カルチャーセンターとは、社会人のための、民間の教養講座です。
別名、カルチャースクール、文化教室とも言われているようです。
こういうのって、定年後の楽しみとして行く人が多いんじゃないの?
と思う人もいるかもしれないのですが、意外と年齢層は幅広いです。
そして、カルチャーセンターは、創作勢にはネタの宝庫です。
以下、実際カルチャーセンターを利用したことのあるサメダが、カルチャーセンターが創作勢にとって、どういいのかについて記事にしてみました。
カルチャーセンターでは何が学べるの?
どんな講座があるかは、各カルチャーセンターによって違いますが、たとえば、
が学べたりします。
講座の回数も、1回だけで終了のものから、10回以上になるものまであります。
中にはその分野の第一線の研究者が講師に招かれている場合もあり、業界の最新の知識・教養に触れられる、かなり専門的な内容の講座もあります。
専門分野は、初めから独学で学ぶより、まずは専門家から基本的な知識と、どうやって学んだら効率的なのかを教えてもらってから、深めていった方が効率がいいです。
その点、カルチャースクールは、講座と言っても、学校みたいに成績を付けられたり怒られたりするわけではないので気軽さがあります。
その分野に興味があるけど、道具はどうやって、何から揃えたらいいか?
なんていうのも、初心者がつまづきやすい部分ですよね。
こんな質問をしたら、初心者過ぎて恥ずかしい、と思って躊躇しがちなところも、フランクに質問していきやすいのがカルチャーセンターの良さです。
なぜなら、参加者はみな、わりと初心者であることが多いからです(中には在野の研究者みたいな人もいますけど)。
物書き勢向けの、文章系の学びが深まる講座も、有名なカルチャーセンターだと、たいてい何種類かあります。
童話からラノベ、一般文芸、詩歌など、様々な文章系創作のニーズにこたえてくれるカルチャーセンターもあります。
憧れの講師がいるのであれば、その人目当てで受講する、というのもいいのではないでしょうか。
講師の話を聞くだけのものから、実際に作品を提出して、添削や講評をしてもらえる講座もあります。作品添削は、プロに頼んだりするとけっこう高い場合が多いです。
その点、カルチャースクールで添削までしてくれる講座を探して受講すると、添削料+授業料なので、多少お得感があるかもしれません。
・添削サービス参考記事↓
自分の求める学びに応じて、講座を選んでみましょう。
イラスト系の講座も、たいていのカルチャーセンターにあります。
デッサンなどはおそらく家でもできますよね。
でも、モチーフを自分で用意するのが面倒だったりするので(特に人物デッサンの場合)、モチーフの用意までしてもらえて、あとは描くだけ、という状況になっていると、学びがはかどるかと思います。
おすすめ講座
意外とおすすめなのではないか、という講座を独断と偏見でご紹介。
マネー・経済系の講座
経済について強くなることは、リアルでも創作でもおすすめです。
自分のリアルな資産運用を振り返ってみるのもいいですし、創作に経済理論の裏付けがあると、説得力が増すかもしれません。国作りものとかを書く人におすすめかも。
麻雀
麻雀講座があるカルチャーセンターはけっこう多いです。
2024年2月号の「なかよし」(少女向けまんが雑誌)の付録が、麻雀カードだったことは、SNSでも話題になりました。
麻雀は、記憶力などへの良い効果もあるようですし、意外と全年齢に受け入れられているみたいです。また、ちょっとばかり外国語の学びも深まりそうです。
なお、麻雀カードでも話題になった、少女漫画は、『ぽんのみち』です。
同タイトルのアニメのコミカライズで、『なかよし』(講談社)にて2023年10月号から2024年4月号まで連載されていました。↓
動画編集
クリエイターは発信力も求められる世知辛い昨今です。
動画編集ができるだけで、発信力において、一歩リードできるのではないでしょうか。習得しておいて損はないスキルです。
独学で学べそうにない苦手意識のあるもの
得意なジャンルは独学で何とかなるかもしれないので、あえて苦手そうな講座を受講してみる、という手もあります。
人に教えてもらう方が、頭に入りやすい場合も多いからです。
カルチャーセンターが人づきあいが苦手な人にもおすすめな理由
カルチャーセンターの授業は、会場に行って講師と向き合って学ぶものも多いのですが、中には、オンライン講座や、オンデマンド講座もあります。
このところオンライン講座は増えてきているので、教室まで行って大勢の人の中で授業を受けるのはちょっと、という人嫌いの人も利用しやすくなっています。
オンラインやオンデマンドだと、zoomなどの環境が整っていさえすれば、一人で授業を受けられます。
学んではみたいけど、特に人と関わりたくはない、という人は、オンライン講座を選んで受講してみるのがおすすめです。
オンライン講座のいいところは、その日授業に参加できなくても、希望すれば、見逃し配信をしてくれるケースが多いところです。
なお、オンライン講座は周囲の雑音で気が散りがちなので、イヤホンがあったほうがいいなと感じます。
カルチャーセンターのメリット
- 学びを習慣づけられる
- 同じ趣味の友達ができるかも?
- オンラインなら好きな時に学べる
- 初心者っぽい質問がしやすい
カルチャーセンターの授業は、毎週〇曜日、などといったように、定期的に設定されている場合が多いです。
自制心が弱くて、誘惑に負けてインプットをさぼってしまいがちな人も、曜日と時間が決まっていることで、半ば強制的に学びに意識を向けることができます。
土日開講の講座やオンラインの講座もあるので、平日は時間が取れない人でも、ある程度講座を自由に選択できます。
少人数の講座だと、友達も作りやすいかもしれません。新しいコミュニケーションが広がるかも。
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カルチャーセンターにかかる費用はいくらくらい?
入会金+授業料が必要だと思ったほうがいいです。
カルチャーセンターの受講には、初めに入会金が必要になる場合が多いです。
それに加えて、授業料が1回だいたい¥2000~4000くらい必要です。
全6回、などの複数回の場合、その回数分の授業料が必要です。また、材料を向こうで用意してもらう授業などでは、授業料1回の額が、もう少し高価になるケースもあります。
入会金+授業料を先払いする場合がほとんどかと思います。
トータルでいくらかかるか、その投資に対して、元が取れそう(満足できそう)か、そのあたりを調べてから申し込みましょう。
入会金は、¥500~5500くらいと施設によってまちまちです。
学生や高齢者など特定の条件を満たすと、割引があるカルチャーセンターもあるので詳しくは各HPをチェックしてみてください。
有名なカルチャーセンターの例(ほかにもたくさんあります)
全国展開しているカルチャーセンターのほか、その地方だけのカルチャーセンターもあります。
「自分の住んでいる地域+カルチャーセンター」で検索してみましょう。
講座内容や受講料と相談して、自分の行きたいところを決めると良いかと思います。
申し出れば、授業を見学させてくれるカルチャーセンターもあります。
まとめ
カルチャーセンターはネタの宝庫。
時間が取れるなら受講もおすすめ。
紹介したカルチャーセンターのほか、地方限定のカルチャーセンターも結構あるので、自分の近くの施設を探してみると良いかと思います。
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