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【世界観づくりができない人に有効】世界遺産は創作ネタの宝庫

世界遺産は創作ヒントに満ちている記事 創作全般

創作していて、世界観がうまく作り出せないなあ、という悩みがあったりしませんか?

世界観を作るには、文系理系を横断した、幅広い分野の知識が必要なので、1から作るのはなかなか難しいものです。

そこで、すでに出来上がっている伝統や文化、地形や植生などを参考にしてみると、世界観構築がスムーズに行きやすいです。

とはいえ、世界遺産を学ぶと言っても、じゃあ具体的に、何を参考にするといいのか? というと、

世界遺産検定の勉強内容がけっこう役に立つよ

というのがこの記事の内容です。

世界遺産検定がどう創作の役に立つか、世界遺産検定はいくらくらいかかるものか、などについて、以下、詳しく見てきます。

ちなみにこれを書いた人は、2級を1発合格しています。

世界遺産検定とは

2006年に開始された、NPO法人 世界遺産アカデミーが主催する検定。

世界遺産検定公式HPによれば、「人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定」だそうです。


世界遺産検定が創作勢に何の役に立つのか

世界遺産検定で学べることは、世界の成り立ちやその発展です。

そのため、世界遺産検定をする際に覚えることは、世界各地の文化、歴史、風土、などについてです。

この気候で暮らす人たちはどのような家に住み、いかなる服を着て、何を交易することによって文化を発展させてきたのか。ですとか、地球上の不思議な景観の成り立ちなどを知ることは、世界観を練る時に、必ずヒントになります

自分の中の知識だけでは作り出せないアイデアや気づきが得られるので、それが、あなたの作る物語に、リアルな厚みや具体性を出すのに役に立ちます。

自分の気になった地域の世界遺産を重点的に調べてもいいですし、ひとつの世界遺産を深掘りして考えてみるのもよいかと思います。

写真集だとこういうのがあります↓


「創作に役立ちそうな場所」記事はこちら↓




世界遺産検定の受験時注意点

級の種類

1~4級と、マイスターがあります。

合格するとそれぞれのデザインの認定証がもらえます。

この認定証を提示すると、日本各地の一部世界遺産関連施設などにおいて、料金の割引や記念品が贈呈されるなどの優遇が受けられるメリットがあります。



世界遺産検定に必要な予算

受験料+テキスト代が最低かかります

受験料は2025年現在以下の通りです(公式HPより)。

実施級受検料(公開会場試験)受検料(CBT試験)
マイスター20,400円CBTでは実施なし
1級10,900円11,800円
1級リスタ5,000円5,700円
準1級7,600円8,500円
2級6,500円7,300円
3級5,400円6,200円
4級3,800円4,600円

過去問集を買うのはお好みで、という感じですが、公式テキストは買ったほうがいいです。

公式テキストから問題が出題される場合が多いので、ここの出費はケチらないほうがいいかと思います。

情報が毎年新しくなるのと、その新しい部分から問題が出がちなので、テキストは最新版を買うのをおすすめします。



受験方法は2種類

受験方法は2種類あります。

  • 公開会場での受験
  • CBT試験での受験

どちらかを選ぶことができます。


公開会場での受験とCBT試験での受験どっちがいいか

公開会場受験メリットデメリット 

公開会場で受験するメリット
  • 受験費用がCBT試験より安い  
  • 試験問題を持ち帰れる

試験問題を持ち帰れるのが何と言っても嬉しい点です。どんな問題を間違えたか、など気になった時に、見返せるのが安心感があります。

デメリットは会場と日時が指定されているので、最寄りの会場が遠かったり、日時の都合が悪かったりすると、やや不便な点です。

また、試験結果が当日わからない点も人によってはストレスかも。

CBT試験受験メリットデメリット 

CBT試験で受験するメリット
  • 期間内なら試験日時を自由に選べる(テストセンターが開いていれば)
  • 2~4級は試験終了後、その場で合否がわかる

試験終了と同時に合否がわかる点は、いきなり緊張を強いられるのですが、待たされないですむ分、ありがたかったです。

デメリットは、公開会場で受けるより、受験費用が1割程度高い点です。

ただ日時指定の便利さを買っているので、割増料金はやむなしかなと思います。

また、試験問題を持ち帰れない点は地味に不便です。「絶対受かるので今後その級の勉強をしない」という自信がある人は、CBT試験が向いているかと思います。


何級から受けるのがおすすめ?

個人的に、おすすめは2級です。

というのも、いきなり受験できるのは4,3,2級のみだからです。

1級、準1級の受験をするためには、2級を取得している必要があります。逆に言えば2級を取りさえすれば、4,3級を受験する必要はなくなります。

そういうわけでいきなり2級狙いをするのが、無駄がないかなと思います。

2級は4択で、問題数は60問。制限時間は60分です。

世界史、日本史、地理を高校などでがっつり勉強済みの人は、その知識が使える問題が多いので、2級から受けてもわりとスムーズかなという印象。

高校レベルの社会科の勉強がある程度記憶に残っている人なら、テキストを2周+過去問2周くらいすれば、合格ラインに達するかなと思います。勉強時間は1か月くらいあれば十分かなと思います。

一方、地理の知識に疎い人は、けっこう苦戦すると思うので、もうちょっと勉強時間を取っておくのが安心です。

世界遺産検定2級を受けた印象では、世界史<日本史=地理くらいの優先順位なので、わりと地理知識が大事かと思います。

テキストには、地図つきの世界遺産と、国名だけが載っている遺産があるので、国名のみ掲載の遺産は、世界地図と見比べながら覚えると、より万全と思います。


2級合格に役に立った知識

この記事を書いている人が、2級を合格するのに役に立ったと感じている知識は以下です。

  • 合格ラインは60点以上だということ
  • 公式テキストの「世界遺産の基礎知識」のページを丸暗記する
  • 公式テキストの「日本の遺産」のページを丸暗記する
  • 日本地理と中学レベルの日本史知識
  • ヨーロッパ建築の歴史と各様式の特徴
  • 今年と去年の世界遺産委員会開催地と登録遺産をしらべる

あとは世界遺産検定公式のXがあるのでそれをフォローしておくと知識が流れてきてありがたいです。ときどき4択問題なども流してくれるので、勉強になります。

解説動画を見るのも、ビジュアルで覚えられるので役に立ちました。

日本の遺産は覚える量が少なめなわりに、出題率が高めに設定されています。ここを集中的に覚えました。

「世界の文化遺産」の部分は、覚える量が多いので、正直、付け焼刃ではどうにもならない部分があります。ある程度テキストの赤字部分を押さえておくくらいにして切り上げました。

こういう言い方をすると不謹慎かもしれないのですが、「2級の合格ラインは60点以上」なので、それは40点は落としてもいいということであり、わりとミスが許されそうだからです。



まとめ

世界遺産を学ぶと、創作の世界観づくりのヒントになることが多い。

ついでに世界遺産検定も受けておくと履歴書にも書けそう。高校生以上だと、世界遺産検定を受けるなら2級からの受験が無駄がないかも。

ほかにもある、「創作に役立ちそうな資格」記事はこちら↓

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