生み出せるものには限界があります。

一見、全然自分の創作に関係なさそうだな、という情報でも、意外と仕入れておくとどこかで役に立ちます。メモ帳を持って出かけてみましょう

美術館や科学館に行っても、何を見たらいいのかわからん

という人におすすめなのは、その有名人の人生に注目してみることです。

学術・芸術などの分野で何らかの功績を残すような有名人は、人生が結構波乱万丈だったりするので、かれらの生きざまに注目するのも面白いかもしれません。

あるいは、あらかじめこういう軽いレクチャー本を見てから行くのもいいかも↓

ゆるいレクチャー本の例

『モナ・リザってどこがすごいの?: 作品理解がぐっと深まるルネサンス美術のきほん』

そういえば、モナ・リザって有名な絵だけど、どこがすごいんだろ?

と思った人におすすめの本。モナ・リザを通して、ルネサンス期の絵画と画家について、ゆるーいイラストで解説されています。

ルネサンス期の絵画技法のほか、画家同士の人間関係図が画家ごとにイラストで載っているので、芸術家の人間関係や人生について知りたい人にも向いています↓


『マンガでわかる「日本絵画」の見かた: 美術展がもっと愉しくなる! 』

この本も上で紹介した本と同じ出版社さんから出ています。

マンガでわかる、というか、水彩タッチの緩めイラストで、有名な日本絵画が、基本的に見開き一作ずつ紹介されていく流れの本です。

日本絵画が古い時代から順に説明されているので、そこが親切かなと思います。

末尾には日本絵画が見られる美術館リストや、日本絵画と日本史を合わせた年表が載っているので便利かと↓

施設に行って、無理に全てを学び取ろうとしなくても大丈夫です。そんなことできる人はいません。

ネタとして面白そうなものがいくつか拾ってこれたら、あとはその部分を自分で調べるなどして、情報を深掘りしていけば、アイデアの糧になります。



個人的おすすめ博物館・美術館

松本市美術館

2002年4月に開館した長野県松本市にある美術館(公式HP)。

世界的アーティストであり、地元出身の草間彌生さんの水玉を模した外観がポップ。

自販機やベンチにも水玉が。

館内では草間さんの若い時代からのコレクションを数多く見ることができ、ミュージアムショップでは草間さんのグッズが買えます。ファンにはイチオシ


東洋文庫ミュージアム

2011年に開館した、東京にある施設(公式HP)。

東洋学の蔵書や資料を集めているので、アジア系の歴史・文化などが好きな人におすすめ

三面が、東洋学の文献で埋め尽くされた書棚になっているスペースは圧巻。

また、こちらではアジアにまつわるさまざまな教養講座も開かれており(詳しくは公式HPを見てください)、それを学ぶのも楽しいかも。

なお、ミュージアムは改装のため、2024年12月27日(金)~2025年秋頃まで長期休館なので、ご注意。




創作イベントに行く

創作イベントと言っても色々ありますが、一次創作勢には、

  • コミティア
  • 文学フリマ

などの一次創作メインのイベントがおすすめです。

創作への姿勢、流行のジャンル、頒布物の体裁のトレンドなど、ダイレクトに勉強になります。「創作」の答えのひとつが、ここにあるからです。

行ってみるとわかるのですが、創作者が一堂に会した場所なので、非常に熱気があります

創作活動は孤独なので、同じ方向を向いている仲間がたくさんいる、というのを目に焼き付けるだけでも刺激になります。

同じ創作勢がしのぎを削る場を見ると、出店するために新作を作ろう、など、創作意欲や気概が湧いてきやすいのではないでしょうか。

いきなり出店するのは、ちょっとハードルが高いかもしれないので、ビギナーは、まずは一般参加で様子を見てみると良いかと思います。

できれば、経験者と一緒に行くのが失敗しにくいです。

入場開始時間ぴったりだと、入るのに結構並ぶ必要があったりするので、ちょっと時間をずらして入るのがおすすめです(人気サークルの本は買えないかもしれないですが)。

一般参加で、各サークルの発行物の表紙を眺めているだけでも、自分が作るんだったらこうしようかな、などと、アイデアが湧いてきやすいかもしれません。

軽い気持ちでイベントに行ったところ、意外と楽しすぎて、本を買いすぎてしまった、というケースがSNS上で散見されますので、小銭は多めに持っていきましょう(お札はサークルさんが両替するのが大変なのでなるべく小銭で出すのが大事です※)。

※最近は、電子決済を導入しているサークルさんもありますが、まだそう多くはありません。



ネタ出しで大事なこと

アイデアは、せっかく思いついても、すぐに忘れてしまったりします。

メモ帳など、何か書き留められるものを常に携帯しておき、アイデアが降ってきたその瞬間を逃さないように心がけましょう。

電子メモでバッテリーが長持ち系だとこういうのがあります↓



まとめ

ネタに詰まった人におすすめのスポットは、リラックスできる場所、知識を得られる場所、創作のモチベーションをくれる場所。

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