・なんで小説賞が取れないんだろう、けっこう身内での評価は高いのに、と感じる人
・身内だけじゃない読者をもっと増やしたい人
web小説投稿を始めたばかりだと、わからないことが多くて、不安もありますよね。
このシリーズでは、数年前までweb小説初心者だった著者が、こんなことでつまづいたので、気を付けたらいいかもよ、という内容を、小説投稿サイト初心者向けに書いています。
今回の小説投稿サイトビギナー生存戦略は、
「身内の称賛には感謝しつつも冷静でいよう」
です。
以下、どういうことなのか理由を書いていきます。
身内の称賛には感謝しつつも冷静でいよう
Webで小説を上げていると、しぜんと、気の合うユーザーさんと交流するようになってきますよね。自分の作品を褒めてくれる時もあります。嬉しいですよね。
著者も、ノー人脈から小説投稿サイトにアカウントを取ってみて、交流ユーザーさんたちのやさしさに、何度心励まされたか知れません。
それだけに、ここで注意したいことがあります。
Webで交流している友達(=身内)というのは、基本的に、あなたの作品に対して、良いことしか書きません。
ちょっと考えても見てください。あなたと友達でいたいのに、あえて悪く書いて揉めたいわけがありません。
良いところを褒めてくれますし、こちらだって言葉を尽くして褒めます。そこにいいとか悪いとかはなくて、人間関係ってそういう部分があるという話です。
身内による賞賛に浸かっているのは、とても心地が良いです。しかし、新規読者を増やしたいと考える場合、客観性を忘れてしまうのは危険です。
自分の小説がどのくらいのレベルにあるのかは、冷静に把握しておいたほうがいい
実力と発言が乖離していると、痛いやつだと思われるかもしれません。
また、はるかにレベルの違う人に対して、「私の方がスゴイのに」と勘違いの嫉妬をしてしまう、という無駄な労力を省けます。
自分で自分の暴走を止められる冷静さがないと、黒歴史的創作に突き進んでしまう可能性も否めません。
じゃあどうやって実力を知るのか?
と言えば、小説投稿サイト内のランキングや評価数を冷静に受け止める、というのも役に立ちますし、もっとよい方法があります。
コンテストに参加する
コンテストに参加する!
これがイチオシです。これほど客観的に自分の実力を測る方法はありません。
各小説投稿サイトでは、頻繁にコンテストを行っているので、それに参加してみましょう。なおこの場合、選考途中で読者投票がある、SNSフォロワー数がものをいうコンテストは外したほうがいいです。
おすすめは、短編コンテストです。短編なら制作時間もさほどかかりませんし、コンテスト開催頻度も長編より多い気がします。ボツったら使いまわせばいいので、気軽に応募してみましょう。
おすすめのコンテスト(短編)
超・妄想コンテスト
小説投稿サイト・エブリスタが2週に1回のペースで新しいお題を出している、短編のコンテストです。
この賞は、読者投票がありません。
また、本棚数やスター数が振るわなくても、選考に恐らく影響がない賞です。
規定文字数は8000字まで。賞金枠は3つあり、大賞に入ると3万円が貰えます。さらに、賞に入ると、河出書房新社の『5分シリーズ』という書籍に掲載されるチャンスもあります。
・参考記事↓
(オレンジ文庫の)短編小説新人賞
オレンジ文庫の短編小説新人賞の規定文字数も、妄想コンテストと近いです。
・関連記事↓
コンテストに受賞すると、その作品に興味を持ってもらえるので、読みに来てくれる人も増える傾向にあります。
また、場合によっては賞金が入りますのでモチベーションが高まります。賞を取るメリットは、他にも、受賞をSNSでつぶやくとフォロワーが増えやすい、などの点もあります。
まとめ
・小説を褒められた時こそ冷静に
・短編コンテストは、実力チェックになるので、参加がおすすめ
このシリーズの次の記事は、「相手の小説の感想を書くことによって、自分の作品を読んでもらいやすくなる。じゃあ、その書き方のコツとは?」という内容です↓
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