受賞後の第1作目や、webでの連載小説でヒットした後の次回作。
そこまで大きな成功でないにしても、ちょっと好評を得たあとで発表する作品は、周囲の期待値が高く感じられてプレッシャー。
そんなことを感じるときはありませんか?
この記事では、そんな創作上のプレッシャーに折れてしまわないようにするには、どうしたらいいのか、紹介していきます。
この記事書いてる人は公募入賞数が100以上あるので、受賞後の1作目のプレッシャーなどについて、こういうことを気を付けている、みたいなことを、以下、書いています。
エゴサしない

エゴサとはエゴサーチの略です。
ざっくりいうと、自分(や所属しているコミュニティなど)のことをインターネットで検索することです。
エゴサをすると、自分への客観的な評価がわかり便利ですが、プレッシャーにつぶされそうな時にあえてする必要はありません。
エゴサをすると、忌憚ない意見や悪意に近いものに触れてしまう場合があり、それで深く傷つくこともあります。
また、エゴサしても何も出てこないケースも、それはそれで傷つきます。
プレッシャーを感じているときは心が繊細になっているので、神経を刺激するような行為は控えましょう。
なるべく心に波風を立てない環境を、自分で整えてあげることが大事です。
全ての期待に応えようとしない
人にはキャパシティがあります。
ファン全員の要求や意見を満たした作品を作ることは不可能です。
それにそういう方向を、自分の一番大事にしたいことが揺らぎがちです。
あなたの世界観を見たくてファンは来ていると思うので、あまりファンの要求に寄せすぎると個性が失われます。
一見傲慢ですが、自分の作品をより深められると思うアドバイスや要求だけを受け取っていくのも、メンタルや作品を守る上で欠かせません。
もらった感想や反応へのすべてにお礼をするのも、人気が出てくると対応が難しいケースが多いです。
お礼まわりをしていて作品が作れないのでは、ファンにも自分にもよくありません。
ありきたりな言葉ですが、次回作のクオリティを上げることを最優先に考えたほうがよいかと思います。
その結果、一部のファンを失うことになっても、それは仕方ないことではないでしょうか。すべての人が満足する対応術などないからです。
創作での成功は運要素が大きいことを理解する
ちょっと創作活動したことがある人は知っているかと思うのですが、スポーツや学問に比べて、創作は、努力や勉強がそのまま成功に転換されにくく、かなり運要素の比重が大きいですよね。
自分なりに完璧な創作をしたとしても、それが脚光を浴びたり賞を取ったりするかどうかは、コントロールすることができません。
コントロールできないことについて時間を割くな、ということは、ビジネス本でもよく言われるセオリーです。例えば名著と言われているビジネス本『7つの習慣』にも載っています。
『7つの習慣』の原著は難しく、脱落者が多いので、こっちの児童向けを貼り付けておきます。
・『13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン』
人生を切り開くには、具体的にどういう行動とマインドでいたらいいのか、ということについて、児童向けにわかりやすく書かれています。
成功するために積み上げるべき7つの習慣が、図解されてカラーで書かれています。
「この本は、人生において成功するには?」という解説本なのですが、創作勢としてどういう風になりたいのか、ということに置き換えてみると、具体的な目標みたいなものが定まりやすいかなという本。
創作での成功は運の要素がかなり強いです。
そのため、成功をイメージして瞑想したり、成功経験者の本を読むといったような、通常有効とされる方法では、創作に関わるプレッシャーについては、対応しにくい場合もままあります。
ましてや運を味方につけるのは、意図的にしようと思ってできるわけではないですよね。
はじめからできもしないことを期待していると思えば、多少、気が楽ではないでしょうか。
それじゃあこの記事読んでもなんにも意味ねえよ。と感じると思うので、ひとつだけ大事そうなことを書きます。
体を鍛えることや健康維持のための運動はおすすめです。
体の状態はメンタルに直結しやすいからです。
精神の健康によって、得られる人脈も変わってきます。
人脈はチャンスを呼び込むので、そういう点において、体を鍛えることは、運を引き寄せるといってもいいのかもしれません。
また、創作で締め切りに追われて修羅場になった時にも、体力があると乗り越えやすいのは言うまでもないですよね。
最近はゲームで手軽にフィットネスができたりしますし、
市民講座にも、わりとたくさん運動の講座があったりするので、そういうのに行ってみるのもいいかも↓
日光を浴びる
日光はセロトニンの生成に影響します。
セロトニンは脳内の神経伝達物質で、不安やストレスを軽くし、精神を安定させる効果があるそうです。日光浴は、うつ症状を改善するとも言われています。
また、適度な日光を浴びることで、ビタミンDが形成されます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けて、骨を強化するなどのメリットがあります。ストレスで歯が弱くなるなどの話はよく聞くので、健康な創作活動のために、日光を浴びるのはおススメです。
日照量が減る冬場は特に気分が落ち込みやすくなったりするので、日光を積極的に浴びてみましょう。
日光を浴びるついでに旅行に行くのもよいかもしれません。
人はそこまであなたを見ていない
受賞後第1作だから。人気が出た連載のあとの次回作だから。
そういうのを気にしているのは案外、自分だけかもしれません。
なぜなら、他人にとってあなたの作品は、世界にいっぱいあるコンテンツのひとつにすぎないからです。
期待されていると思い込みすぎるのもまた、メンタルを無用に追い込んでしまう原因になります。
創作者のためのお悩み相談本である、『オタクのたのしい創作論』には、炎上するにも才能がいる、と書かれています。
この、『オタクのたのしい創作論』にはその他数々の、こじらせたお悩みが載っているので(二次)創作勢にとって共感がすごい本です。
軽い読み心地でヘビーなことが書いてあるので、そういうの好きな人におすすめ。
思い込みに縛られすぎず、思い切って行動してみてもいいかもしれません。
あなたが成功にする前からそばにいてくれた人を大事にする
受賞したり、作品がヒットしたりすると、自然と人が寄ってきます。
そういう人脈もありがたいものではあるのですが、そういう方は、あなた自身というよりは、あなたに付随している受賞やヒット作といったものに価値を置いている場合も多いです。
あなたが成功する前からそばにいて、交流してくれている人のことを大切にしましょう。
そういう人は身内と言っていいですし、あなた自身の良さや、本質に近い部分を理解して、共感してくれている場合も多いです。
プレッシャーに押しつぶされそうな時、自分の原点に立ち戻ることができるかもしれません。
まとめ
プレッシャーを感じる心をなくすのは難しいですが、プレッシャーは、自身の思い込みによるところが大きいので、自分がどう感じているかを客観視するのが大事。
フィジカル面を鍛えるのもおすすめ。
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