公募勢をしていると、こういうことはありませんか?
送りたい公募がたくさんあり、しかも締切日が同時期に集中している。
こういう時どうしたらいいのかについて、公募勢のサメダ(公募歴10年超)が書いてみました。
まず落ち着く
とりあえず、風呂に入るか食事をするか2時間くらい寝るかして、一息ついてください。
落ち着いてみると、いま、いかに無理なスケジュールで臨んでいるかわかるかと思います。忙しくしているとそういうことも忘れてしまいがちですよね。
でも、自分のキャパシティを超えたことはできないものです。
切り捨てるものを決めましょう。
絶対送る公募と無理めな公募に緊急仕分け

おそらく全部に応募することはできないので、優先度の順位をつけて、上位のものからこなします。
ここで大事なのは、この優先順位決めを、とにかく速やかに行うことです。これは緊急度が高いタスクです。
こんな記事を見に来ている時点であなたは、わりと公募スケジュールが切羽詰まっているのではないかと思います。
絶対送る公募と無理めな公募を急いで仕分けしてください。
そうすることで、絶対送る公募に割ける時間が増えて、公募作品のクオリティが上がります。
優先順位のつけ方
以下は、公募においての優先順位のつけ方の一例です。
応募先の優先順位をつけるには、あなたが公募に何を一番求めているかを考えてみてください。
フィードバック(講評)が欲しい場合
- 個別講評をもらえる賞への応募を優先
- 下位選考の通過で講評をくれる賞だとなお◎
- 同じ選考段階で講評をくれる場合は、フィードバックが早い賞を優先
フィードバックが早い賞をおすすめするのは、それだけ次の対策が早く取れるからです。
ただ、この賞のフィードバックが欲しい、と具体的なものがある人はそちらを優先させます。
受賞を目指す場合
- 応募数が少ない賞を優先
- 今年初開催の賞は避ける
- 作家デビューしたい人は書籍化確定賞に注力
応募数が少ない賞は、何らかの応募しにくい条件がある場合が多いです。
そのため、応募は簡単でないかもしれません。ただ、競争率は下がります。
応募ハードルをクリアできそうなら、応募難易度の高い賞も狙い目です。
また、受賞を目指す場合、その年に初開催となる賞への応募は避けたほうがいいかもしれないと、個人的には思います。
特に新規賞かつ大手のものは、応募数が、期待感からとても多くなりがちです。そのため、競争倍率の点から言ってもおすすめしにくいです。
新規賞に応募する気持ちはおそらく、不満の多かった王朝が倒れ、新たに興った王朝が何か生活を良くしてくれるだろうと期待し初めは支持するのと同じではないかと思うのですが、新王朝も同じように税を取りますよね。そういうのと似ているかなと思います。
つまり、新レーベルやその募集が立ち上がったからと言って、必ずしもこれまでの売れ線市場から大きく外れたものが採用されるとは、あまり期待しすぎないほうがいいです。
本命の応募先への作品を仕上げて、さらに余力があれば新規賞に、くらいの応募姿勢にしていおいたほうが、落胆が少ないかなと個人的には思います。
どういう優先順位をつけるときも共通している注意点
〆切ギリギリに賞の存在に気付いて、あわてて応募すると後でミスが発覚しがちです。
なるべく締切日まで余裕がない賞に応募するのは避け、スケジュール管理しやすい、余裕がある賞を狙うのがおすすめです。
全部〆切に間に合わせたい人は
そうは言っても、「私は送ると決めた賞には何が何でも全部送るのだ」という公募勢もいると思います。
そういう野心家にはこの記事がありますので読んでみてください。
多少の役には立つかも。
公募は仕事じゃないので、あまり無理すぎないでくださいね。
公募で体を壊しても、誰も褒めてくれないので。
まとめ
スケジュールが重なった時には早い段階で取捨選択をすることが大事。
公募における優先順位のつけ方は、その公募に自分が何を求めているかをまず考えてみて。
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