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【具体例とともに紹介】積み本、積読を減らす方法

積み本を消化する方法記事 創作全般

本を買ったものの、時間や気力がなくて全然読めない……

気付けば、読んでない本(積み本、積読)が部屋にとんでもなく積み重なっていた、なんてことありませんか? 

さすがにちょっと減らしたほうがいいかも?

と思った人のために、以下、積み本を効果的に減らす方法を考えてみました。

【最重要】まず、どんな本がどれだけあるのかを把握

積み本消化を、整理整頓ととらえてみましょう。

整理整頓で最優先に行うのは、自分の積読の総量と種類を把握することです。

何らかの方法で、タイトルなどを書き出して在庫を管理するのがおすすめです。

手書き、word、excelなどもでもOKですが、積み本管理にはちょうどいいweb上のサービスが用意されているので、それを使うのがおすすめです。

おすすめサービス例

この2つは有名なので、ご存じの方も多いかもしれません。

自分の読んでいる本、読んだ本を、表紙画像のビジュアル込みで管理できます。

また読んだページ数などもチェックしやすいので、デジタルで読書管理したい人は使って損はないかなという印象です。

究極の不精は、ログインすらも面倒だったりもするのですが、そこは各自で何とか乗り越えて下さい。


積み本の総量を把握したら、読書の環境を作る

本は自分が読もうと思わないと読めないですよね。意欲と意志力の問題です。

これが削がれた状態が「積み本」という状況なので、なるべく意志力と意欲を高める環境設定を行います。

具体例としては、

  1. 買ってきたらすぐに読書しやすくしておく
  2. 見える収納を心がける
  3. あちこちに本を置いておく
  4. 読書時間を設定する

この4つです。

1つずつ見ていきます。

買ってきたらすぐに読書しやすくしておく

買った本に対して、すぐ行って欲しいことは以下です。

  • 買ってきたらすぐ袋から出す
  • シュリンクがついている場合は外す
  • ブックカバーは家では外す

シュリンクというのは、漫画本などによくぴっちりと巻いてある透明なビニールのことです。

あれがついていると、すぐ読めないですよね。

ブックカバーも、家では外したほうが、読みたいときにその本を探す手間が省けます。

ブックカバーがついていてもわかる、と思うかもしれないのですが、人は時がたつと驚くほど忘れるので、「カバーがかかってるけど何の本だったか思い出せない」本が、時間経過とともにどんどん増えていき、読書が億劫になっていきます。

少しでも読書を開始する上でめんどくさいなと思えることは、初めに減らしておいた方が、読書する段階にストレスなく進みやすくなります

見える収納を心がける

整理整頓の本には、大抵こう書いてあります。

「内容物が見える収納をしましょう」

これは一定の真理です。

今回は積み本を減らすことがミッションなので、インテリアのように周囲に調和するような隠す収納や、綺麗な収納を考えてはいけません

積み本を視界から消してしまうと、読むこと自体を忘れてしまいがちです。

積み本が、常にどれだけあるのか、一見してわかる状況にしておきます。

そうじゃないと、読んでない本が家に積み重なっているという現実から逃避し、また本を買ってきてしまいがちだからです。

ブックカバーは、家ではしないほうがよいです。

ブックカバーがされていると、それが何の本なのか、わかりにくくなるからです。隠す収納と同じ効果があるんですよね。

見えないものって、存在しないのと同じなので、積み本の消化スケジュールの意識に入れにくくなってしまいがちです。

しばしば視界に入る位置に、積み本か、積み本リストがある状況に、部屋をレイアウトしていくのが大事。

・(収納例)例えばこういう透明なボックスに入れておくと、内容物が見やすいです。

半透明は結局、中身が見えないので、よく見えるクリアタイプがおすすめ。↓

収納アイデアに困っている人向け本

『建築知識2025年8月号』

その名の通り建築の専門誌です。

この号は、「本と生きる空間」がテーマ。目次は以下です。

  • 1章 大量の本を保管する
  • 2章 狭い空間を最大限活用する
  • 3章 没頭できる空間を演出する
  • 4章 気分で選べる読書空間をつくる
  • 5章 蔵書をシェアする
  • 6章 新たな本と出合う場をつくる

かなりガチ目に、読書空間について書いてあるので、収納に迷った時、DIYしてみたいときなど、アイデアが浮かびやすいかも↓



本はあちこちに置いておく

本は家の中のあちこちに置いておいた方が良いかと思います。

おすすめの置き場は以下です

  • 家の中の自分の定位置に置く
  • 外出用鞄に一冊入れておく(中古本がおすすめ)

家の中の自分の定位置に置く

部屋の中って、使う場所や、座る場所が決まっていたりしますよね。

その、自分の定位置から、手の届く範囲に置いておくのがコツです。

こうすることで、本に手を伸ばしやすい状況を作ることができます。

とはいえどこに置いたらいいんだよ、と思うかもしれないので具体的に書くと、「そこで長い時間を過ごす場所」に置くのがおすすめです。

例えば、居間の定位置、寝室、トイレ、水濡れを気にしない人なら、浴室など。

外出用鞄に一冊入れておく(中古本がおすすめ)

また、外出用かばんにも、常に1冊入れておくのがおすすめです。1冊で十分です。

サメダ
サメダ

読書している姿は、スマホを使っているよりなんだか知的に見えそう、というお得感もあります。

なお、持ち歩くとどうしても折れたり曲がったりと本に傷がつきやすいです。

そのため、気さくに読めるコンパクトな文庫本(中古)などが、お出かけ用本に向いています。

ブックカバーをしても、ページが折れたり、何かのはずみで濡れたりしやすいので、貴重で大事な本は、家で読むのがベター。




読書時間を設定する

初めに書くと、そんなことはできないから積み本になってるんだと思います。

そう書くと話が終わりなので、定期的な読書習慣を身に着けたいときの具体例として2つ紹介します。

  1. ご褒美を出す
  2. 締切を用意する

自分にごほうびを出す

一日の中で読書時間を作って、それが達成できたら自分にご褒美を出します

内容はなんでもいいです。

カレンダーにシールを張るとか、甘い物を食べるなど、自分に合う方法で自分をほめてあげてください

自分にご褒美を出すと決めたら、絶対に守ってください。

自分との約束を守ることの積み重ねが、自分を信頼することに繋がります。

自分への信頼は、自尊心を高めます。

自尊心の高まりは、自制心の高まりです。

サメダ
サメダ

迂遠な話なのですが、自制心を高めることにより、積み本が山になる前に購入を控えられます

〆切を用意する

コンテスト・公募に参戦する人向けの積み本減らし方法は、締め切りを用意することです。

公募勢の中には、資料として本を買う場合も多いかと思います。

以下は、そういう資料関係積み本を減らす方法です。

  • その資料本を使って作る作品(小説・絵など)を、どこの公募に出すか決める
  • 後に引けないように、公募仲間にSNSなどで周囲に告知
  • 〆切を守って応募する

こうすると、必然的に、期日までに資料の読み込みをしないといけない状況になります。

自分を追い込むことで、たまった資料本を消化しやすいマインドに繋がりやすいです。


途中まで読んで、この本合わないなと思ったら

自分がよさそうだな、と思って本を買うわけですが、ページをめくっていくうちに、思っていたのと違う、読み進めるのがつらい、と感じられてくる本もありますよね。

買ったものなので、もったいないから最後まで読もう、と思う人もいるかと思いますが、個人的にはおすすめしません

合わない本も最後まで読まないといけない。という考えは、どんな人とでも平等に、深く付き合わねば、と言っているのと同じことで、最初から無理があります

合う合わない、っていうのは、本にも絶対にある。

合わない人に時間を割くのってつらいですよね。本も同じです。

時間は有限ですし、特に、いまこの記事を読みに来ている人は、たぶん積み本を減らしたいと考えているわけなので、合わない本は途中でも、やめて手放しましょう

続きが気になるなら、ネタバレサイトを見てすませばいいかと思います。

アニメ・映画などにメディアミックスしているなら、それを観たほうが消化が早いです。というか、そもそも自分に合わない作品は、自分にとって満足の行くオチであるとは考えにくいです。

途中で読書を投げ出すことに、罪悪感を感じなくて大丈夫です。

あなたの合わなくて投げた本は、他の誰かに十分愛されているから出版に至ったわけなので、あなたが投げ出そうと、どこかで上手くやっていきます。

合わないものに時間を割くよりは、新しい、自分を楽しませてくれる本に新しくチャレンジしたほうが、有意義ですし、積み本消化もはかどります。





どうしても積み本を減らせない人へ

読まなくても死なない

読まないから死ぬ、というほど重要性のある本は、この世にたぶんありません。

積み本を貯めておいたって実害はほとんどありません。

あるとしたら収納問題です。

何年も積み本にしてある本は、たぶん、深層心理で、読みたくないと思っているんじゃないでしょうか。

それをいつか読まないと、とずっと考えていることは、ストレスでしかありません

自分にストレスを与えるものをずっと置いておいても、使えるスペースと精神を圧迫するだけなので、いったん手放すことも考えてみましょう。

どうしても必要なら、またそのとき考えればいいですし、そういう本はめったにないんじゃないでしょうか。


積み上がった未読本=幸せととらえる

積み本の山を作ってしまう人は、おそらくその山を見るだけで幸せなので、そもそも減らさなくていいです。

詰み上がったその幸せを感じましょう。

減らせないという現実を受け入れ、日々を過ごしていきましょう。

積み本が生きているうちに消化できなくても、誰かに罰せられることはありません。あなたの死後、整理する人がちょっと大変なだけです。

積み本があるからと言ってそれほど気に病むこともありません。


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積み本は増えていくと思うのでサメダおすすめ本を紹介↓


まとめ

積み本を減らしたい場合、積み本の全体量を把握。

その後、読んでない本の存在が、視界と意識に入りやすくし続ける環境設定にするのがコツ。

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