創作していると、〆切は、避けて通れないことも多いですよね。
コンテストの〆切に間に合わない。イベントの入稿日に間に合わない。
いろいろな切羽詰まった修羅場のケースがあるかと思います。
これまで仕事の〆切を破ったことのないサメダが、何としてでも〆切に間に合わせる具体的方法について説明してみました。
〆切ギリギリ勢の何らかのお役に立てたら幸いです。
実際かかりそうな作業時間の2.5倍ほどの余裕を確保しておく
こんなことはみんな知ってて生きてると思うのですが、そもそも組んだスケジュールに無理があるので、〆切が厳しくなります。
創作作業に取り掛かる前に、
その作業を必死にこなして完成する時間×2.5倍くらいを所要時間として設定し、そこから逆算してスケジュールを組んでみてください。
創作作業はいろいろな要因で中断されがちです。
毎日必死に作業できるわけでもありません。
「これはちょっと先のこと過ぎるんじゃないの?」あるいは、「これだけ余裕を取って出来なかったら人としてどうかしている」くらいの大幅な余裕をもって締め切り日を設定しておくのが大事です。
それでもなぜかギリギリになったりしますので。
もしクライアントワークの場合は、締切日を提示された時点で厳しいと思ったら即、納期の延長を相談したほうがベターです。
日が過ぎるごとに、納期の延長は言い出しにくくなるものなので、初めの契約時に、納期については相談しておいた方がお互いにとって安心です。
締め切りまでどのくらいあるかは、メンタルにもかかわってきます。余裕があるとそれだけリラックスしやすく、創作のアイデアもわいてきやすいです。
おなかいっぱいまで食べない
食事をすると、眠くなりやすいです。
脳よりも消化のほうへエネルギーが向けられるのと、食べ物を摂取したことによって血糖値があがるからです。
ましてや満腹まで食べてしまうと、眠さも上がってしまいます。眠くなると作業ができなくなるので、なるべく眠くなる状況を避けていきましょう。
早食いも血糖値を上げてしまいやすいのでNGです。
〆切に追われているときは、
・8割くらいで食事をセーブしておく
・ゆっくり噛んで食べる
・血糖値が急激に上がりにくいような食物を食べる
のがコツです。
血糖値が上がりにくいものとしては以下のような食品があります。
- タンパク質(魚、脂肪分の少ない肉、大豆など)
- ナッツ類
- 食物繊維(海藻や野菜、雑穀など)
- キノコ類
逆に炭水化物(パン、米、芋など)は血糖値を上げやすいので注意。
低GI、高GIなどで検索すると、血糖値を上げやすい食品について調べることができますので興味があればやってみてください。
なお、血糖値が上がるからと言って食事を抜くと、逆に血糖値が下がりすぎると倒れてしまったりするケースもあるので、ほどほどに飲食の時間を確保しながら作業すること大事です。
食事できないほど忙しい場合は、ひとまず飴などを口に入れて血糖値を確保しておきましょう。
お酒を飲まない
お酒を飲むと脳の視床下部(睡眠と覚醒をつかさどる部分)に影響したり、血糖値が落ちたりして、眠気を感じやすくなります。
お酒を飲むとどうしても体が休みたくなる方向になってしまうので、締め切り直前には避けたほうがよいかと思います。
アルコールを取ると気分が上がるので創作に向いている、という李白みたいな人もいるかもしれませんが、基本的に、アルコールは注意力も散漫にさせるので、飲酒しながら創作すると、成果物のクオリティが期待しにくいです。
また、お酒には利尿作用があるので、締め切りに追われている上に、何度もトイレに行くことになると、時間がもったいないです。
カフェインはほどほどに
カフェインが入ったコーヒーやお茶は、覚醒効果があるので一時的には頭がさえるのですが、連日の修羅場でカフェインを摂取していると、胃腸の弱い人はおなかの調子が悪くなりがちです。
またカフェインにも利尿作用があるので、トイレに行く率が高くなってしまいがちで時間をロスします。
代替物としては、ノンカフェインのお茶か白湯がおすすめです。
例えばルイボスティーとか。コーヒーや紅茶でも、カフェイン抜きのものがあったりするので、そういうものを選んでみてください。
水分は、夏でも暖かい方がおすすめです。
体を温めるだけでも代謝が上がり、活動しやすくなります。
部屋の温度を高く設定しすぎない
特に冬についてなのですが、暖房の温度を高く設定しすぎると、脳の働きが低下し、眠気に襲われがちです。こたつも同様です。
室温の設定は上げすぎないように注意しましょう。
寒い場合は厚着して対策するのがおすすめです。
そのさいは、頭より足を温めることを心掛けてみてください。足を温めるのは、頭を温めるよりは眠くなりにくいです。
部屋を定期的に換気する
二酸化炭素濃度が高くなると、頭の働きが鈍くなりがちです。
自分ひとりしか部屋にいないから、そんなに濃度は高くならないだろうと思ったりするかもしれませんが、意外と締め切った部屋は二酸化炭素濃度が上がりがちです。
こういう濃度計も売っているので、気になる人は設置してみては。
眠るときも、部屋を閉め切るのではなく、ちょっと開けておくと、二酸化炭素濃度が高くなりにくく、目覚めがいいよくなる傾向があるのだそうです。
頭がぼうっとしないように、数時間おきに外気を取り入れて換気するのがおすすめです。
二酸化炭素濃度の低下には、空気を攪拌するだけでも多少効果があるみたいなので、サーキュレーターを導入するのもいいかもしれません。
サーキュレーターとは、扇風機に似た形ですが、空気を循環させることに特化した家電です。
入浴は、湯船につかる
〆切に追い詰められてくると、どうしても生活が雑になりがちです。ある程度しかたないですよね。
それでもあえてやってみて欲しいのが、お風呂です。
面倒でも、シャワーよりも湯船につかることをおすすめします。
湯船につかることで体を温めやすく、温めると新陳代謝が活発になります。
新陳代謝により、疲労回復やリラックス効果が期待しやすいです。エッセンシャルオイルや入浴剤でさらにリラックス効果を高めるのもよいかと思います。
おすすめは高濃度炭酸の入浴剤です。
清潔であることは、地味にメンタルに関わってくるので、忙しい時ほど、自分の手入れに気を使ってあげてください。
創作作業をいったん中止して入浴することで、休息も得られます。
〆切で時間が惜しいとは思いますが、定期的に休息を入れることで、逆に作業効率が上がったりもします。
気分転換も兼ねて入浴してみてはいかがでしょうか。
まとめ
食べすぎ禁物。眠くなる。カフェインと酒も避けたほうがベター。とにかく、一日のうちで、頭を働かせていられる時間を少しでも伸ばすことが、〆切を守るコツ。
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